十一面観世音菩薩

ある日、研鑽中にネットで白洲正子さんの「十一面観音巡礼」という本に書かれている言葉に引き寄せられました。

「十一面観音は、必ず山に近いところ、もしくは山岳信仰と関係のある寺に祀ってあり、あまり方々でお目にかかるので、自然に興味を覚えるようになった。」

とあり、前回では大山祇神をアップさせて頂いておりましたので、山に近いところに必ず祀ってあるということは大山祇神と何か繋がるのではないかと思い研鑽させて頂きました。

「そういえば十一面観音様の起源ってどこからなんだろう」とふと思ったわけであります。

白州さんの本の中に、後藤大用氏の「観世音菩薩の研究」に書かれている文章があり、生れは十一荒神と呼ばれるバラモン教の山の神と書かれ、

ひと度怒る時は、霹靂(へきれき)の矢をもって、人畜を殺害し、草木を滅ぼすという恐ろしい荒神であった。そういう威力を持つものを遠ざける為に、供養を行ったのがはじまりで、次第に悪神は善神に転じて行った。しまいにはシヴァ神と結びつき多くの名称を得、荒御魂を和御魂に変じたのが十一面観音とされたそうです。

十一面観音様が元々バラモン教の山の神であるということは、どういう意味なのでしょうか。

研鑽させて頂きますと、バラモン教の十一面の暴神である「エーカダシャ・ルドラ」が原型で仏教に取り入れられたとされていました。

ルドラ神はヒンドゥー教のシヴァ神と同一神とされ、バラモン教のところに仏教が入ってきた後に、バラモンからヒンドゥー教が生まれたようで、ヒンドゥー教も仏教を取り入れているようです。

そもそも観音様の御存在は、仏教だけのものではないようです。

衝撃的でした。

そして、ヒンドゥー教のシヴァ神とは一体どのような神様なのでしょうか。

シヴァ神は、宇宙を創造するための破壊を司ると言われ、破壊と創造を象徴します。ヒンドゥー教の3柱の主神の中の一柱であり、最高神という事だそうで、シンボルはやはり、幸の神のリンガでございましたので、幸の神と繋がります。

更に研鑽させて頂きましたら、実はこのシヴァ神がクナト神とされ、シヴァ神の子はガネーシャですが、ガネーシャはサルタヒコ大神だとされています。

Wikipediaでは、観世音菩薩はアバロキティシュバラとされ、「イーシュバラ」とは自在天という意味で、観世音菩薩はヒンドゥー教のシヴァ神が起源とはっきりと書かれております。

千手観音もヒンドゥー教のヴィシュヌやシヴァの異名とも書かれており、こちらも、千手観音様とシヴァ、ヴィシュヌが繋がります。ヴィシュヌはどうやら釈迦の化身ともされているようです。

観世音菩薩様とシヴァ神(クナト神)が繋がりました。

日本では観世音菩薩でインドではルドラ、シヴァとなられていると拝察させて頂けます。

観世音菩薩の変化身が、十一面観音様で、

また進んだのが千手観音様ですが、

当協会のお仏壇御神体様は千手観音様でございまして、幽世大神と申し上げておりますが、幽界の主宰は大国主命様となっております。

ということは、千手観音様でシヴァ神であるクナト大神様をお掲げさせていただいて、幽界を主宰なされる幽世大神(大国主命)様を拝させていただいているということになります。

(詳細は考察、出雲大神宮をお読みください)

また御書には、

『伊都能神は日本の神である。古事記に「世の中を浄める神」としてある。』

『日本古来の神々は印度へ渡航し、化身仏となられたので、其化身仏の総領が伊都能売神であって、当時日本に於ける最高の地位であられたのである。処が其頃素盞鳴尊を中心とする朝鮮の神々が渡来され、伊都能売神の地位を狙って犯さうとしたが、容易に応諾されない為威圧や迫害等から進んで、遂に生命に迄も及んで来たので、急遽御位を棄てられ、変身によって眼を外らし、窃かに日本を脱出し、支那を通って印度へ落ち延び給ふたのである。そうして観自在菩薩の御名によって、当時印度の南方海岸にある補陀洛といふ名の、余り高からざる山の上に安住せらるべく、新たなる清き館を建てられた。』

文明の創造 「伊都能売神」

とございます。

観世音菩薩の御本体は伊都能売神でございまして、古事記に登場される伊都能売神でございます。

出雲口伝では古事記の伊都能売神は「出ずの芽の神」であり、それは出雲の神との事で、出雲の神の祖先神は大山祇神、サルタヒコノミコト様、クナト大神様になります。

日本古来の神々は印度へ渡航し、のところは歴史を照らし合わせますと、約3500年以上前にインドから日本へやって来て、日本初めての統一王国を作られた出雲族(クナト族)のことと拝察されるわけでございます。

如何でしょうか。どう考察しても、様々な角度から研鑽してもクナト大神様に繋がるのでございます。

また、シヴァ神の前身がインダス文明の「モヘンジョダロ」の印章のようで、

インダス文明はクナト大神様の出雲族(クナト族)が造られた文明とされております。

これまで御神事から歴史考察させて頂き、日本最初の人格神が幸の神から来ていると知り、日本の真実の歴史をお出し申し上げさせて頂きました。

これは岡田茂吉師の御神事が元となっておりまして、詳細は書籍「神秘の扉」に書かせて頂いております。御神事無くしては明かされなかった歴史の真実でございます。

また、大本教からの情報だと拝察されますが、国常立尊様がクナト大神様だという記事を見つけましたのでXにて発信させて頂いております。

2023年(令和5年)2月3日の節分に、大本教の神の復活の日だったと書かれており、ちょうど2023年2月4日に世界メシヤ教会とならせて頂きましたのでピッタリ合致いたします。

https://x.com/World_messiah18/status/1914918689985744960

この記事を読ませて頂きますと、前身であるメシヤ教からの御神業を通じて、真剣に各祭典を執り行わせて頂き、大弥勒大御神様をお迎えさせて頂けたからこそで、現在世界メシヤ教会として確実に神様の岩戸開きをさせて頂いているのだと、更に心強く思わせていただいております。

今後も二度と岩戸を閉じることがないように肝に銘じて参りたいと思います。

本日、主之大御神様奉祝大祭である大変おめでたい祭典の日に、観世音菩薩様をお出し申し上げさせて頂き、 いよいよ本格的な御発動を賜らせていただけるのかと、ただただお役に立たせていただけることの感謝しかございません。

一厘の仕組みが千手観音のお働きになる。

との御書に書かれております。

これからまだまだ次の課題がございますので、コツコツと誠を以て更に力強く進ませて頂きたいと思います。

その他発信させていただきたいことは、Xにて随時ポストしております。ホームページでは書かれていない部分もたくさんございます。

https://x.com/world_messiah18

歴史研究されておられる方々、岡田茂吉師を信仰されておられる方々にも是非お読み頂けると幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。

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