主神様への祈りについて―【メシヤ講座・三重から引用】
(質問者)
主神様への祈りはどのように・・・
(先生)
主神様には「全宇宙のご経綸にただただ感謝申し上げますと共に、真善美完き恒久平和の理想世界実現を謹んでお祈り申し上げます。」とお祈りし、辞別(ことわ)けてメシヤ様に人間的なお願いをいたします。
人間的なお願いをするということは、
『表現し奉る言辞もなく、文字もなく、ただ無限絶対の力徳の中心であり、一切の根源であると申すよりほかないのである』
このようなご存在である主神様を人間の方へ引き下げてしまうことに繋がりますので、主神様には直接的なお願いはしないのです。
(質問者)
全宇宙の御経綸に感謝するとは・・・
(先生)
太陽系が滞りなく運行していることに対する感謝。私達が此の世に生存を許されていることに対しての感謝。などなどです。「真善美完き恒久平和の理想世界実現」とは地上天国ができるようにお祈り申し上げるのです。
宇宙の運行がわかったのは近代になってからです。主神様の御存在はこれまでの科学の進歩では理解できないのです。「宗教と科学が一致」するには科学が進歩しない限りあり得ないのです。そして、私達は宗教に携わるからには科学のことを良く知っていなければなりません。そういうことでいえば女性の方がより理解することができるのですよ。
(質問者)
なぜ女性が理解できるのですか?
(先生)
卵→魚→爬虫類→哺乳類、というように水中動物から陸上動物へと進化していく過程で体験的にすべてを知っているのです。体験しているところへ知識が加わることによって「体得」となるのです。悪阻(つわり)は水中動物から陸上動物へ変化する時期に起きます。そうしたことを知るだけで胎児への思いが変わって来ます。出産までの10カ月間で38億年前の生命の誕生からの進化の過程を経て誕生してくるのです。そして、最後に高度な神経ができて人間となるのです。
【以前の「メシヤ講座・特選集」より抜粋】
「浄霊力が強化されていることを活用するために、認識を新たにしていただきたいことは『私達の肉体はどういうものか』ということです。約38億年前に地球に生命が宿って進化を遂げ、最後に出現したものが人間です。ですから、人間は地球上の生命の全てを包含した、言わば総合的な存在だということです。」
メシヤ講座・特選集八十(平成十九年九月分)
「およそ六百万年前にアフリカのジャングルから草原へ下りて来た類人猿がいたことになっている。木にぶら下がらなくなったので、やがて二本足歩行をするようになる。このことにより画期的な進化を遂げる。前足に脳を乗っけているうちは脳自体を大きくできなかったが、二本足歩行をすることにより脳を後ろ足へ乗っけるようになると、脳を大きくすることができた。また、呼吸法も変わり、そのお蔭で言葉を発することができるようになったのである。この言葉を持つことにより、思考するようになった。利便性を図る道具を考案することもできるようにもなったが、何と言っても、死を悼み、死者を弔うことを行なうようになった。これが人類の始まりであり、動物との決定的な違いである。人間生活が宗教の場なのである、という所以である。」
メシヤ講座・特選集七十三(平成十九年二月分)