日々、月々の祭典

これから、朝拝では天津祝詞を奏上させていただきます。天津祝詞は、大和民族の宗家に当たる神様がお創りになられたものです。仏教の教えをお釈迦様に教えられた伊都能売神皇様の時代と思えば良いと思われます。『曲事罪穢れを払い給へ清め給へ』という所を意識されて奏上していただきたいと思います。

夕拝では、善言讃詞を奏上していただきます。善言讃詞は、大宇宙をも動かすという観音経をメシヤ様が現代に合わせて縮め祝詞風に創られたものです。地上天国が建設される様が詠み込まれておりますので、家庭が地域が天国化するような想念で奏上し、言霊を響かせていただければ有り難く思います。

メシヤ様は『メシヤ』という御神格に御出世なされた際に『救世主(メシヤ)とならせ』を善言讃詞に付け加えられました。また、『一天四海観音の』の後には『光明如来と現じ 應身彌勒と化し』が省略形になっていることを慮(おもんばか)って奏上させていただきます。先ほど一区切りおいて発声させていただいたのは、そうした想念に基づいてのことです。

そして、月に一度「家庭祭」を執り行わせていただきます。日にちは、本日を記念して毎月同じ日にさせていただくことでも良いです。肝腎なことは、その際御神体の清掃をさせていただくことです。表装部分は直接ハタキを掛けていただきますが、御文字の部分は直接触れないように左右にハタキを振りながら風で埃を払わせていただきます。

祭典では天津祝詞・善言讃詞を奏上させていただき、一ヶ月間の感謝を捧げ、これからの御守護お願いをさせていただきます。御教えは、朝拝では『神格をいただく道』、夕拝では『天国的生活』をそれぞれ拝読させていただきます。家庭祭では本日同様『世界救世(メシヤ)教教義』です。これは『御経綸』を絶えず認識させていただくためであり、ものの捉え方、見方、考え方の根本に置くためです。

また、奏上の仕方が初めて耳にする方にとっては少し節回しが異なるように感じたことと思います。これは、先達者のみが奏上する在り方と相俟って、メシヤ様が御先達をなさっていた形式を継承しております。少しずつ慣れていただきたいと思います。(作法上、複数でご参拝する際は、先達者のみが拍手を行い、祝詞奏上も先達者のみが、しかも「祈りの栞」を見て執り行います。そして、御神名の奉誦は全員で執り行います。)

 

平成26年8月メシヤ講座より

 

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