御垂示録13号 ②犬は座敷に上がってはいけない

(お伺い)

隣の時計屋で犬と猫を飼っており、奥さんについてきた犬がじゃれつき、ほとんど分からないほどですが「来」の字にかかっております。

『隣の時計屋の人が連れてきたというわけですか。その犬は座敷に住んでいる犬ですか。』

 

(お伺い)

座敷に住んでおります。

『それは、見て気がつかないくらいですか。』

 

(お伺い)

さようでございます。

 

『気がつかないくらいならそれで良いですが、良くお詫びして浄めれば良いです。それからこの次は犬を一緒に連れてこないようにということをよく言って、そうしてもし連れてきたときは、犬だけ遠慮してもらいたいと頼むのです。だいたい犬は座敷に上がるということは嘘です。法に外れているのです。犬というのは、土間にいるのですから、土間に置くべきです。しかも神様をお祀りしてある所に四足を入れるということは、たいへんな御無礼です。信者というものは気がゆるんでいるのです。神様に対する尊敬心を忘れているか、ゆるんでいるかしているのです。だから隙があるのです。』

 

【御講話篇6 P257】

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