明らかにしたいこと
この春から夏にかけて大分県の国東半島を中心に史跡調査を重ねました。国東半島には、磨崖仏(まがいぶつ)や石仏が点在していますが、五輪塔の宝庫とも言える土地です。数年前から五輪塔のことについて調べたいことがあったので、不思議な因縁を感じながら巡りました。
言霊学の入り口としては、古代文字(神代文字)が重要な鍵となります。この古代文字にみる日本語の母音の表記と五輪塔の意味するところに共通性を見出せます。何故だろう、と疑問を抱くかもしれません。
しかし、仏教について詳述されている教えに照らし合わせてゆけば得心できると思います。いや、この教えを学ばずして、その繋がりは理解することはできないでしょう。この数ヶ月学んだ教えから、古代文字を使用していた御方がインドへ渡来し仏教を創唱させ日本へ逆輸入させたことを理解しました。ですから、森羅万象の真相が表現されていることも頷(うなず)ける訳です。
五輪塔は、空輪(くうりん)・風輪(ふうりん)・火輪(かりん)・水輪(すいりん)・地輪(ちりん)の各部からなり、宇宙の根源を象徴的に現わしていますが、古代文字で現わされている母音の意味と共通しています。教えに『ホツマのこともいずれ話す』とありますが、冒頭で述べたように見当たりません。
ですから、今後、閉ざされていた真理を明らかにしてゆきます。