神格をいただく道
そして、『神格をいただく道』という御教えに沿う在り方というものを考えてゆきますと、日頃御教えをしっかりと拝読させていただいておりますと、悩みを抱えた人に出会った時に思わず口を衝(つ)いて御教えが出てきます。「こういうことをよく知っていたなあ」と、自分でも不思議に思うような解答が自分の口から出てきます。こうして出てくる時に神様からいただいているものが「神智」なのです。
この神智が出てくる時に、『神格をいただく道』の一過程を体験する訳です。その体験をするためには、人を救わせていただくという気持ちがないとできません。救いの活動に取り組めば取り組むほど、私達はそういう体験を許されるのです。その積み重ねをしてこそ、初めて『神格をいただく』という世界に足を踏み込むことができるのです。
そうしますと、初めは「私はこんな事をよく言えたねえ」と感動するのですが、その内当たり前のようになって、『慢心取り違い』という溝に落ち込んでゆきます。厳しいものがあります。しかし、そのことを防ぐために更なる御教えが用意されておりまして、温かいメシヤ様のお導きに包まれてゆくというものであります。ですから『神格をいただく道』という御教えが課題として大変有り難いのです。