壁を乗り越えるための力をいただける信仰

このように整理させていただいた時に、確認していただきたいことが「信仰の有効的な活用の仕方」です。

私達が課題を明確にして、あせらずにコツコツと取り組ませていただくのですが、取り組みを重ねようとしても時として人間の弱さが出てきます。「何故私だけがこんなことをせねばならないのか・・・」とか、「あの人もするべきでは・・・」とか、いろいろな思いがムクムクと湧いてきます。

人間はとかく“楽して儲けたい”とか“楽して人から良く思われたい”とか、“威張りたい”、“偉く見せたい”などという精神の癖が『夜の時代』に染み付いております。また、人から褒められるとお世辞と分かっていても気分の良いものですし、“人の不幸は蜜の味”という言葉に代表される忌まわしい精神構造も有しています。その癖が無意識のうちに思いとなって浮き出てきます。

それを“いやいやそうじゃない、私が取り組まねば問題は解決しないのだ”と、認識を改めつつ進んでゆくのが意義ある人生を歩む生活だと言えます。しかし、意識して進んでいても、弱さゆえに壁にぶつかることもあります。実は、壁にぶつかった時に、それを乗り越えるための力をくれるのが信仰なのです。

神様は、人間の正しい祈りは叶えなくてはならない役目があります。これは厳とした役割です。正しい祈りとは、急所とあせりで整理できていますので、この御言葉に沿って進ませていただけば“間違いなし”ということなのです。

そうした取り組みを重ねる集合体が支部であるのです。菅谷さんの報告がある10ページをご覧ください。そこで菅谷さんは

「秀明会は御教えからは程遠い教団ですが、私はメシヤ様と出会うきっかけをいただいたので、その点では良かったと思っております。

そして、メシヤ教に入会させていただき、メシヤ様と太く繋がらせていただき、浄霊力の強化に努めさせていただく中で沢山の御守護と体験をさせていただいております。(中略)

私は楳木先生に出会いメシヤ教に御縁をいただいてから、本来の在り方でメシヤ様と直に太く繋がらせていただくことで、心から充実した日々を送らせていただいております。

また秀明会の頃とは比較にならない程、浄霊力が強くなっていますし、何よりもメシヤ様を近くに感じることが出来ます。大黒様の大きな御守護も沢山いただいております。家庭内も明るくなって子供達ものびのび育っているように感じますし、地に足が着いたような気がします。」

と述べています。

支部で育んでゆくこと、御守護に包まれることは、この文面に集約されています。しかも、以前に帰属していた教団の問題を批判するに留まらず、感謝すべき点を見い出し、自らの取り組みを明確にしているのです。

 

平成22年1月メシヤ講座より

 

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