御教え集29号 ②地上天国における重要な条件

それから真善美の美というと、美しいもの、つまりだいたい目に見えるものです。心の美しいということもありますが、とにかく汚いものを美しくする、それが地上天国におけるもっとも重要な条件です。ところが、そういった自然の美とか人工の美といったものでなく、もっと肝腎な美があるのです。それはほとんど気がつかなかったろうと思うのですが、それはなんの美かというと、人間の肉体の美なのです。というのは、外面から見た皮膚の美でなく、中身です。皮を一枚剥がした中身の美です。ところがこれが、いまの人間はたいへんな醜になっているのです。これは浄霊する人はよく知ってますが、人体は実に薬毒が多いです。いくら薬毒を減らしても、なかなかで、後から後から出てくるのです。オレはあれほどの疥癬をやったから、もうたいして毒はないと言って安心していると、さにあらずで、後から後からいろんな毒が出てくるのです。それでいままで疥癬の重いのをやって、もうあらかた毒が出たような気持ちになって、それからそれ以上の病気が出る人もあります。それほど薬毒が多いのです。ですからその薬毒なるものは、つまり分かりやすく言えば、血膿・・・毒血と膿です。ですから、人間、一皮むいたら毒血と膿でいっぱいです。おそらく骨や筋肉より多いでしょう。毒血と膿を取ったら骨と皮だけになります。ですから私は言いますが、人間は皮膚のありがたみというのに気がつかない。人間、美男とか美女と言ってきれいに思ってますが、一皮むいたら見られたものではないです。昔、骸骨の絵があって、それに皮肉が書いてありましたが、文句は忘れましたが「一皮むけば、人間はこんなものだ、こうなるのだ」と書いてありました。それは骨だけですが、とにかく毒血と膿でいっぱいなのです。医者が手術したときもそうですが、これは現場ではなく写真で見ましたが、これは衛生博覧会で模型が出てますが、たいへんなものです。ですから一番肝腎なことはそれを美しくすることです。つまり毒を除ることです。ということは勿論分りきった話で、浄霊でそういうふうにしてますが、ただそんなにたくさんあるということを、みんな分からないのです。ですから少しでも毒が減ると、自分はもうたいへんきれいになったようにうぬぼれたがるのです。それが間違っているのです。とても、そんなうぬぼれどころではないので、肉体的には自分の体に愛想が尽きるくらいです。現に私がそうです。

 

【御講話篇11 P295】