メシヤ様は概念の変更を我々にお示しくださっている
この予防接種ということについては、今日お配りする『文明の創造(二・下)』の中でメシヤ様は触れられております。
『種痘は千七百九十八年、英国の医学者エドワード・ジェンナー氏によって発見された事は、世界的に有名であるが、』というくだりです。そして、メシヤ様は、この発見を評価されておられます。時代の流れの中で評価されておられます。しかし、一方ではですね。一番最近のブログ「岩戸開き」の中で、予防に関連して抵抗力ということの概念について触れられた御教えがあります。
我々は、子供の頃から抵抗力をつければ病気にならないと刷り込まれてきました。病気ということを恐れるがあまり、病気に対する抵抗力ということを学校生活の中で刷り込まれて、人生における抵抗力という概念ができ上がってしまっています。そして、浄霊力があって御教えを拝読していても、やはり抵抗力をつけるという言葉が頻繁に出てきます。これが『夜の時代』での最終点での刷り込みによる間違った人生観ということです。
しかし、メシヤ様は『抵抗力こそ病気なんだ』と、抵抗力のある人が病気になるんだ、とこういうふうに仰っておられます。
自分の中にある薬毒、これを外へ出す作用が病気ですので、この病気になる力がある人が抵抗力があるのでね。このことを三好医師が上手に説明してくださっていることを同ブログで紹介しています。
例えば、昔は麻疹(はしか)にかかった子がいたら、その家にみんな子供を連れて行って、同じ様に麻疹(はしか)にかからせました。そして、抵抗力をつけるということをしていたのです。しかしながら、正確には麻疹(はしか)の病原菌が体のなかに入った時に、実は抵抗力ができたというよりも、体の中で「麻疹(はしか)によって排泄しなければいけない毒素がもう自分の中に無いので、麻疹(はしか)の菌は必要ありません」と反応するのです。
だから、一回麻疹(はしか)になっていれば麻疹(はしか)にならないのですよ、と。非常にわかりやすい解説をしておられる訳です。この内容は最新のブログ「岩戸開き」に掲載されていますので、今日帰られたらもう一度確認していただきたいと思います。
『錯覚』状態に陥(おちい)らされている現代人
こういう概念の変更を、実はメシヤ様は我々にしてくださっておられるのですが、それ以上に子供の頃から抵抗力の話がズーッとなされて来ています。
それで、梅雨に入る時必ず注意があります。入梅時には「○○ということに注意していかなければいけない」というような注意です。また、夏休みになる時には「暴飲暴食を慎みなさい」とか、「外から帰ってきたら手を洗いなさい。嗽(うがい)をしなさい。」・・・こういうことが幾重にも繰り返し教え込まれます。
そのために我々の中に育っている健康に対する概念は、全く勘違いさせられたものを持たされています。これをメシヤ様は、今月掲載した『文明の創造』の中では、『錯覚』という表現を用いられています。この錯覚状態に我々は陥(おちい)らされているというふうな認識を持っておかなければ、いつもテレビなどから入ってくる情報に知らず識らずのうちに振り回されて、自分達の信念体系がグラグラにさせられるという世の中であります。
しかし、一方では今回の大震災を通して(まだまだ行方不明者がたくさんいらっしゃいますので、中々このことに触れることができないのですけれども)日本人の善意というものが確実に広がって来ております。それから、それに知恵が加わってきています。今朝のテレビでもですね、行方不明者の方々を機動隊の応援部隊が来て沼地に長靴を履いて、そして、肩まである手袋をして手探りで泥を全部かき揚げながら、ご遺体の捜索をしております。一時間に1メートルしか進めないという中で、機動隊はご遺族のために、一体でも発見したいということで奮闘しております。
そういう人間観、素晴らしい人間性とともに、ボランティアの皆様の中では、現地にいけない方々が、我々もそうですけども被災地に必要な物をどのようにして送り届けるかということで、インターネットを通じて、“この避難地にはこういう物が必要です”と、それから避難地で仮設住宅の抽選が当たって、住めるようになった時には“家電のこういう物が必要です”というように、そういう情報のサイトを開いて被災地と連携して本当に必要なものを送るという知恵も出て来ています。非常に情報を共有できるような世の中になって来ています。
このことが、今回掲載の『文明の創造』の中にメシヤ様が、お述べになっておられることに繋がります。
『人間の不幸をより減らすべく社会の組織機構は固より、政治、経済、教育、道徳、芸術等、凡(あら)ゆる文化面に亘(わた)って学問を進歩させ巧妙な機関施設等を作り、それが進歩発達して、現在の如き文明社会を作ったのであるから、帰する処来るべき地上天国樹立の為の準備に外ならなかったのである。』
とお書きになっておられますので、『地上天国』樹立のための、そういう物的な準備が確実に進んでいるということなのです。