持っていても使わなければ

明主様はよく日刊新聞などで、宗教論評をしている筆者の、ものの見方なんかが間違っている記事をごらんになると、『それに適するような論文の載っている栄光新聞を送ってやれ』といわれますが、「ハイ、かしこまりました」と返事をいたすものの、二つも三つも御用が重なってまいりますと、つい送ることを忘れてしまいます。

すると、二、三日たって、念を押されるように、『送ったか』とおたずねになられました。

そして、「申し訳ありません。忘れていました」とお詫びしますと、藪から棒に、『おまえは手帖をもっているか』と問われ、「持っております」とお答えしますと、『私の持っているかということは、手帖を利用しているかということだ。利用しなければ持っていないと同じことだ。頭のいい人ほど、ちょっと言われても記入しておくが、悪い奴にかぎって図々しく利用せず、だいじな用を忘れてしまうんだ』とのお言葉に、以後はどんなことにも利用させていただきました。

(側近奉仕者)