水晶世界に移行していることを認識することが大切
今年は、情報の精査がそのまま最後の審判に対する“選択”に繋がる話を続けてまいりましたが、インフルエンザの報道でもやっとまともなものに触れることが出来ました。NHKで解熱剤の副作用に触れ、むやみに使用することに警告を発したことは唯一まともな報道でした。これはインフルエンザ脳症の実態を知るが故に、報道に踏み切ったこととして評価されるものです。
情報の精査とは、そうしたことを踏まえて各種報道を耳目にするということです。決して情報に踊ったり、操られたりしてはならないのです。しかし、あらゆる情報が入手出来ることも事実です。そのことが『水晶世界』に移行している、ということでしょう。いや、真っ只中にいると申しても過言ではないでしょう。
そして、真っ只中にいるということは、もう既に「救われる人」と「救われない人」の立て分けが始まっているから、自分達がそのどちら側に立つかという選択が狭まっているという事です。狭まっていると言うより、今、その渦中にいて、日々の生活が、その選択になっているのだという事です。少なくとも、御教えを拝読している人は、そういう認識に立っておいてもらわないと、困りますね。
そうした認識に立って、私達の御神業に臨む姿勢を考えてみますと、大切なことはコミュニケーション力を磨くということです。“何を難しいことを言い出すのか”とお思いかも知れませんが、言葉だけで御教えや救いの気持ちを伝えようとし過ぎないということです。
『拙(つた)なくも誠に出(い)づる言(こと)の葉は人を動かす力ありけり』
『言霊(ことたま)をいかに宣(の)るともまことより出(い)づるになくば甲斐やなからむ』
この二首は、『誠』を御題に詠まれた御歌ですが、メシヤ様は『何時も言う通り、人を動かすには誠である。こちらの誠が先方の魂に触れる。つまり魂を動かす、それだけである。喋ることのうまいまずいは二義的である』と、御教えくださっています。この機会に、改めて魂深く受け止めていただきたく思います。
また、これまで言霊の起源について様々な機会でお話して参りましたが、学問的には「言葉の起源はジェスチャーである」という意見が有力だとされています。脳の進化過程では、非言語でコミュニケーションしていた時代が言語情報の時代よりも長いので、脳に埋め込まれた認知能力が現代人でも有力に働くということです。これは、脳科学者の茂木健一郎氏の話です。
つまり、表情や姿勢、所謂“立ち居振る舞い”が肝腎だ、ということです。中でも笑顔が大切のようです。笑顔は相手に対しても有効なのですが、自分にとっても、笑顔になることで脳は能力を最大限に発揮できることが研究で解っているそうです。
ですから、御神業に臨めば臨むほど、鏡を常に見なくてはなりません。そして笑顔をつくってからお出かけください。どうか宜しくお願いいたします。(笑い)