世界救世(メシヤ)教教義について
『世界救世(メシヤ)教 教義』(昭和二十五年三月十一日)
本文は『天国の福音書続篇(三)入門と奥座敷』60ページに記載されています。
【メシヤ講座 岡山支部より抜粋】
楳木代表
この『世界救世(メシヤ)教教義』はですね、昭和25年2月4日に「世界救世(メシヤ)教」が開教された時にですね、それまで天国会と五六七会に分かれて、それぞれ活動をしていた所のそれぞれの教義を併せたものが、この『世界救世(メシヤ)教教義』です。
ですから、渋井先生がお作りになった教義と中島一斎先生がお作りになった教義をメシヤ様がですね、教主として立たれた時に、この「世界救世(メシヤ)教」として御発表になったものであります。ですから、3月11日になっているのですけれども、昭和25年2月4日に「世界救世(メシヤ)教」が開教された時に、この『世界救世(メシヤ)教教義』というものをお作りになったというふうに、解釈しておいていただきたいと思います。
主神様の御経綸を信ずるものが世界救世(メシヤ)教の信者
楳木代表
そして、この『世界救世(メシヤ)教教義』の冒頭にあるですね、
『抑々、世界の創造主たる主之大御神(ヱホバ)は、此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』
「吾等は信ずるのである」ですので、この内容を信じる人が世界救世(メシヤ)教の信者さんだということです。ですから、主神様の御経綸を信ずるものが世界救世(メシヤ)教の信者さんであるということです。で、今まで世界救世(キュウセイ)教はですね、彌勒大御神様の御経綸を信じてきましたが、本来、昭和25年の2月4日にメシヤ様が信仰を打ち立てた時には、主神様の御経綸を信ずる教団として開教されたわけです。
それが次のですね、後継者によって、主神様の御経綸ということを信ずるよりも、”彌勒大御神様からの力をいただく”、ということで信仰を組み立ててしまいました。ですから人類の歴史を見つめるということを信者さん方にもですね、十分していただかない形で、ただお蔭信仰だけで今日を迎えてしまった所があります。
ですから、どこまでも、信仰に入る時にはですね、御守護いただきたい、あるいは病気が治りたい、自分の不幸を解決したい、もっともっと健康になりたい、仕事が一生懸命出来るようになりたいということで、信仰されるという事は勿論、入口としてはそれで結構なのですけれども、メシヤ様の信仰というのは、
『抑々、世界の創造主たる主之大御神(ヱホバ)は、此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずる』
という信仰なわけです。で、ここへ皆さん方をですね、お導きしていくのが、実はお世話だということです。そのことを一番、最初にですね、我々は信じているのだという事をお互いに確認をさせていただきたいと思います。
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【メシヤ講座 大阪支部より抜粋】
自分に当てはめて御教えを拝読し、人生を構築する
楳木代表
『世界救世(メシヤ)教 教義』を過去に「メシヤ講座・特選集」に取り上げたのは、自分に当てはめてもらいたいということですので、『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は』・・例えばAさんがここにいるから「A家の先祖は?」というふうに受け止めていただいて、A家を天国にすべくA家が生まれた時からずっと経綸を積み重ねて来たのだという、そういうことを信じないとね、えーと実家は何だったっけ?
受講者
Bです。
楳木代表
Bさん、B家からA家に嫁いだ意味が全くない。B家からA家に嫁ぐ時には「A家の先祖はA家を天国家庭にするべくA家が発生した時からずっと取り組みを続けて来たのだ」と。「それを信じるが故に私は結婚したのだ」と。もの凄い結婚の決意だけど(笑)・・・。しかし、実は結婚の決意とはそういうことが前提としてあるのだ、と。だから青年期、未婚の状態からそういう想いで、そこに嫁ぐという時にはそこの先祖のことを思って嫁ぐということを、・・相手が好きになるとか愛が芽生える、そういうこともあるのだけれど、「結婚というのはその延長線上にその家の先祖がそういうことを願って相手の家庭をずっと築こうとしているのだ」ということを信じられなければ、そんなところに嫁がない方がいい。そんなところに嫁ぐと不幸の連続になる。「先祖がそういうふうにその家を天国にするということが信じられるものがあるかどうか?」ということが一つは大事なことだということです。
そして『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。』ということですので、Aさんの旦那さんは何ていうのですか?
受講者
○○です。
楳木代表
「○○は先祖の代行者として、家庭の一切は○○の為にあるのだ、ということを信じてそこへ嫁いで今仕えているかどうか?」ということです。どちらかというと自分の方が中心だったりするからね。人間ってね。旦那さんよりも(笑)
受講者
そうですね、まぁ親には「何事も○○のことを先にしなさい」と言われてきました。
楳木代表
それはB家の信仰が非常に高かったから良かったけれどね。そういう「家に嫁ぐ」という事をきちんと言ってくれたからね。だから信仰が分かった家から、嫁いだことによってA家はかなり天国化しているということだからね。だから今度は嫁がせた娘とか、それから奥さんを娶った息子とかにはこういうことを教えてあげないといけないわけです。
さらに、『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』と。だからそういうことを想って我が家系を見ていくと、「先祖がこういうことをやったので今我々は不幸なのよね~」という考え方ではおかしいので、「今までの起きたことはすべて現在から我が家が天国になっていく為の準備期間なのだ」というふうに受け止めていただきたいと思います。
じっと自分の家庭を見た時に、いろいろお互いにありましたよね(笑)・・・。その過去の夫婦生活や様々なことがずっとあったとしても、それは「これからメシヤ様に直結してしっかり繋がっていって、そして我が家を天国にしていくための準備期間だったのだ」と。いろんな辛いことも様々な問題があったとしても、それは準備期間だったのだ、というふうに受け止める。そういうことを信ずるという人が、また世界救世(メシヤ)教の信者さんであるわけなのです。
『従って、神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。』ということなので、A家にとっては、今度は○○さんが必要なる人間として天国をつくるために加わって、そして二人の子供が許されて、その生まれてきた子供達も必要なる人間として生まれて来た訳です。だから「必要なる人間として生まれて来たから、その使命が達成できるように母親として子育てに従事していくのだ」というのが、世界救世(メシヤ)教の信者さんの子育ての仕方だということです。
そういうふうに『世界救世(メシヤ)教教義』を拝読した時に、そこまでいけるように過去の指導者がしてくれなかったために、ちょっと手落ちが起きたりしてきた部分がありますので、これからそうした部分を改善していきたいというふうに思いますね。
そして『今や、世界の情勢は混沌として帰趨を知らず、この時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い』・・ここはこのような時にメシヤ様は○○が救世主になるのか?
受講者
主人が?
楳木代表
主人がそうなるのか?その辺が分からないのですけれど、今のところメシヤ様に近いのは○○なので、そこに「A家の救世主として大任を許されて、ここに今支部に通っているのだ」という姿勢をやはり持っていただきたいということです。そして『人類の三大災厄たる病貧争を根絶し』ということですので、A家の病貧争を解決、根絶していかないといけない。病気を根絶するという仕方は随分学んできたので、スーパーなり何なりに行って買い物した時にその買い物カゴにスーッと入れるのではなくて、“病貧争を根絶できるか?”ということで買い物カゴに入れていかないといけない。それが世界救世(メシヤ)教の信者の生き方だということです。非常に細かいことなのですけれども、まぁ、そういう姿勢をもっていかないといけない。仮に添加物が入っているものをどうしても使用せざるを得ない時には、それを使用して作った料理を家族に出す時には“大変申し訳ない”というお詫びで出していかないといけない。非常にマニアックな話をしていますけれども、実はこういう心の営みが無いと天国はできないということです。今のままの生活では天国建設というのは非常に難しいということです。だから「一つ一つが病貧争を根絶する取り組みになっているか?」ということでありますので、食べ物はそういうことに気をつけていく。それから着ているもの、それから家の中、そうしたものが「すべて病貧争が根絶していくような方向に進んでいるのか?」ということをいつもチェックしていきたいと思います。
「病気」というのは非常に分かりやすい。しかし「貧」というものは分かりやすくて分かりにくいです。今中国の方々が爆買いをしているけれど、この爆買いの方式がだいぶん変わって来たということを皆さんテレビ等で見ていると思いますね。今は日本の文化に触れようという人達がだんだん増えてきているということでありますので、買い物の仕方が随分変わって来た、と。質を求める方向へ動いてきていると。じゃあ受け入れる側の日本人が買い物をする時どうかということを考えていくと、大黒様という御存在がここにいらして、まぁ皆さん方のご家庭にも大黒様を祀っている方がいらっしゃいます。“大黒様がどう働くか?”ということを念頭において、これまた買い物しないといけないので、こういう上着を買ったりですね、中のシャツを買ったりする時に、“大黒様がどう働かれているか?”ということを念頭においてその品物を買おうとしないと、そういう「貧」の方向に行ってしまうということです。しかし大黒様の導きで買い物をしていくと富の方へずっと動いていきます。買い物一つ一つ、さっきは、「病気」というものを根絶するための買い物と、今度は大黒様によって「貧」を無くしていくような買い物の仕方という方向にいつも頭を向けておかなければいけないということです。
それから次は「争」が一番難しいわけです。「争」も根絶していかないといけないので、朝起きた時から挨拶の仕方から、それから若い時は「いってらっしゃい」と言ってくれたけど、「今全然言ってくれない」というご主人方が増えています(笑)。「ただいま」と帰っても家の中がシーンとしていたり、そういうご家庭もありやに聞いております。メシヤ教の信者さんの話をしているわけじゃないのですよ。もうメシヤ教の信者さんの家は「ただいま」と帰ったら中からもう太陽のように明るい声で「おかえりないさい。お疲れ様。」と「大変だったでしょ。」とか言って、カバンを持って、あるいはコートを取ってあげて「早く暖かいところに行って」というような気の利いた奥さんだと、おしぼりが出て来る。夏には冷たいおしぼりが出て来る。そういうことで「争というのが消えていくということに努力しているか?」ということが大事だということですね。
そして『真善美の完き恒久平和の理想世界実現を目標として』・・理想世界ですから「理想的な家庭を実現させることを目標として」、『精進邁進せん事を期するものである。』と。家庭生活では「そういうことに精進邁進するという生き方をいつも自分はしているか?」ということが家庭あるいは自分に照らした時には必要になるかと思いますので、どうか参考にしていただいて、この『世界救世(メシヤ)教教義』を、いつも自分に当てはめて拝読をしていただきたいと思います。そして、「せっかくメシヤ様と御縁をいただいているにもかかわらずこの教義に基づいて生活をしていない方々には働きかけをしてあげて、そして自分の家庭が天国になるように、そして国家社会が天国になるような働きかけをしていけるよう共々に歩んでいくことを期しているのだ」というふうに想っていただいて、世界救世(メシヤ)教を復興する活動に今年も一層取り組んでいただきたいと思います。今日は少し話が長くなりましたけども、『世界救世(メシヤ)教教義』をこのように受け止めていただきたい事をお願いとして話をさせていただきました。
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【メシヤ講座 三重支部】
楳木代表
そして、そういう取り組みをする上において、本日学ばせて頂きます『祈りの栞に寄せて』の16頁の御教えを、この2月に改めて確認をさせて頂きたいと思います。楳木代表まず、一行目に、『抑々、世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』という風に、『世界救世(メシヤ)教を昭和25年の2月4日に開教されて、最初に、教義を作られました。この教義は、それまで渋井(先生)の系統の五六七会と中島一斎(先生)の系統の天国会がそれぞれ教義を持っておりました。それぞれが天国会の教義とみろく会の教義をもっておりまして、その教義を合わせて、メシヤ様は『世界救世(メシヤ)教』の『教義』としてまとめられたのが、この教義だという風に受け止めて頂きたいと思います。
楳木代表
そして、この時に御神名を『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は』という風に明らかにされたという事です。この境地にみんなが立ていない為に、未だに『みろくおおみかみ守り給へ幸倍賜へ』と唱えている教団が多いということであります。それから、いづのめ教団などは、その後に更に『おしえみおやぬしの神守り給へ幸倍賜へ』と唱えておりますので、人格神として、メシヤ様を捉えてしまっているという所から一歩も向上できていないところがあります。この『世界救世(メシヤ)教教義』というのは私たちの信仰を高めて、本来の境地に導く為にこの教義があるという風に受け止めて頂きたいと思います。
楳木代表
そして、『主神様はこの地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』という事ですので、これを信ずる人が実は『世界救世(メシヤ)教』の信者さんなのだという事です。今朝方から新聞やらテレビでエライ騒いでおりますよね。重力波というものを観測できたとアメリカの方から発表して、今大変な騒ぎとなっております。この重力波を測定した内容は13億光年前に二つのブラックホールが一つになった時に起きた重力波が昨年届いたのを観測できたという事ですから、遥か彼方で起きた重力波が地球に届いたということをアメリカで観測できたという事です。
楳木代表
それから、東大の研究所では岐阜の方にそういう重力波等を観測できる、こういう風な望遠鏡を二つ並べて、そこから飛ばせて跳ね返ってきたものに時間差があるかという事を測定しながら重力波が確かにあるという事を実証する実験をもう少ししたら始めようとしております。そうしたものをトータルで観測したデーターを論文としてまとめ上げて来た時に『この地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』という事を信じている人たちは、主神様の御経綸のひとつが解り始めるということです。そういう風な見方が出来る人が、実はメシヤ様の信者さんなんだ、という所までお互いに高まって頂きたいと思いますから、今朝の重力波のニュース等は非常に関心を示しておいて頂きたいと思います。
楳木代表
大体、今科学的には138億年前にビックバーンがあって、今の宇宙が誕生したという事になっておりますけれど、光の速度でずっと拡がっておりますので、私が今宇宙のことを語っておりますけれど、1秒後には宇宙は光の速度で拡がっておりますので、宇宙の事を語ったことにはなっていない。宇宙の一端を語ったという事にしかならないのだと言う位、この宇宙は非常に大きい存在でありますし、この宇宙を造られた主神様の御存在は御肉体として捉えていくと、1秒間に光の速度で拡がっている位、無限に拡がりつつある御存在がこの主神様で在られるのだという認識を、まず持っていて頂きたいと思います。
楳木代表
そして、『この地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある』という事ですので、45億年前に地球を誕生させられて、その地球にまた天体をぶつけて太陽に向かって垂直であった地軸を23.4度傾けさせて、そして月を御造りになり、その月を地球の周りを廻らせながら、更に彗星をぶつけて、氷の塊をぶつけてきて、海を造られ、大気を造られたのが凡そ7億年かかっている訳ですね。
そして7億年かけて大体大気と海が十分出来上がって月が近いので、海の満ち引きが非常に激しい中に、泡が出来て来て、その泡の中に塩基が入ることによって生命の最初の状態が生まれたのが38億年前です。そして、その38億年前に生命が誕生してから月が1年に4cmずつ離れることによってその中に遺伝子とかそういうものができて、次に遺伝子の変化を起こさせて段々生命を複雑化してきて最後に人間が誕生してきました。38億年かけて人間を創り上げて来られて、そして、その人間に地上天国を造らせようとされている。これが御経綸であるという事であります。
楳木代表
東方之光教団が今の経綸とかと言っている経綸の規模とちょっと違うのです。経綸というのは地球の事を考えても45億年の経綸があるのです。この45億年の経綸はずっと一貫した主神様の御意図の下に進んでいるという認識を持つことが我々の信仰の一番根底にないといけないということにおいて、この一行目は理解しておいて頂きたいと思います。
そして、人間が生まれてくるまでには皆さん方が女性の場合、男は体験できないのですけど、女性はお腹の中に子供を宿した時には、卵子1個に精子が入って、2つに割れて、4つに割れて、8つに割れて、16に割れて、32に割れて、64に割れてというようにそういう細胞分裂をずっと繰り返しながら、3ヶ月目迄の間は水中動物の形でどんどん、どんどん細胞分裂を繰り返して、そして、3ヶ月目に陸上動物に変化していく訳ですが、その時に血液を作る場所が水中動物の場合は脾臓ですが、陸上動物は脊髄で作りますので、脊髄にその血液を作る場所が移る時が3ヶ月目なので、この時に母体に薬毒その他毒素が多い人は子供に物凄く負担をかけているので、子供が劇的な変化をする時に、母親をじっとさせておくために悪阻を酷く出すのです。
特に毒素の少ない人とか、あるいは胎児が非常に元気な場合は、悪阻は非常に緩やかです。ただしかし、妊娠を自覚できるために悪阻というのが起きるのですけど、中には悪阻が全然感じないまま、お腹が膨れてきたという人も女性の中にはおりますけども・・・。この悪阻というのはそういう意味があるのだと解った上で奥さんが悪阻になってとりわけ酷い時には、「今、胎児が、自分の子供が劇的な変化をしている時なので大事にしてあげないといけない」と労わってくれる夫でないといけない訳で、悪阻の意味を知らないと、「悪阻は病気でないんだ」なんて捨て台詞を吐くようなことになってしまう事になっていきます。やはり物を知らないと対応の仕方とか、あるいは感謝の念とか生まれてこないので、こうしたことを知っていくというのが実はメシヤ様の弟子なのだという風にご理解頂きたいと思います。
そして、3ヶ月目で陸上動物になって5ヶ月で大体人間の形になって行きますので、メシヤ様は『5ヶ月以上で流産した場合は祀ってやれ』という風に仰っておられます。しかし、5ヶ月未満の場合で自然流産の場合は祀らなくてもいいが、人工流産の場合は祀らなくてはいけません。これはまだ人間の形に未だなっていないので、まだ動物状態なので祀らなくてもいいという事です。だからメシヤ様が私たちに説いて下さっているのは、非常に科学的な裏付けもある中で私たちに教えを垂れて下さっているという事ですね。
楳木代表
それから、5ヶ月目から10ヶ月目までの間は何を胎児はしているかというと、そこからは神経を育てるという取り組みと肉体を大きく成長させていくという取り組みをしていく訳なので、早産すると目が悪い、目が少し弱い子が出来てしまうのは、目の神経が最後に出来るからそういう事が起きる訳でして、動物と人間との違いは、色彩を細かく認識できるのが人間であって、白黒状態、牛とかは白黒状態に近い状態になるので、闘牛でマントを翻して向かって来るのは赤だから来るのではなく、ヒラヒラするから飛んでくるのであって、そういう違いを基礎的な学びとして今の義務教育があるのです。だから、メシヤ様の御教えを理解するために、義務教育の中でそうしたものを知識として蓄えてきて、この御教えを理解するという風にして子供たちを育てて頂ければ、大変有難いと思います。ここの『太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』というのはそういう事まで拡がっているのだ、という風に受け止めて頂ければ有難いと思います。
楳木代表
『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。』ですから、代行者になるために神に近い神経が形成される訳です。そして、この経綸が解った人間にとって『一切万有は人間の為に』在るのだということで、解らない人間が全ては俺のものだとかいうのは、これは我欲になってしまうので、主神様がこの宇宙を御造りになって、地球を御造りになって、そして、地球上に天国を樹立する為に、全てを用意されているという思いに至った時、人間というものは『一切万有は人間の為に』在るのだという風に受け止めることができるのだという風に、これから色んな方々にメシヤ様の御教えを取り次ぐ時には、そういう立ち位置をしっかり持って、人の話に対して明確な答えを出してあげて頂きたいと思います。
楳木代表
『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』ということですので、今まで様々な人類史を若い時に勉強されてきて、今は実際にテレビやインターネットの中で、世界で起きていることが手に取るように分かりますので、そうした人類史は全て地上天国を建設する為に、樹立する為に起きてきた内容なのだ、と。それを地上天国建設の総仕上げをされるのがメシヤ様であり、メシヤ様の弟子である我々の役割ですので、そうした考え方を持って世の中を見ておいて頂きたいと思います。
楳木代表
『従って、神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。』『その時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い』という事で、メシヤ様は『文明の創造』の中では感染症等を克服する為のワクチンの評価等もされております。しかし、そういうものよりも、メシヤ様が進められる浄霊法の方がより効果的なのだという事を力説されている訳ですね。今はまた、ブラジルの方にオリンピックのために渡航するには、また大きな病気が立ちはだかっているので、妊娠している人などはブラジルの方には入って行かないようにと警告が出ておりますけれども、そうした感染症も蚊が媒体になっているという事なのですが、どういう風にしていくかという事に対しては中々、みんな知恵を出し合っているけれど、どうしていいか解らないという状態です。
そういう国もあれば、時代が進んで日本の場合は二人に一人が癌になっている。それから、精神病患者が非常に多いということ。また、高齢化社会になっているけれど、認知症の人たちが増えているという現状を迎えております。認知症にならないために脳トレやっている人がいるよね、単純計算とかね。あの脳トレは凡そ役に立たないそうです。それは何故かというと、あんなことやっても歳を取ったのだから脳細胞の働き方が違うので、大事なことは、今までの人生を振り返って総まとめをして人に〝自分の人生はこうだった″という事を伝えていく。インプットでなくて、アウトプット。自分が出していく事をやっていかないと実は認知症予防にはならないのだという事が最近の医学では分かってきたそうなのです。いくら単純計算をしていても、疲れるだけで、あんなことしても駄目なのです。だから、自分の人生を振り返ってみて、そして、自分の人生はこうだったのだ、と。それプラス、何歳になっても社会貢献していこうという姿勢を持っていかないといけない、という事です。
今、100歳以上でまだ現役バリバリの人が何人かテレビに出ていて、「どうしたら100歳を超えてもそんなに元気なんですか?」ということを取り上げておりましたが、まず、食べたいものは食べるという、一生懸命。身体を鍛えるときには必ずタンパク質を摂っていくので、肉はそれほど摂らないけれど、魚類は一生懸命食べて・・・、この前出ていた100歳の人は、歩くのはそう丈夫ではなくなって車椅子だけれど、「週に一回は寿司屋に行く」と言っていました。息子に連れられて。車椅子を押して、近くの寿司屋へ行って寿司を摘まみながら「美味しい」と。歯は全然ないのだけれど、歯茎で噛んで、その人。しかし、歯を入れておかないと喋るとき喋れないので、喋るときだけ入れ歯を入れる。そんなことを紹介されていましたが、メシヤ様の『食べたいものを、食べたい時に、食べたいだけ食べる』という御教えに沿うように生活をしている人たちもいらっしゃるので、色んな知識とか人間によって示されているけれども、それは全て最終的には地上天国を造る為に必要な人間として生まれて来て、必要な知識を私たちに提供してくれている、という風に世の中の動きを見ておいて頂きたいことと、宗教も必要に応じて出しているのです。
大きい事を考えていけば、日本の場合は『文明の創造』で学んできたように、3000年前に当時の徳に寄って治められていた伊都能売神皇様がインドへ下られて行って、インドで仏教をお作りになって、その仏教が逆輸入して、日本の『夜の時代』の、非常に欲望に駆り立てられる、戦いに駆り立てられるそういうものを鎮めるために、仏教が今日まで果たしてきた役割というのがあります。それから、西洋の方ではキリスト教ができて、十字軍を中心にして、キリスト教を信ずる者が一番優秀だということを証明する為に、一生懸命知恵と力を出して世界制覇をしていきました。その中から、マホメットによって、人間は強い存在だけではない。弱い面もあるのだという事で、イスラム教を創って、その弱い存在の人間を護る為に非常に厳しい戒律を作って人類を導いて行きました。大きい三大宗教はそういう役割を担って今日まで来ているという事が、そういう判断をすることができるという事が、ここに書かれている『必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである』という一文になっていると受け止めて頂きたいと思います。
楳木代表
『今や、世界の情勢は混沌として帰趨を知らず、この時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い、人類救済の聖業を達成せしめ給うを信ずると共に』
ここで『救世主(メシヤ)の大任を下し給い、人類救済の聖業を達成せしめ給うを信ずる』というのが、世界救世(メシヤ)教の信者さんなのだ、という事です。ですから、『応身弥勒と化し』という状態の処から『救世主(メシヤ)とならせ』という処までメシヤ様の御神格が上がられて、そして、そのメシヤ様によって、地上天国を造っていかれるのだという事を信ずるということは、実は世界救世(メシヤ)教の信者さんなのだ、という風に、メシヤ様はそういう風になって貰いたい為にこの教義をまとめられているという事です。
楳木代表
そして、『人類の三大災厄たる病貧争を根絶し、真善美の完き恒久平和の理想世界実現を目標として精進邁進せん事を期するものである。』
この『精進邁進せん事を期』した時に、実は「入会申込書」を書いたのだという事。「ふ~ん!」って言いたくなるね(笑)。そんなこと知りませんよ!まあ、『目標として精進邁進せん事を期するものである。』という気持ちを持っている人が、実は我が世界救世(メシヤ)教の信者さんなのだ、と。
「いや、私そんな大それたところまで行ってませんけど・・・。」と、今更言っても遅いのだよって(爆笑)。まあ、冗談ですけど、まあ、こういうような気持を昭和25年3月11日に持って貰いたいということで、メシヤ様はこの『世界救世(メシヤ)教教義』を御示し下さったのだという風に受け止めて頂きたいと思います。
楳木代表
それと同時に、過去のメシヤ講座・特選集の中で取り上げているように、この『世界救世(メシヤ)教教義』は同時にですね、自分に当てはめて読んで貰いたいという風にしております。
今日Sさんから相談を受けた内容からすると、それに当てはめて考えていくとすると非常に分かり易いと思うね。
「抑々S家の初代先祖はこのS家を天国にすべく初代から家庭を営んできたのであることを私は信ずるのである。」という認識に立って、物事を考えて行って頂きたい。初代がわからないので、今系図を作くり始めたということ。その系図ができれば、S家の初代はという風に考えることができる訳なのだけれど、系図がなければどうなんだろう?ということになるので・・・、今月のこの勉強にぴったり合っているようにS家の先祖が動いているという風に受け止めて頂きたいと思いますね。今日はS家に照らして全部読んでいくと、『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に』なので、これに対して、私を先祖の代行者、私というのはSさん自身のことね。
代行者、先祖の代行者とされ給うと共に、一切万有はSさんの為に造られたものである。先祖がやった事なのだけれど、Sさんが関わっている。さっきのね、戸籍の事も、全部自分に関わっているという事は、自分が先祖の代行者になっているという事。物事を整えていく、そういう風に受け止めて頂きたいと思います。
楳木代表
『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』ということなので、「故に今日までS家の歴史というのは、今Sさんが整えようとする準備工作に外ならないのだ」と。そういう事を信じていくのだということ。
『従って、神はその時代々々に必要なる人間と』という事なので、S家の歴史の中で、必要なる人間と必要なる宗教に関係しながら、それぞれの使命を果たして来たのだ。過去色んなことあったのですが、全てはS家を天国にするために起きてきた事なので、自分がその役割を担っていければ天国になっていくのだ、という風に受け止めて頂いてね。
楳木代表
しかし、今や、S家の情勢は混沌としてということだから、混沌としていることもいくつかあるよね。これを、この時に際し、次はメシヤ様がSさんにS家の救世主になる様に大任を下し給い、S家の救済の聖業を達成せしめ給うを信ずると共に、S家の三大災厄かは分からんけど、S家にある病貧争を根絶する、ということ。
だから、昨日もみんなにちょっと話して「え~っ」ていう顔をされたのだけれど、例えばスーパーに行って、買い物をした時に、この買い物は病貧争を根絶する事に繋がるか?という思いで買い物をして欲しい、と。ということは、添加物が書いてあったら、病貧争の根絶にならない訳なので、もし買わざる負えない場合は、添加物の入った物を買って料理を作って、家族に出す時には病貧争根絶にならないので、お詫びしながら出していかないといけない。これ位の信仰姿勢を以て生活を営んでほしいという事です。
今日こんなに素晴らしい野菜が上がっているので、こういう野菜は病貧争の病気を根絶する働きに繋がっていく。しかし、どうしてもやはり、美味しいものを作る時には多少添加物の入っているものも使わなければいけないとなった時には、それは、病貧争根絶する方向に行ってないので、「私の努力不足で病貧争根絶できないで申し訳ありません」という事で食事を家族に出していって頂きたいということです。実はそれぐらいに非常に細かい思いを想念で物事をやって頂きたいということですね。
楳木代表
それから、病貧争の貧という事で考えたら、今丁度中国から大勢の方々が来て、爆買いが話題になっているけれど、最近は爆買いよりも、日本の文化を体験する方向に少しシフトをしているそうですけれども、日本人の問題としては、ストレスのために買い物をしてしまうという人たちが非常に多い為に、クレジットカード等を使い過ぎて、金銭的に苦労をしている人が非常に増えております。
私たちは幸いにも大黒様というお働きを頂いているので、ひとつ買い物をしようと品物を取り上げた時に、この買い物は大黒様のお働きがあるかどうか、一回チェックしてから買うか、買わないか決めていくと、随分買い方が違ってきます(笑)。私の目標は50%引きを見付けて買い物をしているけれど、中には上手くいくと70%引きとか。服を買う時には来年の服をいつも買っている、今年着る服は買わないで、来年着る服を買うわけなので、こういう風に正座とかすると膝がすぐに擦れてくるので、そうすると、上手くいくと7割引きに出くわします。手に取った時に大黒様のお働きだと思って買っていく。こういうことを重ねていくと、貧というものから遠ざかっていくということですので、我々は病貧争を絶無の世界を造ろうとしているので、家庭の中でも貧を減らしていこうとする方法というのは、大黒様のお働きを頂きながら、買い物等をしていくということです。
楳木代表
それから、争をなくすのは、家族ほど難しい処がありますよね、直ぐにカチンカチンくるし、こうして欲しいのに全然言うこときかない人もいるから、それを絶無にするのが私たちの使命な訳なので何事をするにも、『病貧争を根絶し』という処を課題にして頂きたいと思います。それで、真善美の完き恒久平和の理想の家庭を作るために精進邁進しているのが私なのだ、という事なので、Sさん随分努力をしているのだけれど、今回のようなことが出来て来た時に、より一層こうしたことを確認していきながら、「精進邁進するので、メシヤ様、御力を下さい」というのが、参拝の時にお祈りする在り方。「私、今こういうことが課題なので、なんとかして下さい」というお祈りは今までのお祈りなので、「精進邁進するので、御力を下さい」というお祈りの仕方が、実は世界救世(メシヤ)教の信者さんの祈りの仕方だという事です。
楳木代表
Iさんと目が合ったけど、娘さんが明日無事に元気に帰ってきて、いい家庭をこれから築いていく時にも、その事が「上手くいくように」というお祈りよりもですね、娘に対して、こういう課題があるから親としては手を出し過ぎてもいけないけど、こういうアドバイスをしてやっていこうと、そういう「アドバイスをするので、御力を下さい」というお祈りをして頂きたいです。だから、天国を造っていくという事のために、家庭天国を作っていく為に、これがあの子には必要だからこのことを言ってやらないといけない、という時には今までの親子関係もあるので、言い難いこともあるし、言い易いこともあるし、いざ言ってみると、「おかあさんはどうなのよ!?」というような反発が来るかも知れない、娘の場合は特にね。で、その時に自信を持って言えるようにメシヤ様から御力を頂く。というお祈りをして頂かないと・・・。上手くいきますように、上手くいきますようにという祈りだけでは駄目なのだ、という事です。これがメシヤ様が我々に求められていることなので、困った時の神頼み式の信仰をいつまでやっていても、これでは向上がない。困った時の神頼み式の信仰から、いつもメシヤ様が我々にどういう事を求めておられるのか、どういう人間に向上するように求めておられるのか、ということを絶えず念頭に置いて生活をさせて頂くのが、この世界救世(メシヤ)教にご縁を頂いた人たちの生き方なのだ、という事を今日は改めて確認をさせて頂いて、いつもの様に質疑応答に入りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
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【メシヤ講座 出雲支部より抜粋】
『世界救世(メシヤ)教教義』と生活上の御教えを繋げて理解する
『御経綸』
楳木代表
そこでですね、先ず1行目から説明しておきますと
『抑々、世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』
というのが、世界救世教の信者さんなので、現在の経綸は「どうの」「こうの」と言っている東方之光教団は、実は『世界救世(メシヤ)教』教祖の教団ではないという事です。この事を明確に分かっておかないと『経綸』の意味がサッパリ分からなくなって行きますので・・・。
じゃ、その『経綸』は一体何かという事を考えて行きますと、今幸いな事に先週からですねビッグニュースが世界を駆け巡っていますよね。皆さん方もテレビや新聞で随分聞いたと思いますけれども、13億年前にブラックホール二つが合体した時に重力波が起きて、それが去年の9月に地球へ到達して、その瞬間我々の身長が伸びたのです。私も自覚なかったけれど・・・(笑い)。伸びたのです。重力波によって。どれだけ伸びたかというと何万分の一粍伸びたのですけれども、重力波の影響を受けて、それをアメリカの研究チームが観測出来たという報道が流れまして、世界中騒いでおります。日本はですね、先日ロケットを打ち上げました。それは重力波を観測する為の観測装置を、打ち上げた訳ですね。X線などを透して、その重力波とかブラックホールを探ることが出来る、そういう装置を打ち上げて行った訳です。
これは何かというとですね、重力波というのは13億年前に発生したものが、光の速度で地球にやっと到達した訳ですので、13億光年彼方から来た波である訳ですね。これはどういう事かというと、宇宙というのはそれだけ広大なのだという事です。ですから宇宙というのは主神様の御肉体でありますので、主神様の御肉体を科学的に説明すると、約138億年前にビッグバンが起きてですね、光の速度で宇宙が広がり続けているというふうに言われております。これが主神様の御肉体であるという事ですので、この138億年前から光の速度で広がっている御存在が主神様の御肉体であるというふうに説明した瞬間に、もう1秒経つと光の速度でもう広がっている訳ですので、実は主神様の事を説明した事にはならない訳ですね。御肉体としては光の速度で広がっているので、説明した時に、もう主神様の御存在は大きくなっています。それぐらい大きい御存在が、この『主之大御神』様であるのだというふうな認識を、先ず世界救世(メシヤ)教の信者さん方は持っておいて頂いて、宇宙を見詰めてそして科学者が色々報告した内容を基にですね、主神様の『御経綸』を理解して行くという事です。
東方之光が経綸として唱しているものは、之は人間の都合の経綸ですので、主神様の『御経綸』ではないという事です。その事が明確に分かっておかなければですね、メシヤ様の天国建設の御神業というのは理解できない所があります。まずは主神様のそういう大きい御存在であるという事を、科学的に今少しずつ分かって来たという事であります。
『太初』
楳木代表
そして、138億年前に起こしたものは、ビッグバンで宇宙を先ず創った訳です。そしたら『此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある』という、この『太初』は一体何かというと、今度は地上の太初ですので、約45億年前にですね太陽の欠片から集合した火の塊が地球として生まれましたので、そして、生まれた時に直ぐまた他の天体がぶつかって行って、この地球の地軸はですね太陽に向かって直径に回っていたのですけれども、この天体が当たった時から23.4度傾きまして、コマのように回り始めました。そして当たった欠片で、月が出来ました。この月が地球の周りを回りながら、地球が太陽の周りを回るようになった訳ですね。
地球が火の塊だった所へ宇宙からですね、オールトの雲という所で氷が出来るので、その氷が彗星として飛んで来てですね、このドロドロ燃えている所へドンドンぶつかって行って、そして地表が冷えるのと水蒸気を発生させて雲の様なものが出来てきて、そして雨が降って海が出来てきて、陸地と海とが段々出来始めて、この出来るのが7億年掛かっております。この7億年が実はですね神話の中に出てくる、キリスト教でいくと一週間という事に、この七が一週間になってくる。日本語に当て嵌めていくと、七が「成る」という言葉を生んでいますので、この7億年が一番地球上にですね生命を宿す事の出来る準備期間であるので、この7億というのを認識する為に、七が夫々の教祖にですね御啓示として「七」という数字を与えて来た訳です。これが主神様の最初の地球上で執り行った事です。
『人間を神の代行者とされ給う』
楳木代表
そして、7億年経ったので、今から38億年前にですね海の満ち引きはですね・・・、例えて言えば、恐らく日本海の海は奥出雲を越えて、毎日満ち引きがあったと思います。それ位の満ち引きがずーっとその頃は・・・、何故かというと月が非常に地球に近かったので、引力が物凄く強かったのです。それで海の満ち引きがずーっと奥出雲の方まで毎日ドシャーンと行っては下がって来て、またドシャーンと行って、こんな事をやっておられたようです。その時に海の中のあわにですね塩基が宿った時が生命の出発点です。そして、これが今から38億年前です。この38億年前に初めて生命が生れてから月がですね、1年に4㎝ずつ離れて行っております。この4㎝離れる毎に生命が複雑化してきて、3行目に『之に対して人間を神の代行者とされ給うと共に』というふうにですね、最後に人間というものを神様の代行者とすべく創ったという事です。
この38億年の流れはですね、男性軍は植え付けはしているのですけども、産んだ女性は・・・、この最初にですね卵子に精子が受精した瞬間にですね、二つに割れて、四つに割れて八つに割れて十六に割れて、三十二に割れて六十四に割れるという事を繰り返しながら、3カ月までは海の中の生き物として、ずーっと細胞分裂をしていきます。そして3カ月目に成った時にですね、水中動物から陸上動物に一挙に変化します。この時に母体に毒素が多かったり、或いは胎児が弱い場合は、激しい悪阻を起こします。そうして胎児を守るべくですね、母体を寝せておくという事をおこします。胎児も元気で母体も比較的毒素がない場合は、悪阻が軽いという事です。劇的な変化を守って行きます。
私の娘もこの春から大学に入るので、大学時代に彼氏とかが出来て、その彼氏が就職して或る程度の生活が出来るようになったら“お宅の娘さんを私に下さい”とか言って挨拶に来ると思います。挨拶に来た時の、私の条件は「君は結婚したら子供は欲しいのか」と“ハイ、僕は、3人は欲しいです”とか言ったら、「妊娠した3ヵ月目にうちの娘を労わる気持ちがあるか」といった時にボーっとしていたら、「そんな事を考えていない男には娘をやる訳にはいかんので反対だ、帰れ」と、まぁ一旦は帰そうと思っています。(笑い)それは何故かというとこの劇的な変化の時に、男が妻を守るという姿勢のない人間に家の娘をやる訳にはいかない・・・。この人類の生命誌を分かっているような人間でないと、やったって大した家は作れる訳はないので、そういう男にはやらない。(笑い)というのを、まぁ結婚の条件にしようと、今『世界救世(メシヤ)教教義』を読みなから考えている。(笑い)
劇的な変化とは一体何かというと、海で生活をしている魚はですねエラ呼吸しておるのと、脾臓で血液を作っています。陸上動物になると肺呼吸に変わって、そして脊髄で血液を作るようになります。もう劇的な変化を遂げる訳ですね。その時に結婚して一緒に子供を作った二人がですね、胎児を守る姿勢がないような、そんな人間が、子育てしてもロクな子供を育てませんので、そういう事が分かっている夫婦になって貰いたいという事ですね。
そして、3カ月が過ぎて陸上動物に胎児は変わって、5カ月目に初めて人間の身体になります。ですからメシヤ様が仮に流産した場合5カ月以上で流産した時には『祀ってやれ』と御垂示下さっているのは、人間の身体になっているからなのですね。そして5カ月未満の場合は『祀らなくていい』と仰っているのは、人間の身体に未だなってないからです。動物だから『祀らなくてもいい』と仰っている訳ですね。しかし、これは自然流産の場合なので、人工流産の場合は何カ月目でも祀ってやらないといけない。これは殺人行為なので、その殺人に対してですね「お詫び」をして行かないといけないので、そういう意味で祀ってやらないといけないという、そういう違いがですね、この5カ月目というのにはあります。そして5カ月になって人間の身体になって、後は未だ産まなかったでしょ?○○さん・・・未だ5カ月腹に置いていたでしょう、その間胎児はどうなっていたかね?大きくなっているのは確かだけど・・・大きくなるのと同時にですね、神経を神の代行者に近づける為の神経の発達が其処から始まる訳です。
ですから、昔未熟児で生まれて保育器に入れた子供達、目が悪くなる子が非常に多かったですね。それは目の神経が最後に出来るからなのです。10カ月目に入ろうかという時に目の神経が一挙にずーっと育っていきますので、その時に保育器の中で青い光線とかが当たると育たなくてですね、目の悪い子が出来てしまったというのは、そういう所にある訳なのです。○○さんの所の牛はこの前いい値段で・・・(参加者:いい値段で売れました)牛の視力と人間の視力の違いは何?・・・視覚といっても良い、牛の視神経と人間の視神経の違い・・・(参加者:正面と横の違い)それは目の位置だから・・・。これはですね、牛は色盲だという事です。牛は白黒しか見えない、カラーに映らない、人間は色彩が全部わかる。この違いが実は人間と動物の違いであるし、神に近づくという事がそういう事なのだ、と。その差があります。
それから又「脳」の働きが動物と人間は違うので、言葉の発生方法がまた違って来ます。牛の場合は、牛はモーモーだから「マ行」しか許されてない。犬はワンワンだから「ワ行」しか許されてない。猫はニャーニャーだから「ナ行」しか許されてない、人間は全ての言葉を許されている訳ですから、神の代行者という事は、動物が神の代行者に成れないのは、この神経の問題である訳ですね。この違いを認識する為に、メシヤ様は言霊の事を少し我々に教えて下さっている訳なのです。之がこの『人間を神の代行者とされ給うと共に一切万有は人間の為に造られたものである』という事です。
ですから一切万有は人間の為に造られたものであるので、ここに最後の109頁「天国的生活」という教えが載せてありますけれども、ここの2行目に『「花鳥風月も、百鳥の声も、山水の美も、悉神が自分を慰めて下さるものであるように思われ、衣食住も深き恵みと感謝され、人間は固より鳥獣虫魚草木の末に到るまで親しみを感ずるようになる。』という事が繋がってくる訳です。このですね『神の代行者とされ給うと共に一切万有は人間の為に造られたものである』という事があるので、こういう心境を持つ事が「天国的生活」になるのだという事に繋がって参りますので、そういう認識を持っておいて頂きたいと思います。