御垂示録2号 ①神様の順序

とにかく来年からは本当になりますね。箱根が完成しなければね。

ここが完成すると、霊界に一つの中心ができたわけになる。神様には順序があるからね。だから無理が一番いけない。それから、人間が計画を立てて、ここをやろうと言うとき、為悪いのは止せということです。ところが、最初に目的を立てると、ついそこをやりたがる。いままではそうだが、昼の世界になると違う。だから、骨の折れることなんかはいけない。楽な所が良い。そしておもしろい所は良い。嫌だと思う所はいけない。嫌だと思った所は止せということです。それこそ、歌でも唄っているようなことでなければいけないですよ。だから、私でもちょっと厄介だなと思うと諦めて、時日を待つんです。

そうして、時節が来ると、きっとうまくいく。土地なんかもそうですが、熱海の地上天国の所にも、ずっと以前から欲しくてしようがない所があり、交渉してみるとまだ早い。いくども交渉したがね。放任しておいたら先方から、どうかと言ってくる。そうするとこっちは気が強いからね。勝手なことを言える。神様はうまいことをするんです。相手の土地を袋の鼠にしてしまった。

そうすると、他に売れっこないんです。結局メシヤ教に買ってもらうよりしようがない。それで、買ってくれと言ってきたが、こっちが想像したよりか安い値になった。そういうわけですからね。神様のほうは、ちょっとやってみていけなければ手を引いて時節を待つんです。そうすると、ちゃんとうまくやってくれますからね。とてもひどいと思ったり、とても困難と思っても、ほったらかしておくとあんがい楽にいくものです。

実に言うに言われないおもしろさがありますね。

 

【御講話篇4 P146】

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