ホツマツタヱ

資料中のホツマツタヱの表については、母音は、五輪塔の空、風、火、水、地と意味を共通していることを過去の「メシヤ講座」で説明したことがあります。その復習的になりますが説明を加えました。この母音の要素、働き、意味に対して「・」を加えることによって母音の音声がそれぞれ発します。つまり「・」が打たれることにより「あ、い、う、え、お」と鳴り出でることになります。

子音では、「○」に縦線が加わると「か」という音声が発します。要素である縦線は真っ二つに割る、区切る働きとなり、母音の要素に縦線が加わると「か行」となり、御教えでは『カ行、物を区切る働き、カ行音の人は几帳面です。』となっておりますので、一致します。

このように順々に照らし合わせていただきたいと思います。縦二本線は三等分、縦横十字の線は縦横に区切るという働きと縦横結ぶという働きがある、と言霊学上考えられています。

さらに「T」は上位の意思が垂れる働きを有し、その逆は上位の意思が下位に留まる、行き渡る働きがあります。加えて下意上達の働きおも考えられます。「Y」は集合の働きで、その逆は拡散の働きとされています。そして横一線は横に割る、横に区切る働きです。そして、「□」が回転して「・」が加わると「わ」となり、これは回転すると角が取れるから輪になり、御教えの『 ワ行、和、輪、柔らげる働きです。』に共通するところです。

このように言霊の働きとメシヤ様の御教え(下に引用)を照らし合わせた瞬間に、その意味するところがお判りになる部分があるのではないかと思います。

こうしたことを踏まえてこそ、ご参拝の際に「謹んで御神名を唱えさせていただく」という想念が確立でき、姿勢づくりもできるのです。かつて、「主神様の御神体では、その御存在が高く大き過ぎてしまうのでは・・・」と意見を寄せた役員もいましたが、そうした屁理屈を言う前に『⦿(す)』という意味を求め、意味を心得たならば、それに相応しい想念づくりに取り組むことこそ最重要事なのです。

言霊学の引用は、想念と信仰姿勢を高めるために教材としたことを重く受け止めていただきたいと思います。それでは下記に引用いたします。

次は御教え『御光話録』よりの引用です。

 “言霊学上ア行以下各行の働き、意味につき御教示を御願ひ致します。“ア行は天、火、霊の働きで、オ行は地の働きです。ウ行は中間。

ア行、基礎音、上の働き、例へばアタマ等。
カ行、物を区切る働き、カ行音の人は几帳面です。
サ行、天狗の音、サ行音の人は天狗で、云ひ出したら聞かない。
サ行音が二つの人は特にさうです。
タ行、物を強める働き。
ナ行、地の音、七の働き。
ハ行、開く、又火の働き、八。
マ行、女性音、オミナ等。
ヤ行、速度の働き。
ラ行、竜神の働き。
ワ行、和、輪、柔らげる働きです。

(御光話録 昭和二十三年十月十八日)

このホツマツタヱの表は、どこまでも解説者がまとめたもので、存在の事実は正しいのですが解釈の全てが正しいという立場にないことを明記しておかねばなりません。それは、御光話録にある御解説と一部食い違うところもあるからです。その点をご賢察の上で照らし合わせていただき、今後の学びの参考にしていただきたい、と思っております。

“それでは、この古代文字はどのように扱われていたか”ということが、各地でも話題になりました。当時の人々は薬毒の影響を受けていないので非常に記憶力がよく、記録のための文字を必要としなかった、と言われています。生まれてから死ぬまでの自らに関わる事象をすべて記憶していた、と言われます。しかし、皇室だけは各地の記録を残すために文字を使用し、その一つがホツマ文字であるのです。しかも、霊性の高さから、同じ文字の使用でも何を表わしていたかを察知できた、とされています。

記憶力について疑問を持つ人もいるかと思いますが、不肖私の祖父は、村の過去の行事について何年何月何日を全て記憶しており、他界するまで生きた記録簿としてあり続けました。そのことは絶対音階を有する才能と並べ併せて解すれば、類推できるのではないでしょうか。

話は戻りますが、教義を出発点として御教え編纂に基づく信仰形態の整備が不可欠であることを認識していただきたいのです。『文明の創造』の仕上げとは、その作業なのです。

こうした基礎を前提として持った上で『文明の創造』を拝読すると、より理解が深まると思われます。今回掲載の『既成文化の謬点(びゅうてん)』を拝読した時に、私達の培った信仰の概念がメシヤ様の御神意に沿っていることを確認できる箇所があります。3月の「メシヤ講座」では、その点をより深めて学び合いたいと考えています。

平成23年2月メシヤ講座より