「『文明の創造』総篇 地上天国」(文創  昭和二十七年)

本文は『文明の創造』61ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 枚方支部】

楳木代表

それではよろしくお願いします。今日拝読していただいた御教えの下から3行目4行目くらいを見て頂きたいんですが、

『此(この)様な末期的惨状を神として、そう長く放任して置けないのは当然である。』

これが一つと

『といふ理由と来(きた)るべき理想世界の住民としての健康人を作らんが為との二つの理由によって、茲(ここ)に医学の迷盲を発表するのである。』

この二つの理由というところをしっかり印をつけて、この二つの理由を元に、昨年の12月にお渡しした『文明の創造(二・上)』と今年6月にお渡しした『文明の創造(二・下)』を、メシヤ様は御執筆になられたんだということです。

つまり、いつまでも神様がこの末期的惨状を放任できないということと、もう一つは来るべき理想世界の住民としての健康人を作らんがための御心によって、この『文明の創造(二・上下)』の部分を御執筆になられたんだということです。

そういうことを何回も何回も確認しながら、あの『文明の創造(二・上下)』を拝読していただきたいと思います。

どうしても病気のこととかにずっーと入っていってしまうんです。しかしあそこに出てくる病気と現在の病気とは随分違ってきているし、呼び名も変わっている部分もあるので、メシヤ様の御心をしっかり腹に置いて拝読しておかないと、現代に生かすという事ができないということになりますので、ここの4、5行は何回も何回も腹に入れるように拝読していただきたいと思います。

それから次、上の方に遡りまして、最初から5行目くらいになりますが、

『幾変遷を経て漸(ようや)く天国の一歩手前に来たのが現在である。』

とあります。

これは昭和27年にお書きになったので、メシヤ様は昭和27年の段階で天国の一歩手前に来たんだという御認識であられたわけです。

しかしメシヤ様が御法難時の後遺症によって命を縮められてしまったので、また、その後を継いだ者達が、御心を具現化していくことが充分出来なかったために、今日まで天国建設がずれ込んでいるということです。

今日までずれ込んでいるので、いつまでもずれ込ませておかないで、いよいよ我々の手で天国を建設していくんだという気持ちをですね、さらにここで固めていただきたいと思います。

その為にメシヤ様はこの文章を、非常に短い、『天国篇』という項目を我々に残して下さっている、というふうに受け止めていただいて、短いところですが、何度も何度も読み返していただきたいと思います。

 

天国づくりの基礎

楳木代表

そして

『此(この)世界を一口にいえば、病貧争絶無の世界である。』

とお書きになっていらっしゃいますので、建設する我々から病貧争を絶無にしていかないと、皆さんを導いていくことはできませんので、自分自身、そして我々の家庭を、まずは病貧争絶無の世界にしていっていただきたいと思います。

 

【平成23年9月メシヤ講座より】

 

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