浄霊観を初心者から上級者へ
ということは、この伊都能売観音様の前で何を考えなければいけないかということであります。浄霊という絶対力を我々はいただいて、そしてそれを行使することによって霊は浄められる訳なのですけれども、浄められた後また曇らせるという行為をやっていると、伝授くださった御存在に失礼になります。
そして、毒素を排泄されてもまた知らず識らずに毒素を入れてしまいます。毒素については、例えば古い建物ですと問題ないのですが、新建材とか化学物質を使って建てている家ですと、その化学物質を体の中に吸い込んでいってしまうということがあります。
それから、外食などをすると農薬使用の野菜や化学調味料を使った食事を摂らないといけないことが起きてきます。“大丈夫だ”と言って減農薬、有機農法という表示の食べ物を買ってもですね、有機農法の中では何回までは農薬を使用しても良いなどと規準の甘いところがありますので、どうしてもそういった異物混入のものを食べないといけないことが起きてきます。
そうしたことを指摘すると「食べるものがないではないか」となりますが、我々の祖父母達の生活を見るとですね、ご飯だけでですね、大したおかずを食べない時代の方が元気だったということを我々は見て育っている訳です。山へ入ったり一日仕事をする人達は、何を食べていたか、というと水とご飯と梅干し、沢庵だけということだった訳です。それで一日働いていたのです。それで現代人より力もあったのです。そういうものを見てきています。
ただ、料理番組をやっていない局は今は無いですよね。そのため、テレビによっていろんなことを思い込まされているのです。「こういうものを食べないといけない」、「こういうものがおいしいのだ」と。自分の身体にある能力を最大限発揮していけば、主食であるご飯をしっかり食べるだけで必要な栄養分は体で充分作り出すことができるのです。そういうことを自分の食生活の中で持ち直して、自分の身体を汚さないという生活をしておかなければいけないのです。
しかも、ここでいただいたメシヤ様のお言葉(「メシヤ講座no.64(平成18年5月分)<神界通信>」参照)の中でも明確にそのことが知らされていますので、我々の身体を汚さないように心掛けたいものです。何故汚さないかというと、『霊体一致の法則』で身体を汚してしまうと霊が曇ってしまって、そして霊籍が下がってしまうということがあるので、注意しておかなければいけないということです。浄霊をいただく時にもただ「体が楽になりたい」とか「この病気に御守護をいただきたい」という浄霊のいただき方から、今月お願いしてきたのは、三千年来生まれ変わり死に変わりする中で精神に染み付いてしまった『夜の時代』の癖というものをですね、取り除くということを願って、癖に向かって浄霊の光を当てていくようにしていかなければ、我々の霊性の向上ということには中々繋がってゆかない、ということです。
MOAのように体を探査して浄霊の急所を探して行く、という浄霊は初心者には大切なことですが、そこからシフトアップしてゆかねば霊層界を上げてゆく、霊性の向上を目指してゆくという浄霊に繋がってゆきません。こうして「神界通信」をメシヤ様からいただいて、大事に思って生活をしている我々から、浄霊観を初心者から中級者、上級者へ引き上げてゆくように働き掛けてゆかねばならない、と思わせていただいています。
メシヤ様の対談記というのは、このように「入信教修」の神髄になるようなお話もしてくださっておりますので、どうかその部分を繰り返し繰り返し拝読していただいて、そして、ここでいただいたメシヤ様からのお言葉、伊都能売観音様に関するお言葉にも目を通していただいて、自分達の信仰をより高めていただいて、より多くの方々に感化を与えて、本来の御神業を推進できるところへ皆さんをお導きして上げていただきたいと思います。