『文明の創造』の頒布
それでは最後になりましたけれども、先ほど布教したくなるという話をしました。その手立てとして、ここにお供えさせていただいてある御論文『文明の創造』を拝読するということがあります。
先ず『文明の創造(一)』の総篇が出来ましたので、次は12月に『文明の創造(二)』の科学篇を出してゆきます。この御論文を様々な角度から分析してゆく時に、先程お話しましたように、メシヤ様が終戦後まで非常に気を使いながら御発言されましたが、信教の自由が保障されて不自由のない御発言が出来るようになりました。
いろいろ邪魔をされることはあったけれども、おおよそ思っておられることを御発言できる環境が整った時に、もう一度御教えを集大成なされようとして、この『文明の創造』を御執筆になられました。ということが充分拝察されるということですね。ですから、この『文明の創造』を拝読することによって、今まで私達はメシヤ様の教えをいろんな角度で拝読してきましたけれども、それが自身の中で集大成されるという方向に導かれてゆきます。そして、布教したくてうずうずしてきます。自分の魂が。
同時にメシヤ様は『文明の創造』を御執筆されながら、御講話で最後の天国篇の内容を明らかにされておられます。それに基づいてこれから御論文を全て区分けしてゆきます。しかし、歯に衣を着せてお話になっておられる御教えというのは、そこには入れてゆきません。
メシヤ様が集大成するのに必要な御教えを、御講話で『こういう構想で天国篇を書くのだ』と言われたことに全部当て嵌めていって・・・御教えそのものには私は一切手を加えませんけれども・・・組み立てをそのようにしてゆく作業の打ち合わせが終わりました。その作業を同時にスタートさせた訳です。
ですから、『文明の創造』の編纂と校正をしつつ、その天国篇を仕上げてゆく作業にこの「地上天国祭」から着手できる、ということです。
そして、御論文の最後にですね、御教えを我々がいただいて、浄霊力という絶大な救済力を自分達が行使させていただく中で、天国天人になるためにどうあるべきかという解説を私が補足として載せてゆきます。それで大体『文明の創造』の仕上げということにする、と考えています。
その時点では、内部資料としての研鑚資料ではなく、一般書籍として出して参りたいと思います。公に出してゆきたい、と今計画しておりますので、それが出たら、それに基づいて更に宣べ伝えやすくなってゆくのではないか、と思います。