自然治癒力の説き方
楳木代表
それから本部の一日祭の時に、なんと私が小学校4年生の時の担任が参拝に来てくれたんです。85歳です。
私も小学校4年生から会ってないので、ほんとに久しぶり、小学校4年生の時140ちょっと身長があったと思いますけど、先生はその頃はもうちょっと大きかったけどね、もう今は小さくなってましたけど、懐かしかったです。来た時に、「まぁ大きくなったわね」と。(笑)
やっぱり先生からみると、いつまで経っても教え子は教え子なので、よくお出(い)でましたという事で、一緒に御参拝をして、足が悪いので椅子に座って私とちょうど目線が同じになるくらい小さくなってしまっていました。
20年前に調子が悪い時に一度我が家に来て御浄霊をいただいて、そして御守護いただいたことがあるんです。だけど、若い時からクリスチャンなので「(当時の)救世教に入信するということはできません」と。
その代わり、当時のMOA商事の食品とか買っていて、しかしその後その場所は主の光教団になったので、東方之光教団のほうの自然食品をしょっちゅう買いに行っておられたんです。
このメシヤ教になってからは一度も顔を合わせてなかったんですけれども、母と行事で一緒になった時に、具合悪そうだったので、「また御浄霊いただかれたらどうですか?」ということで来るようになったんです。来た時に、“御浄霊の原理”というのは、何回も聞いて来たと思うんだけどね。
それで、「私が小学校4年生の時に、先生は、人間とは何、と教えましたか?」と聞いたんです。
「我々が4年生の時には、まだ38億年前に地球上に最初の生命が宿ったという事は解明されてなかったけれども、しかしはるか昔に生命が地球に宿って、それからずっーと進化を続けて人間ができて来たと教えられたでしょ?」
「うん、そういう風に話した」と言ったから、こう言ったんです。「そうであれば、人間は最後に出てきたものであれば、しかも進化して出てきたものであれば、途中の生き物の能力、それをすべて持ったのが人間ということになるでしょ?
植物にしろ動物にしても全ての能力の総合体が人間なんで、だから人間の中にはあらゆる事に対応できる、そういう能力が備わっている。
しかしその能力をほぼ押し込めてしまっているのが現代人です。それはどうしたところから言えるかというと、昨日もどこかの高校生が運動会の練習で、熱中症で10人くらい倒れて救急車で運ばれたでしょ?昔はそんなことはなかった。
それで、今は、天気予報の時に注意してるでしょ?水分補給、適度の塩分もお取り下さいと。そして体調管理に御注意下さい、というふうに言わないといけないように、現代人は弱まって来ているんです。
しかし栄養価から見たらどうだろうか。我々が子供の時の食生活と今の食生活では、栄養価でいくとどうだろうか?今の方が非常に栄養が高いということです。これだけ栄養が高いんだから、健康じゃないといけない、元気を維持してないといけない筈です。しかし現代人の方が弱いし、病気が多いのはどういうことですか?」と。相手も先生なので、そういう感じで語りかけて言ったんです。
そしてもっと具体的に言えば・・我々のような田舎ではね、夏になると夜明けと共に、こんな柄のついた、これぐらいの鎌を持ってね、こちらに砥石と水を下げて、こちらに弁当とお茶を下げて、ほとんどの農家の方は山へ、夜明けと共に山へ登って行きます。
山へ入って草を刈ってね。そして草をこれ位に丸めてね、ちょうど牛に積めるくらいの大きさにくくってね。そしてゴロゴロゴロゴロと、刈っては丸め、刈っては丸めてと、日暮れまでやって、そして帰って来ます。帰ってきてクタクタになっているんだけれども、また一晩寝ると次の朝また夜明けと共に山へ登っていくという生活です。
その人達の弁当を見るとどうかというと、いつも話すように、ほぼ梅干し入りの日の丸弁当で沢庵2,3切れしか入ってないんです。栄養的に見ると、現代人から見ると最悪な弁当なわけですね。しかしそれを食べて一日仕事して、一晩寝るとまた次の日山に登って仕事してくる。
これは何かというと、人間が持っている能力をフル活用出来てたわけです、昔の人はね。
しかし現代人は栄養を取り過ぎるために・・、栄養の取り過ぎだけじゃなくサプリメントまで飲んでしまっているために、人間の体のバランスが崩れちゃってるんです。サプリメントを飲むと小腸が弱ってくる。小腸というのは第2の脳と言われているので、体全体がもうガタガタになってしまってくるんです。
食べた時は栄養がスッーと入ってくるので、何か元気が出て来たように思うし、これで栄養が補充されたという気分になるかもしれないけど、ずっと常用していると体がもうガタガタになってしまうんです。そういうように話をしたら、先生は・・目のギョロッとした先生なんだけど、「言われる通りやね」と。
だからこの御浄霊というのは、人間が本来持ってる、粗食であろうが体の中でどんどん栄養分をどんどん作り出す、そういう能力や、病気になった時に、体を治していく、そういう自然治癒力を出す為に力として与えて下さったものなのですよ、と話をしたんです。
そして、「動物はどうやって病気を治していますか?」と聞くと、学校の先生だからね、「あっ、それはね、寝て治してる」と。
「そうでしょ、動物は寝て治しているでしょ。動物はどういう風に寝てますか?」「いやね、何も食べずに、こうして目をつぶって寝ている、そうすると治っていく」と。
「じゃあどうして、そうやって治って行くんですか?例えばね、野生の犬とかが、ここを怪我したり、あるいはここに何かが出来て病気になった時には、犬はひたすら目をつぶって寝てますね。
そうすると餌を食べると血液というのは胃に集中して行きます。だから悪い所を治す為の血液が希薄になります。だから治す力が弱まってくる、だから何も食べない。何も食べないと血液が全部ここに集中してくるんです。現代人は寝ているのは寝ているんだけど、みんなテレビつけてるでしょ。病院でも、それぞれにテレビがあるでしょ。カードがあってね。あれが一番病気を治さない。
何故かと言うと、子供生んだ時に、最初魚みたいな形でしょ、それが両性類のような、いわゆるトカゲみたいな形になって、それから5カ月目になって、ようやく人間の形になっていく。じゃあ後の5カ月は、胎児は何をしていくのかというと、神経が伸びているわけね、人間の形としてもっともっと整えながら、神経が伸びて行って、最後に視神経ができていきます。だから昔、保育器に入れると目が悪くなると言われてたのは、その視神経が伸びる時期に保育器に入れて、昔はキツイ光線を当ててたので、視神経が伸びないために目が悪くなっていたと。
ということは最後にできる神経ということは、一番栄養価の高いものを使うということと、酸素の一番いい、ピュアな酸素を使う所が、実は目なんだということが、だいたい類推できるわけですね。
そうすると目を開けていると、ただそれだけで栄養の一番いい所を頭に持っていかないといけない。それから酸素も頭に持って行かないといけないので、そのために動物は目をつむってひたすら寝ているということなんです。
それを今度は人間に当てはめていくと、同じようにして病気を治す、というのが一番治し良いわけなんです。ということはご理解いただけますか?」と言ったら、「あっそう言われてみるとそうだ、人間も」「それが分かっていただけるのであれば、また定期的に御浄霊をいただきに来て下さい」と。
「そして現在は大変ありがたいことに、クリスチャンでも浄霊が出来る時代になりましたので、ここで浄霊力拝受御願書を書いていただいて、神様に報告するだけで、浄霊が出来るようになりますので、そういうお気持ちになりましたら、申し込んで下さい」というふうに話したら、「はい分かりました」と言って、お祭りが終わったので帰っていただいたんですけれどもね。
帰って、うちの母親に電話があって、「教え子に教えられる年になってしまった」と言ってね(笑)ブツブツと言いながら電話かかってきたということでね、まっ非常に教えられたという感覚が持てたということは、良く理解できたということだと思います。