御垂示録16号 ②お蔭をいただいた御礼に関して
(お伺い)
私はこう思っております。『栄光』新聞にお蔭話が出ておりますが、一番お蔭をいただいている人は御礼を申し上げておりません。それではあなた方は、甲乙丙丁と段階があるとして甲から乙に落ちたいかと言いますと、いや本当に間違っていたと申しておりました。
『本当言うと、お蔭というのを値打ちにするなら、ない命を助かるとすると、とにかくその人はどんなことを犠牲にしてもかまわないわけです。仮にお蔭を100もらって御礼を10上げると、90は借金になります。借金になるから、あとのお蔭があんまりないのです。だから本当に厳密に言うと、そこにいくのです。ところがふつうの人はお蔭を100もらって、神様のほうに御礼が50なら良いほうです。全部やったら裸になるから・・・それを20とか30にするから、あとの20とか30が借りになる。するとあとが悪くなるのです。それで仮にお金ならお金を上げると、ふつう10倍になって返ってきます。お金を上げて貧乏になるような宗教だったら、信仰をやめたほうが良いです。それは神様に力がないのです。』
【御講話篇6 P311】
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