『文明の創造』宗教篇最後の審判 (文創  昭和二十七年)

『文明の創造』宗教篇 最後の審判 (文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』272ページに記載されています。

 

この世の審判は不幸をつくる医学から

代表先生

本日拝読させていただいた『最後の審判』についてですが、この最後の審判でメシヤ様がもっとも強調されているのは、最後の審判の始まりは『医学に対し、審判を開始されたのであって』ということでありますので、とかく最後の審判というとですね、天変地異とかですね、様々な病気が氾濫するとか、そういうことで説かれることが多いわけなんですけども、主神様の審判というのは、まず医学から審判を行っていくということであります。しかし、その審判というのが今までされてきたかというと、なかなかそれを担う側の所謂今までのメシヤ様の弟子達がそこまでやれなかったために、これはずれ込んできている面があります。

そして今は、善良なる言わば良心的学者、先月出たように良心的な学問という立場に立った、そういう人達が少しずつ暴き始めておりますので、言わばメシヤ様の弟子の外枠の方からそうしたことが始まっているふうに思います。そのことについて、メシヤ様は今回の『最後の審判』の最終頁にですね、『時代即応の説き方でなければならないのである。』とご指摘しているわけであります。

今、出版の準備を最終的な段階にして、印刷製本の段階に入ってきた『天国の福音書』続篇の(一)、これは神観を確立するということを大命題として『主神様とメシヤ様』というタイトルをつけて発刊するわけなんですけども、本日の『最後の審判』を拝読しつつ『主神様とメシヤ様』のご論文にふれていくと、やはり、医学界に対して審判を行っていくというそういう願いが面々と綴られているような感じが致します。

昭和初期の御論文を見ていくと、例えば感謝の少ない人は胃が悪くなるとかですね、そうした精神面から起きる霊の曇りの発生、そして霊の曇りの発生が肉体の方に影響を及ぼすという、そういうところまで御書きになられておりますので、今回の『天国の福音書』続篇はですね、今回の『最後の審判』と非常に密接になって拝読できる内容ではないかなと思います。

破壊行為

さて、もう一度『最後の審判』に戻ってまいりますけれども、『最後の審判』と聞くとですね、これは主神様の経綸上の最後の審判であります。しかし、日本人がですね。最後の審判というのを非常に強く感じたのはですね、人工的に最後の審判を起こしたオウム真理教の事件であろうかと思います。これは昔から最後の審判という教えがあるんですけれども、それを人工的に起こそうとしたのがオウム真理教のやった大事件であります。サリンによってですね、多くの方々が犠牲になりました。そして、その次にはですね、当時のソ連の方からですね、大量の、まぁ軍事用ヘリコプターとか様々なものを旧赤軍を通して購入しております。そして、2段3段とそういう事件を起こしていこうと・・。そして最後の審判というのを人間側で起こしていこうということをやったために、ああいう事件が起きた訳ですね。これは大変、宗教界としても非常に残念なことでしたし、日本人で犠牲になられた方々には本当にお悔やみを申し上げたいことであります。

このオウム真理教が間違った最大の原因はですね。開祖である麻原彰晃、あの人がまだ松本智津夫時代にチベット密教を習得してですね、そして、密教の奇蹟をいくつか起こせるようになりました。学問的に行き詰っていた若者達がその彼に会うことによって、悟りの世界を追体験したいという気持ちで集まってきました。学問的に様々な壁にぶつかっている人達が集まってきたんですけども、なかなかチベット密教を追体験するということは難しいので、薬物を使うということとヘッドギアを使うということで追体験をしようとしました。それで、薬物を使ったためにですね、本来の悟りを開くべきものが薬物というのは・・・、よく霊憑りを起こした人を浄霊すると大体薬毒がですね、首の辺りにこれくらいの固結を作っておりますが、そこへ動物霊とかがかかってきますね。だから薬毒がなければ霊がかりが起きないのですけれども、そういうことが起きてくる。

ですから、薬物を使って悟りを開らこうとすると返って動物霊に翻弄されてしまうということが起きてくるのと、本来宗教というのは目に見えないものを対象にして行うべきなんだけれども物によって悟りを開こうとしたために、いわゆる唯物世界というものを構成していって、最後の審判も唯物的な最後の審判に陥ってしまった、と。だから、人工的にそういうことを起こすということが起きてきたわけであります。しかし、これだけの解説をですね、宗教界はしておりません。それはなぜかというとこの主神様の御経綸ということをきちんと理解していないためにこういう解説ができないわけであります。




深刻な病気大国

それで、メシヤ様は『最後の審判』というのは・・人類が一番健康問題というが大きな問題ですので、昨年は一昨年よりも自殺者が減りましたね、しかし自殺原因の最大の理由は何かというと、今までは、大人はお金の問題で自殺していました。子供は、友達関係、人間関係で自殺しておりました。しかし、昨年の自殺動機の一番は何かというと健康問題です。

だから、これほど今大きく人類の上におっ被さっている問題はやっぱり健康問題だというこですね。そして、ほとんどの人達が医学は絶対だというふうに、最後は医療にかかるしかないというふうに思い込まされている中で日を送っているためにですね、良かれと思って受けた治療等によって大きく自分の体を犠牲にしてしまっている、あるいは命を縮めている、そういうところにメシヤ様はメスを入れていくということであります。これが、『最後の審判』の最初にやるべきことだというふうにメシヤ様は仰っておりますので、このことを今月は、『最後の審判』という御教えを拝読しつつ、大きく自分にですね、色々言い聞かせておいていただきたいと思います。

まぁ、大阪支部では以前所謂陰謀論とかというのが随分話題が出たりしました。それから、去年の12月23日前後には、人類は仮死状態になって、そして身魂の清い人から、もう一度蘇生してくるというような話も出ましたけど、これはメシヤ様の『天国の福音』続篇引用御教えに関しても出てきます。そういうことを昔から言ってきたけれども、そういうことは、起きないというふうにメシヤ様は仰っているんです。実は問題点は最後の審判とか世の大峠をそのようなふうに受け止めてきたその人間の考え方が問題点であるということです。

そして、陰謀論を集大成していくと、一体何かというとやはり薬によって病気は治ると思い込まされたことが最大の陰謀論でありますので、こういうものを打ち砕いていくというのが私達の御神業の大きな要になっていくと思います。しかも、メシヤ様は、それを『論理的、実証的、科学的、哲学的に進めていく』というふうに仰っておりますので、私達もそういうメシヤ様の弟子として、そういうものを日々目指していかなければいけないものと思います。今回のご論文はそのように受け止めさせていただきたいと思います。

 

【平成26年6月メシヤ講座 旧大阪支部より】

 

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