『文明の創造宗教篇 唯物医学と宗教医学 (文創  昭和二十七年)

『文明の創造』宗教篇 唯物医学と宗教医学 (文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』299ページに記載されています。

代表先生

さて、本日は『唯物医学と宗教医学』ということで纏めていただいておりますけれども、これがメシヤ教のですね、信者さん及び新たにご縁をいただく方々を救わせていただく一番根幹になる御教えの一つということになってきます。それはメシヤ様が私達の病気の原因とかそういうものをずっとご解説下さって、そして人間が幸せになっていく道というものをお示しいただいて、その根拠となるところを本日は纏めて下さっておりますので、そうした意味でですね、今回の『唯物医学と宗教医学』というのはこれまた大切な内容になってきます。その点において少しご説明させていただきたいと思います。

『文明の創造』の前半からずーとですね、本来の医学というのは、病無き世界を実現するのが本来の医学のはずなんだけれども、やはり唯物医学の場合は限界があって、なかなか実現していかなかったのでメシヤ様の御出現ということになったわけです。御教えのP300に

『之が吾々に課せられたる一大難事業であって普通なれば不可能に近いとさへ言へよう。さらばといって、此侭にしてをいたなら、人類の苦悩は益々深まり、遂には文化民族没落といふ運命に迄及ぶか分からないのである。』

というふうに書かれております。いわば『難事業』なんだと。この『難事業』を私達はさせていただかないといけないということを今月は腹に入れていきたいんですね。

メシヤ様あるいは神界の深いご配慮を感じるのはですね、今回ノーベル賞受賞がありましたね。その中で皆さんが一番知っているのは、中村修二という方が何年か前に裁判があったりしたのでよくご存知かと思います。LEDを開発してですね、開発したその会社がかなりの売上げをしたにも拘らず、本人の報奨金が二万円だったということで、この対価は安すぎるということで、二百億円を本来は支払うべきだという裁判をして、最終的には八億円くらいになりました。そして研究者の会社への貢献度というものを見直さなければいけないという、そういうことで知れ渡りました。

今アメリカ国籍を取得して向こうで活躍している方なんですけども、この方が最初に大学を出て、就職して十年間は非常にですね、苦労の連続であったと。予算も下りずにですね、他の会社がどんどん開発していくので、研究チームは一人っきりになってしまって、自分で研究機材を作り上げたりしていかないといけないので、十年間相当苦労したらしいんですけども、この十年の苦労があったからこそ次の研究の応用ができたというふうに今回述べておりました。やはりこの『一大難事業』であるからこそ、私達はですね、“御神業がうまくいかないこととか苦労があっても、やり抜かなければいけないなぁ”ということを強く思わせていただくところで、今回のノーベル賞受賞者のですね、いろんなインタビューに答えてくれた発言というのは非常に有難いものだと感じました。

宇宙運行の素晴らしさ

代表先生

それから、夕べ(10月8日)皆さん方は皆既月食を見ましたか?

参加者 見てないです。

代表先生

見てない⁈ まぁ素晴らしかったけども、私は岡山を出てずっと最初から欠けていくところから見れました。走る左前にずっと映っているので、最後に全部無くなって真っ赤になったところも走りながら見ることができました。

この太陽と地球と月の関係・・・、位置関係といい、大きさの比率といい、距離といい、これがピッタリ合わないと、こういうことができないので、主神様の創造されたこの素晴らしさを、運転しながら、もう感動に溢れながら走ってきました。みんなバチバチ写真を撮っていましたけれども、写真を撮ることで満足する人もいれば…、主神様がこの地球上にですね、生命が宿って人類が住むための構成をしてそのことを先に分かった科学者達はですね、太陽をまず中心に造ってその周りに地球を造ってその地球に月が回るようなそういう仕組みにしてですね、この太陽を銀河系を回るようにおよそぐるぐる回すと、太陽の周りを地球が回って、地球の周りを月が回ってその回転をずっとしていると、地球の中にアミノ酸ができると、無からアミノ酸ができるということを発見した学者がおりますが、まぁ実験して作り上げた、この仕組みというのをお造りになった御存在が、私達が今日々御参拝させていただいている主神様であるわけです。

そしてこの主神様の御存在から地球を救うためにメシヤ様という御方が御降臨されたわけなんです。

その関係を…月の姿を見ているとですね、ひしひしと有難いということを感じるような、そういう皆既月食でありました。素晴らしいものであったんで、“見といていただきたいなぁ”と思ったんですけど、そういう仕組みをメシヤ様がですね、私達に教えて下さっているからこそ、物事の見る見方というのが大きく変わってきております。

第三次大戦と最小被害

代表先生

そして、今回拝読をさせていただく時にP301にですね、

『第三次戦争が起こったとしても限られたる時と、限られたる地域で済むからである。』

というふうに書かれております。

この第三次戦争とは、メシヤ様は『ある』と仰ってたんですけども、実際に今第三次戦争が起こったのか?これから起こるのか?ということをメシヤ様の御教えを研究している人達はいつも論議します。

しかしこれはですね、もう第三次戦争は起こったという認識を東南アジアの人達は持っています。それはどういうことかというとですね、太平洋戦争は日本がですね、真珠湾を攻撃したことによって起きましたけれども、このパールハーバーを何故攻撃したかということについては、私達は卑怯な戦術というふうにして教えられてきました。これは実はアメリカの理論で構成された教育機関での教科書を中心にして、そのように私達は教えられて育ったわけなんですけども、「何故パールハーバーを攻撃したか?」ということについては、「日本が何故第二次世界大戦を起こさざるを得なかったか?」ということまで振り返っていくと、実はですね、これはハル国務長官というのが当時のアメリカの中にいて、日本へ圧力をかけたという人物です。

それは第一次世界大戦の時に、ある程度占領地というものを獲得して、それから様々なですね、経済的な既得権を日本が得ることができました。しかしそれをハル国務長官が「それを全部放棄しない限り日本への石油を中心にして資源を一切輸出することをストップする」と、「それから経済活動を全てストップする」というような圧力をかけてきました。

日本に圧力をかける内容が書いてあるハル文章(ハル・ノート)を作った中の一人はですね、世界の共産国主義(第一次世界大戦後設立したコミンテルン、通称第三インターナショナル)を普及していくための組織の一員がスパイとなって、アメリカの政府の中に入ってこの文章を作っていた。

第一次世界大戦で日本がやったためにその我々の組織が潰されたということで日本の封じ込みをするために、ハル長官に働きかけていったわけです。

これが第二次世界大戦が起きる時の真相であります。日本軍は、日本に圧力をかけるのは前線基地のハワイのパールハーバーの軍事基地だということで、この軍事基地を潰していったのが攻撃だったわけです。日本は何処までも軍事基地しか攻撃していないわけ。しかしアメリカは最終的に何をやったかというと、広島と長崎の所謂そこの市民を原子爆弾で死なせてしまったわけなんです。軍事工場とかそういう所を攻撃したわけではないのです。

ですから私達の戦後の教育の中心は「アメリカが正しい」ということを中心においた教育内容であったわけです。ですから日本がやったことの中には、問題も随分あったんだけれども、実は日本人がそうせざるを得なかったことがあるわけなんです。

それは、次は何かというと、欧州列強が東南アジアとかアフリカを植民地化しました。この植民地化を解放するのが日本の戦争の願いであったわけです。ですから日本が負けたんだけれども、日本が第二次世界大戦を起こしてくれたからこそ、有名な言葉でインドネシアのスカルト大統領が「日本があの戦争を行ったお陰で第三次世界大戦を起こすことができた。」と。この第三次世界大戦って何だというと「それは、我々の独立戦争だ。」と。

「日本軍が第二次世界大戦をやってくれたお陰で我々は独立できた。この独立戦争こそ第三次世界大戦だ。」ということです。ですから、第二次世界大戦の後、(覇権国にたいする独立としての)第三次世界大戦はずっと続いているわけです。

最後にですね、今、問題になっているイスラム国の問題は続いているわけです。それは何故かというと、西洋化ということが進んできたけれども、民族を中心としたですね、イスラム教の方々のところにキリスト教的な価値観を上に押さえつけて来ているので、そのことからイスラム圏が影響を受けないために、今、テロを中心にして戦争をやっているということです。

これはやり方に対する非難は大きく受けなければいけないんですけれども、しかし世界を支配するという取り組みからすると、その一つ一つの民族を大事にしていくという取り組みを行うための戦争が第三次世界大戦(覇権国からの独立)というふうに受け止める方々が多いということです。

そういう考え方を一つは持っておかなければこのメシヤ様の第三次世界大戦(行き過ぎた資本主義と共産主義は殺し屋の親分となり、この二大覇権国が世界制覇を目論み衝突する最終戦争)というのはなかなか理解できないところであります。
【参照:文藝春秋九月号「石原慎太郎特別寄稿」】



体主霊従文化を切換える

そして、石原都知事がまだ任期があったのに辞めて、そして次に出た知事は足元を救われて、今また桝添さんということになってますね。あの石原都知事が何故もう一期やらなかったかというと、これはオリンピックの誘致活動に辟易したからなの。

その辟易した理由は何かというと、オリンピックというのは白人の世界を優位に保つための、そういう祭典だということが分かったということと、その委員達にもう平身低頭、頭を下げ頼み込まない限り実現しないという、その黄色人種のその辛さというのをあの人は味わったために、もう二度とこんな仕打ちを受けたくないということで都知事にならなかったということを、文藝春秋九月号でしみじみと記述しております。

それほど、この欧米を中心に近代産業革命が起きてからずっと台頭してきた中で、歴史がずっと織り成した内容の中には、日本の教育の中で教えてない内容がいっぱいありますので、そうしたことをこれから明らかにしながら、真の医学革命、真の宗教改革ということを進めていかなければいけない。まぁそういう問題がいっぱいあります。

私達がそういうことを知った上で、更に幸せになっていく道として、メシヤ様は霊の曇りを取って行くことによって、解消することによって幸せになっていく、健康に恵まれていくということで、今回は曇りの発生源について触れて下さっております。

その曇りの発生源はですね、薬毒と罪と、今回細かく説明して下さったのは化学肥料の問題を説明して下さっております。しかしこのメシヤ様のご在世中ですね、化学肥料まで出てきているんですけども、次の段階で食品添加物というのが、メシヤ様が御昇天されたために警告を与える機会がなかったために、今ものすごく蔓延しております。ここでP304にですね

『兎に角、罪と薬剤と人造肥料との此の三つが病気の根本であるとしたら、此三つの害を除く事こそ、人類救済の第一義であらねばならない』

と纏めて下さっておりますけれども、この人造肥料にプラス食品添加物というのを加えておかないと、中々現代の病気を皆無にすることはできないと思いますね。

今朝もこちらへ向かう時に、朝、コーヒー飲み過ぎたので、どうしてもトイレに行きたくなったので、コンビニに寄ったんですけども、コンビニで買える物はとてもないですね。後ろの表示を見ただけでも買えないんですけど、あれは代表例(表示)であって、恐らく三倍から四倍の薬剤(1表示名につき平均約20種類使用)があの中には入っているわけなので、もうそれをですね、難なく食している方々(平均添加物摂取量1日スプーン2杯分)の行く先というのは、どういうものが待っているかというのはもう知れたことでありますので、そうしたメシヤ様がご指摘になっていることプラスですね、メシヤ様の後を継ぐ者達が医学革命を成し遂げてないために、今日は薬毒を始めとしてですね、食品添加物等がこの地球上には蔓延しております。

こうしたものに対する対処の仕方もこれからやっていかないといけないので、なかなか難事業ではありますけれども、こうしたことをやはり知らせていくということが『人類救済の第一義である』とメシヤ様はお示し下さっておりますので、そうしたことを受け継いで行く、それが我々メシヤ様の信者だということを受け止めていただいて、最後のページにですね、『私の責任も重且大なるものである。』と書かれているように、メシヤ様の弟子たる者の重大なる使命をですね、感得をしていただいて、しっかりとまたこれから一ヶ月間、この『唯物医学と宗教医学』というのを繰り返し繰り返し拝読していただきながら進んでいただければ大変有難いと思います。

それとメシヤ様はここで罪を救済するのは宗教しかない、しかも宗教の中にそういうことができるのはないので、我がメシヤ教こそ責任が重いというふうに纏めておられますけれども、この罪を救済する方法をこの宗教編の今迄のところで拝読させていただきましたので、宗教の役割ということについては、またこの宗教編を今までのところを思い浮かべるのと、曇りの発生源の中の罪の部分についてはここで学んでいくんだ、ということで拝読を重ねていただければ有難いと思います。

 

【平成26年10月メシヤ講座 旧大阪支部より】

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