御教え集18号 ③間が悪いのは霊が下にあるから
(御論文「薬が不幸を作る」朗読「著述篇」第一一巻 三七三 - 三七五頁)
だからなにごともうまくいかない、間が悪い、ということはその人の霊が下にあるからです。つまり霊界の下段にあるのです。その下段というのは薬のための曇りですから、つまり薬が体からなくなるだけいいと思っていればいいのです。ですからいまの人間で運のいい人はないということは、みんな体に薬毒があるからです。理屈は簡単なものです。ところが薬とはいいものと教育されているから、信じにくいのです。ですから浄霊というのは薬をとることです。薬が地獄を作っているのですから、薬をとれば天国になるのです。薬というものはそれほど重要な役目をしているのです。重要な役目といっても悪い意味の役目です。ではどうして人間はそういうものをのんだかというと、それはいま私は『文明の創造』の本に書いてますが、人間に苦痛を与えて、その苦痛から脱却しようとするそれが物質文明の進歩になっているのです。
それは神様が物質文化を進歩させるためにとった手段であったので、しかたがないのです。それで『旧約聖書』にある「エデンの園におけるアダムとイブが禁断の木の実を食べ始めた」ということは、禁断の木の実というのは薬のとです。それまでは薬は人間にははいってなかったのです。エデンの園みたいなものだったのです。しかしそれでは物質文化を発達させることはできないので、禁断の木の実を食べさせて体を弱くして、それによって物質文化が発達したのです。それで今度は物質文化が発達したエデンの園ができるのです。
【御講話篇9 P349】