信仰雑話 霊線に就いて

特に宗教家であるが、一宗の教祖、管長、教師等に至っては、多数の信徒から生神様の如く讃仰される以上、その霊魂の反映力は著しいものであるから、大いに心すべきである。

然るにその高き地位を利用して面白からぬ行動のあった場合、信徒全般に反映し、終には其宗教は崩壊の止むなきに立到るので、此様な例は人の知る処である。

霊線は人間ばかりではない、神仏からも人間に通じさせ給うのである。

但だ人間と異る処は神仏からの霊線は光であり、人間の霊線は上魂の人で薄光位であり、大抵は光のない灰白線の如きもので、悪人になる程黒色を帯びるのである。

世間よく友人を選ぶ場合善人を望むが、夫は善に交われば善となり、悪に交われば悪になるという訳で、全く霊線の反映によるからである。

(中略)

近来宇宙線なるものを科学的に研究しているが、之は私の見る処によれば星と地球と連結している霊線である。元来地球が中空に安定しているという事は、地球周囲の衛星の霊線が地球を牽引しているからである。故にその霊線の数は何万、何億あるか測り知れない程の数で、地球の中心部にまで透過しているのである。序でだから、私は天体と地球との関係について聊か述べてみよう。

元来天体と地球とは合せ鏡の如くになっている。

そうして星には明暗二種あり、即ち光星と暗星である。暗星は全然光がないから人間の眼には映らないが、年々光星に変化し、増加する。何故暗星が光星に変化するかというと、それは宇宙物質の硬化作用によるので、硬化の極点に達した時光輝を発し始めるので、地球にある最硬化の鉱物が、最も光るダイヤモンドであるのと同一の理である。

従而地球創造の当時は、星の数は暁の星の如く少かったもので、星の数の増加と地球上の人類の増加と正比例しているのである。

故に向後星の数も、人類の数も、如何程増加するか量り知れないものがあろう。よく天文学者が新星を発見するが、之等は暗星が光星に変化し、人間の眼に映じ初めた為である。

又流星は星の分裂作用であり、隕石は其際の破片である。星にも木火土金水の巨星を始め、大中小無数の星があるが、之等も悉く地球人類に反映しているので、右の五つ星はその時代に世界的人物五人ある訳である。人間を星に準え、著名な人物に対し、巨星往来とか、巨星墜つとかいう事も、面白いと思うのである。

泰西に於ても星占いの頗る盛んな時代があって、僧侶がそれを行い、人間の吉凶禍福、病気判断等に利用したりして一世を風靡したという事が史実にある。支那の易学にも九星を本義とした等、反って古代人が星に関心を有っていた事は無意味ではなかったと思うのである。

又火星の生物説であるが、これは誤りである。

私の解する処によれば、生物は此地球だけであって、而も大宇宙の中心が地球であり、万有は人類の為の存在であるから、人間は如何に尊いものであるかを想うべきである。

 

【著述篇6 P92~P94】