私は昔からあまり子供が好きではなく可愛いと思った事もありませんでした。
夫と一緒になってすぐの頃は20代で、「子供できたらいいね~」ぐらいの感じでしたが、子作りに必死になる事もなく、自然に任せていました。2年程たった頃にいろいろあって、「子供なんて欲しくない」と思うようになりました。「こんな状態では子供が可哀相だし、育てる自信がない」と思い、「絶対に子供なんかいらない」と思うようになってしまいました。
結婚して9年程たった頃、そんな私の思いを見事にひっくり返してくれる出来事がありました。
それはメシヤ講座・松原会場である田中さん宅の次男坊との出会いです。
初めて会った時は8ヶ月の赤ちゃんで、今迄生きてきてこんなに可愛い子は見た事がないというくらい本当に可愛くて、毎月の月次祭であやしたり触れ合ったりしているうちに、「私も自分の赤ちゃんが欲しい」と思うようになりました。
本来は子供が大好きな夫に、ずっと「子供はいらない」と言い続けてお互い高齢になって、今更「欲しい」なんて言ったら「俺を馬鹿にしてるのか!?」と怒り狂うだろうなぁと思い、言うのをためらいましたが、勇気を出して話しました。すると夫は怒る事無く優しい顔で「そうか、分かった。」と私の思いを受け入れてくれたのでした。
気持ちを打ち明けてから2年程は授かりませんでしたが、2009年の3月に妊娠が分かりました。最初は38という高齢のせいで何か悪い病気にかかったんじゃないかと、妊娠とは思いませんでした。 しかし、助産院で診てもらったら妊娠しており、高齢の人に多い子宮外妊娠という事でもなく、ちゃんと子宮の中にいてくれました。そして、総合的な検査だけ違う病院でする事になり検査してもらうと、なんとB型肝炎キャリアだと分かったのです。
その時の私はそれが大変な事だと分かっておらず、助産院へ審査結果を伝えに行きました。すると、出産後48時間以内に注射(B型肝炎に対する抗体をたくさん含んだグロブリン(HBIG))をする必要があり、助産院での出産は難しいと言われ、やっと事の重大さに気付きました。
産まれたばかりの赤ちゃんに注射をしなければならない、しかも病院だったら妊娠中や出産時に薬剤を投与されるに違いない・・・、私の理想としていた出産とは真逆の事だらけで、一気に悲しみのどん底に突き落とされたような気持ちになりました。しかも検査をしてもらった病院は検査だけで分娩できない所だったので、紹介してもらおうと聞いてみると、私がいいなと思った病院はもう予約が一杯で、あとはあまり評判の良くない市民病院とべらぼうに高額な産婦人科しかなく、自力で探すしかなくなり、「もう他の病院でも予約できなかったらどうしよう、ちゃんと出産できるだろうか」、と不安で不安でたまらなくなりました。
すぐにインターネットの口コミを見て分娩できる病院を探し、なんとか予約が空いている産婦人科を見つける事ができたので、不安な気持ちを抱えたまま診察してもらう事になりました。 エコー画像を初めて4Dの立体で見たら、お腹の赤ちゃんはもう手足ができていて、もぞもぞと動いていました。あまりにも可愛くて嬉しくて、感動して思わず涙が出てしまい、ビックリした助産師さんに「どうしたの!?大丈夫?」と心配されてしまいました。「嬉しくて・・・」と伝えると、院長先生が「赤ちゃん元気だから、大丈夫。頑張ろうね。」と笑顔で優しく言って下さいました。その時、不安だった思いがスーッと消えて、元気な赤ちゃんを産む為に頑張らなきゃと、前向きな気持ちになる事ができました。
そして後日、血液検査を初め総合的な検査をしてもらう事になりました。
すると、私の健康状態も良好で赤ちゃんも良好、そして、なんとB型肝炎では無いという結果が出たのです。私はもちろんですが病院の先生も驚きました。念の為再度検査をしてもらいましたが、検査結果はやはり陰性で、B型肝炎では無いということでした。
最初にB型肝炎と言われてから、毎日家でも仕事先でもずっとお腹を浄霊していたおかげなんでしょうか。
私は前の病院の手違いで誰か違う人の検査結果が私のものになったのではないか?という気持ちが強かったので、 「B型肝炎という結果に振り回されて苦しみ、産婦人科で分娩しようと腹をくくってやっと前向きな気持ちになったのに、何じゃそりゃ!?。」と、一瞬怒りがこみ上げました。でも、正常分娩ができるという安心感でかなり気持ちが楽になりました。
妊娠中は夫が全面的に支えてくれて、食事は栄養バランスを考慮してすべて作ってくれました。おかげでお腹の赤ちゃんにも良い食事ができ、毎日み教え音読、自己浄霊もかかさずする余裕ができました。
出産間近の時に、少し貧血の気があるという検査結果が出て薬を飲むように言われましたが薬は避けて、食事療法と サプリメントで様子を見る事になりました。もちろん、サプリメントは飲まず、楳木先生に浄霊の急所をご指導いただき自己浄霊を続けました。
そして、次の検査の際には正常という結果が出て、またしても薬を飲まずにすみました。
そして、母に妊娠を打ち明けた時、母の方から出産費用を出してあげる、と言ってくれて、ちょうど金銭面で困っていたので予想外の事に驚き、感謝の気持ちでいっぱいになりました。 分娩の際は陣痛促進剤を使用せず自然に任せたので2日くらい苦しみましたが元気な女の子を出産する事ができました。最初から母乳も出たし赤ちゃんに異常もありませんでした。出産後家に戻ると部屋の中がガラッと変わっていて、仕事で忙しい筈の夫が模様替えをしてくれていたみたいで、嬉しくて申し訳なくて涙が出ました。また、実家の母が来て一緒にいてくれて、み教えを読んでもらったりする事もあり、精神的にだいぶ助かりました。
娘は順調に成長してくれて5ヶ月頃に母乳とミルクの混合にした途端ウイルス性の下痢になりましたが、月次祭で浄霊していただいた途端正常な便になったというような事もありました。 2ヶ月で初めて月次祭に連れて行き、6ヶ月の時から一緒に参加している高井さんに連れて行っていただいたり、夫に車で送ってもらったり、電車や歩きで一時間半以上かけて毎月参加するようにしています。ただ、夫に「宗教にかかわらせてもいいが、予防接種だけは受けさせろ。」と強く言われ約束させられたので、予防接種だけは受けています。その他の病気や怪我の時などは浄霊だけでよくなっています。
歩き出すのも早く8ヶ月頃に立ち、9ヶ月頃には歩いていました。1歳6ヶ月の今では言葉も少しずつ出始め、走ったり踊ったりジャンプしたり、かなりのおてんばで、何でもやりたがる好奇心旺盛な子に育ちました。まだおっぱいは飲んでいて断乳する気は無いのですが、40の体でまだ母乳が出るという事が自分でも驚きです。 お昼寝の時には横でみ教えを音読するようにし、朝拝の時は一緒にお参りするようにしています。
娘のおかげで夫も変わりました。仕事から帰ってきてしんどそうでも、愚痴を言わないようになり、笑顔で娘と触れ合っています。私の事もいつも気遣ってくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
日々育児に追われ、妊娠中の大変だった事も忘れかけていましたが、嫌な事や不安になる事があっても最終的には「メシヤ様、ありがとうございます!」と感謝している自分がいた事を改めて思い出し、今も沢山のご守護をいただきながら子育てができているという喜びを実感しています。
これからもメシヤ様に太く繋がるようみ教え拝読と浄霊に励みつつ子育てを楽しみたいと思います。