『世界救世(メシヤ)教教義』を家庭に当て嵌めて実践する

『世界救世(メシヤ)教教義』は「信者としてどういうふうに拝読をしてもらいたい」というふうに特選集に書いていたのを記憶にないですか?

参加者
暗記するぐらいに。

代表先生
暗記するぐらいに読む、暗記してどうするの?

参加者
腹に入るようにして、実践する。

代表先生
どういうふうに実践するの?

参加者
地上天国建設をということですか?

代表先生
う~ん、じゃあ

木原
家庭に当てはめてね。

参加者
あ~はい。

代表先生
思い出しましたか。ではその前にですね、この『世界救世(メシヤ)教教義』というのは昭和25年3月11日に発表になっているのですけれども、これは昭和25年2月4日に世界救世(メシヤ)教というものをメシヤ様が開教されて、その開教すると同時に、渋井先生がお作りになった五六七教会の教義と、それから中島一斎先生の日本観音教の教義を合わせて『世界救世(メシヤ)教教義』というのをメシヤ様が最終的にお作りになられたものであります。ですからこの『世界救世(メシヤ)教教義』に沿って昭和25年2月4日からは信仰を営むべきであったのですけれども、メシヤ様御昇天後ですね、二代様を中心に大本教寄りに教義を変えてしまったために、冒頭の『抑々世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』というところが変更になってしまったということです。このことを信ずる人が本来世界救世(メシヤ)教の信者さんなのであるわけですけれども、世界救世(メシヤ)教を世界救世(きゅうせい)教にしたところから『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)』消えてしまって大光明大御神(みろくおおみかみ)様に戻ってしまったということです。これが、メシヤ様が御説きになったことを十分受け止めていないまま信仰を継続してしまったということの最大の原因です。そして『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』というこの『太初より経綸を行わせ給いつつ』という文言を十分認識できないために、今東方○光教団は「経綸、経綸」と言って非常に軽んじた話をしてしまっているということです。

この『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、この地上に天国を樹立すべく』というところはですね、大宇宙を作られたのは今科学的には約138億年前にビックバンが起きて宇宙が誕生したということになっております。宇宙が誕生した時は光の速度で拡がっているので、現代もさらに拡がり続けているということです。そして科学的に言えば、今銀河系は2千幾つもあるというふうに説かれている、これも定かではありません。138億年かけてどれだけのものが誕生しているかというのは我々人間としては遠く及ばないもので、今「こうですよ」と私が言った瞬間でも1秒間に光の速度で広がっているわけですから、「こうですよ」と言った瞬間にもう宇宙のことは説いてないということになっている。非常に哲学的な話になってくるのですけれども、「こうですよ」と言った瞬間1秒後に地球を7回半回る距離の拡がりを宇宙はもうしているということですので、そういう認識をまずメシヤ様の信者というのは持つというのが大事であろうかと思います。

そして次に45億年前に地球ができて、それから地球は火の塊りでしたが、彗星のような氷の塊がぶつかって来て、そして地表が冷えると同時に海ができたり大気ができたりということが、ずっとそういうことが繰り返しされてきて38億年前に生命の元がこの地球に宿ったとされております。

この地球が最初にできた時には地軸というのは太陽に向かって垂直な地軸であったのですけれど、そこに天体がぶつかって、これくらい、23.4度傾いて、その傾いて出来たかけらが月になっているわけです。この月はその時の遠心力によって1年に4㎝ずつ地球から離れて行っておりますので、この離れていくことを通して生命は進化して行っております。そういうことをまず大枠で持っていただいて、この地球に天国を樹立する経綸が行われているということを、まず大きくは認識していただきたいと思います。メシヤ教の信者さんという方はそういうことをまず認識して、メシヤ様の教えに基づいてこの地球を見つめ、生命を見つめるということができる人達になっていくのだということであります。

「個々の認識と実践」の拡充が地上天国に向かう

「創造史~生命史~人間の誕生」を認識

そして生命は最初38億年前に宿ってから今日までどういう経過を経て最後に地上天国を実現していく主人公である人間が生まれてきたかということを見つめる時には、御婦人方が子供を出産する時の胎内で起きる出来事というのが、最初に受精した卵が2つに割れて4つに割れて8つに割れて16に割れて32個に割れて64個に割れてということを繰り返しながら肉体的な形ができていきますけれども。最初は海の中で生命が宿っておりますので、水中動物の形でずっと細胞分裂をしていきます。そして3カ月目に入った時に水中動物から陸上動物に変わると言うことが起きてきます。これはですね、血液を作る場所が脾臓から脊髄に移るという、水中動物は脾臓で血液を作っていますけれど、陸上動物は脊髄で血液を作るように変わります。その血液を作る場所が変わるところが、実は3カ月目でつわりの起きる時なので、母体に薬毒が一杯あったり、あるいは胎児が弱い場合はつわりをひどくしてですね、そして母親をあまり動かさないような状態にして胎児を育てるということと、御守護によってつわりが激しくなったり弱くなったりということが起きてきます。そして5カ月目にほぼ人間の形になっていきます。ですからメシヤ様は流産した場合、5カ月目未満であれば祀る必要はないと、5か月を過ぎた場合は祀らないといけないとおっしゃっているのは、人間の形が5カ月にできるからなのであります。これは人工流産とかそういうものは別です。自然流産の場合はそういうふうにメシヤ様は教えて下さっています。5カ月目に人間の形になってここからは人間としての神経がずっと育っていくところでありますので、ここからさらに5カ月目に入ってから腹帯をして、人間としての情報を子供に聞かせてあげると言うことが非常に大事になってきますので、家族、家庭の役割というのはそこからさらに大事になってきます。

(木原)『人工流産の霊は、寧ろ祀るよりお詫びした方がよい。五ケ月以後は祀らなくてはならぬ。稀には五ケ月以前のが祟る事がある。これは祟った時・・知らす時祀ればよい。五ケ月以後は戒名をもらい、仏事に祀る。堕胎は殺人である。』とありますが、その霊子(精虫になる元)は地獄に落ちてまた上っていかねばなりませんが、後天的な罪が皆無であるためその分は早く向上しやすいものですが、ただ霊子の性格や執着、また子孫との因縁でその親に祀ってもらいたい場合があるときなどに知らせますが、知らせであることがわからない子孫もおります。また腹帯については『西洋ではしない。子は小さく育った方が出よい。また、働きよい関係もある。但し、あまり固くすると流産するから注意すべきである。各自、自由にせよ。子供を大きくしない方がお産が軽いからというので締める。これは必要はない。日本人だけで、外国はない。お腹にある毒だけの圧迫で沢山だが、お腹に毒の塊のある人は寧ろ悪い。反って早産する。軽く締める方がよい。』とあり、加えて農村で臨月まで働く人は動き難いために腹帯をしてきたということがありますので、成長過程をみながら母親が自身の産み易さと動きやすさの必要程度を考えて腹帯を検討すればよいということであろうかと思います。ただ、ミゾオチからヘソまでの腹膜胃の下部毒素がたくさん溜まってる方ほど、その毒素があっては圧迫早産や母体の危険があるために自然良能力が働いて、毒素を溶解させ、激しい悪阻となって毒素を排泄させ、その危険なリスクを回避していると御教えにあります。世間の方々はそうしたことが少なくありませんので、悪阻が酷い人ほど、腹帯に注意することが大事かと思います。

こういうことを考えながら子育てをしていく、あるいは家庭を築いていくということが、この世界救世(メシヤ)教の教義を拝読した人間の勤めでありますので、結婚して子供ができた時に、つわりの時には生命史を思い出して、今我が子は水中動物から陸上動物に変わろうとしているのだということで、夫は妻をいたわっていく、大事にしていくという、そういう精神性が備わっていくということが、実は世界救世(メシヤ)教の信者だということであります。夫婦ではいつもそういうことを話し合いながら生活をしていくということが大事であろうかと思います。そういうことを、『吾等は信ずるのである。』というふうに書かれてありますので、まずメシヤ様の信者になるということは大前提としてはこういうことを信ずることが大事になってきます。

「人間の使命」の認識

そして『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。』ということですので、そういう長い歴史の中で人間が最後に生まれて来て、この人間によって天国を造っていくということのそういう前提があって初めて、『すべては人間の為にある』というふうに思うことができるということであります。そういうふうに捉えていただきたいと思います。

今様々なことが報道されていっております。今朝は民放の番組で髪の毛を染めるか染めないかとアンケートをとったりして、髪の毛を染めると若く映るのか?染めないで普通にしていたら老けたように見えるのか?というようなことをかなり問うていましたけれども、しかし健康面についてはほとんど触れておりませんでした。

それから百歳を超える人が非常に増えてきておりますし、90歳を超える方々もかなり増えて来ておりますけれども、その人達が心掛けていることは一体何かというと、やはり好きなものをお腹一杯食べているということとよく眠っているということでありますので、これはメシヤ様が健康法の第一としては食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べるという、この真理に合致している内容であろうかなと思っております。百歳以上の人が非常に増えていると、しかも現役で仕事をしている人達も増えて来ているのですけれども、その人達の頭の構造を見ていくと、今、脳トレとかありますね、ボケないようにと。この脳トレは実はあまり役に立たないということです。脳トレよりも「自分史」を作る、年をとってくると覚えることは非常に苦手になってくるのですけれども、「自分はこういう人生を歩んで来て、命ある限りこういうふうな人間として生きて行きたい」ということを再構成して人に伝えていくということの方が脳トレの3倍ぐらい効能があるというようなことが最近分かって来た。しかも「社会貢献するということが百歳まで生きる最大の力になる」ということまで分かって来ているようであります。そういうような姿勢を持った時に『すべてのものが人間の為に造られたものである』というようなことが言えるのではないかなと思います。やはり「社会貢献」ということが非常に大きなキーワードになっているのではないかなと思います。

「病」から健康長寿へ実践

『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』ここを読んだ時にはですね、ノーベル賞を受賞した大村先生とか、それから過去数々の感染症を予防するためにワクチンなどはずいぶん作られてきて、後進国の方々、日本もそうですけれども、そうした感染症を随分解決してきた話というのはメシヤ様も『文明の創造』で捉えております。そうした社会貢献ができているということは捉えておりますけれども、なおかつメシヤ様はそういうものよりも私の浄霊の方がさらに効果があるというふうに御説明しております。最後に人類は到達していく大きな大峠の中で・・今大峠の真っただ中にあると捉えますけれども、精神疾患、それから癌というものが人類の前に大きく立ちはだかっております。

今日本人の中で2人に1人が癌になっているということですので、この癌をどういうふうにして克服していくかというようなことを人々はみんな研究しております。そして、その中で分かって来ている内容というのは、今東大が開発している新薬、新薬というよりカプセルを開発しているのですけれども、正常な細胞癌細胞の違いはそこに栄養を送る血管が違うということです。血管に穴が開いているのですけれども、正常な細胞に送る血管よりも癌細胞に送る血管のほうが穴が少し大きいと。その穴の差を利用してカプセルの大きさを癌細胞に送る血管の穴に合わせて癌細胞の近くまでいった時に薬が出るような、そういうカプセルに薬を詰めて抗がん剤を癌細胞まで送っていくと、正常な細胞に癌の治療薬を投与することにならないので(ただし、それだけ血中には抗がん剤が入ったままとなる)、副作用が非常に減って来るのだという、そういうことを見つけてカプセルの開発に努めておりまして、まぁほぼ出来たのでこれから動物実験をして、それから次が臨床試験をしていくということになっていくという報道ですけれども、そういうことが実際分かるという・・我々から見るとどういうことかというと、正常な細胞と癌細胞の違いは一体何かということがより良く分かるということです。

一番分かりやすいのは正常な細胞というのは成人を迎えて男性の場合は25歳で成長がだいたいストップします。女性の場合はだいたい19歳で成長はストップするので、その段階からは細胞分裂をしても片方の細胞は必ず死ぬということに、そういう仕組みになっています。癌細胞になると細胞分裂しても両方生き残っているので、それがどんどんどんどん増えていって人間の器官を圧迫して(また臓器細胞が異常不全となって)、そして場合によって死に至らしめるということが起きて来るのだということになっています。そういう差があります。これは人間の正常な細胞というのは成人者の場合は細胞分裂すると必ず片方が死ぬというもの、これが調和のとれた細胞なのですけれども、癌細胞というのはそういう調和が崩れているので不調和になってしまっているということなので、この癌細胞に対して浄霊をすると、この調和の取れていない細胞の調和が取れて来ると自然と死滅していきますので、正常な細胞に元通りになっていくということであります。

(木原)臓器や骨などすべての細胞は子供のころが成長時期ですが、ガン細胞も生まれてからの成長期に分裂し増殖していくのではないかと推測します。しかし、医療を放棄し自然治癒力が酷く損なわれていない人がガン原因を解消していっている場合は、ガン遺伝子より修復遺伝子のほうがたくさん成長していくために、ガン細胞の成長はストップし治っていく割合が多く、自然療法の幾種類かではそれぞれ90%以上ありました。浄霊の働きは幾つかの神霊の働きがあり、手をかざすだけで、医学のように分量を考えなくても丁度良く浄め正され、すべて健全体に調和されていきます。

善悪混合による発展の「準備工作」を認識

今度3月3日の『メシヤ降誕本祝典記念大祭』の時に発表していただく内容は(詳細は割愛)楽しみにしておいていただきたいと思います。そういう医学的な進歩というものをもう一度メシヤ様の御教えに照らして考えていくということが『今日の人類史はその為の準備工作に外ならないことを信ずるのである。』という姿勢で世の中の動きを見ていくということであります。

それから『従って、神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。』ということですので、そういう開発とか研究とかにずっと取り組んでいる人達をその時代々々に合わせて出現させて研究に当たらせてきたという、そういう見方を我々は持っておくべきでありますし、今まで日本を見ても古神道から仏教が出来てきて、そして、さらにまた神道政治に利用するようなことが重なって来て宗教というのもが日本の場合には一杯出来ているのですけれども、それを『その時代々々に必要あって出来たのだ』というふうに受け止めることができる人間になっておくということが世界救世(メシヤ)教の信者であるということであります。

* 「精進邁進」の具体的実践法

そして『今や、世界の情勢は混沌として帰趨を知らず、この時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い、人類救済の聖業を達成せしめ給う事を信ずる』という、このことを信ずるということで、私達は信仰に入ってきたということです。

そして『人類の三大災厄たる病貧争を根絶し、真善美の全き恒久平和の理想世界実現を目標として精進邁進せん事を期するものである。』、その入会というのはこの『精進邁進せん事を期するものである。』と思って入会してきたわけなのですけれども、入会の時に教修をずっといただいて、話を聞いているんですけれど、そういう『精進邁進せん事を期するものである。』という姿勢がだんだんと薄れてしまったりしていないかというのを見つめる機会にしておいていただきたいと思います。そうしなければ、どこまでもメシヤ様は、出発はお蔭信仰でいいという事でありますので、「さまざまな悩みを解決したい」、あるいは「病気を解決して健康な生活を営みたい」、「生きがいある人生を歩みたい」というようなところからスタートしてもいいのですけれども、勿論信仰に繋がるということはそういうことがスタートなのですけれども、次の段階は困った時の神頼み式信仰いつまでも続けていってもこれまた困るわけなのです。「起きていようが寝ていようがメシヤ様の御心に叶う生活をずっと営むような生活をして、健康に恵まれていく、豊かになっていく、そして平和な、そういう世の中になっていくところを目指していくというのが私達の信仰なのだ」というふうに受け止めていただければありがたいと思います。

そして、それを過去に「メシヤ講座・特選集」に取り上げたのは、自分に当てはめてもらいたいということですので、『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は』・・例えばAさんがここにいるから「A家の先祖は?」というふうに受け止めていただいて、A家を天国にすべくA家が生まれた時からずっと経綸を積み重ねて来たのだという、そういうことを信じないとね、えーと実家は何だったっけ?

参加者
Bです。

代表先生
Bさん、B家からA家に嫁いだ意味が全くない。B家からA家に嫁ぐ時には「A家の先祖はA家を天国家庭にするべくA家が発生した時からずっと取り組みを続けて来たのだ」と。「それを信じるが故に私は結婚したのだ」と。もの凄い結婚の決意だけど(笑)・・・。しかし、実は結婚の決意とはそういうことが前提としてあるのだ、と。だから青年期、未婚の状態からそういう想いで、そこに嫁ぐという時にはそこの先祖のことを思って嫁ぐということを、・・相手が好きになるとか愛が芽生える、そういうこともあるのだけれど、「結婚というのはその延長線上にその家の先祖がそういうことを願って相手の家庭をずっと築こうとしているのだ」ということを信じられなければ、そんなところに嫁がない方がいい。そんなところに嫁ぐと不幸の連続になる。「先祖がそういうふうにその家を天国にするということが信じられるものがあるかどうか?」ということが一つは大事なことだということです。

そして『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。』ということですので、Aさんの旦那さんは何ていうのですか?

参加者
○○です。

代表先生
「○○は先祖の代行者として、家庭の一切は○○の為にあるのだ、ということを信じてそこへ嫁いで今仕えているかどうか?」ということです。どちらかというと自分の方が中心だったりするからね。人間ってね。旦那さんよりも(笑)

参加者
そうですね、まぁ親には「何事も○○のことを先にしなさい」と言われてきました。

代表先生
それはB家の信仰が非常に高かったから良かったけれどね。そういう「家に嫁ぐ」という事をきちんと言ってくれたからね。だから信仰が分かった家から、嫁いだことによってA家はかなり天国化しているということだからね。だから今度は嫁がせた娘とか、それから奥さんを娶った息子とかにはこういうことを教えてあげないといけないわけです。

さらに、『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』と。だからそういうことを想って我が家系を見ていくと、「先祖がこういうことをやったので今我々は不幸なのよね~」という考え方ではおかしいので、「今までの起きたことはすべて現在から我が家が天国になっていく為準備期間なのだ」というふうに受け止めていただきたいと思います。

じっと自分の家庭を見た時に、いろいろお互いにありましたよね(笑)・・・。その過去の夫婦生活や様々なことがずっとあったとしても、それは「これからメシヤ様に直結してしっかり繋がっていって、そして我が家を天国にしていくための準備期間だったのだ」と。いろんな辛いことも様々な問題があったとしても、それは準備期間だったのだ、というふうに受け止める。そういうことを信ずるという人が、また世界救世(メシヤ)教の信者さんであるわけなのです。

『従って、神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。』ということなので、A家にとっては、今度は○○さんが必要なる人間として天国をつくるために加わって、そして二人の子供が許されて、その生まれてきた子供達も必要なる人間として生まれて来た訳です。だから「必要なる人間として生まれて来たから、その使命が達成できるように母親として子育てに従事していくのだ」というのが、世界救世(メシヤ)教の信者さんの子育ての仕方だということです。

そういうふうに『世界救世(メシヤ)教教義』を拝読した時に、そこまでいけるように過去の指導者がしてくれなかったために、ちょっと手落ちが起きたりしてきた部分がありますので、これからそうした部分を改善していきたいというふうに思いますね。

そして『今や、世界の情勢は混沌として帰趨を知らず、この時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い』・・ここはこのような時にメシヤ様は○○が救世主になるのか?

参加者
主人が?

代表先生
主人がそうなるのか?その辺が分からないのですけれど、今のところメシヤ様に近いのは○○なので、そこに「A家の救世主として大任を許されて、ここに今支部に通っているのだ」という姿勢をやはり持っていただきたいということです。そして『人類の三大災厄たる病貧争を根絶し』ということですので、A家の病貧争を解決、根絶していかないといけない。病気を根絶するという仕方は随分学んできたので、スーパーなり何なりに行って買い物した時にその買い物カゴにスーッと入れるのではなくて、“病貧争を根絶できるか?”ということで買い物カゴに入れていかないといけない。それが世界救世(メシヤ)教の信者の生き方だということです。非常に細かいことなのですけれども、まぁ、そういう姿勢をもっていかないといけない。仮に添加物が入っているものをどうしても使用せざるを得ない時には、それを使用して作った料理を家族に出す時には“大変申し訳ない”というお詫びで出していかないといけない。非常にマニアックな話をしていますけれども、実はこういう心の営みが無いと天国はできないということです。今のままの生活では天国建設というのは非常に難しいということです。だから「一つ一つが病貧争を根絶する取り組みになっているか?」ということでありますので、食べ物はそういうことに気をつけていく。それから着ているもの、それから家の中、そうしたものが「すべて病貧争が根絶していくような方向に進んでいるのか?」ということをいつもチェックしていきたいと思います。

「病気」というのは非常に分かりやすい。しかし「」というものは分かりやすくて分かりにくいです。今中国の方々が爆買いをしているけれど、この爆買いの方式がだいぶん変わって来たということを皆さんテレビ等で見ていると思いますね。今は日本の文化に触れようという人達がだんだん増えてきているということでありますので、買い物の仕方が随分変わって来た、と。質を求める方向へ動いてきていると。じゃあ受け入れる側の日本人が買い物をする時どうかということを考えていくと、大黒様という御存在がここにいらして、まぁ皆さん方のご家庭にも大黒様を祀っている方がいらっしゃいます。“大黒様がどう働くか?”ということを念頭において、これまた買い物しないといけないので、こういう上着を買ったりですね、中のシャツを買ったりする時に、“大黒様がどう働かれているか?”ということを念頭においてその品物を買おうとしないと、そういう「貧」の方向に行ってしまうということです。しかし大黒様の導きで買い物をしていくと富の方へずっと動いていきます。買い物一つ一つ、さっきは、「病気」というものを根絶するための買い物と、今度は大黒様によって「貧」を無くしていくような買い物の仕方という方向にいつも頭を向けておかなければいけないということです。

それから次は「」が一番難しいわけです。「争」も根絶していかないといけないので、朝起きた時から挨拶の仕方から、それから若い時は「いってらっしゃい」と言ってくれたけど、「今全然言ってくれない」というご主人方が増えています(笑)。「ただいま」と帰っても家の中がシーンとしていたり、そういうご家庭もありやに聞いております。メシヤ教の信者さんの話をしているわけじゃないのですよ。もうメシヤ教の信者さんの家は「ただいま」と帰ったら中からもう太陽のように明るい声で「おかえりないさい。お疲れ様。」と「大変だったでしょ。」とか言って、カバンを持って、あるいはコートを取ってあげて「早く暖かいところに行って」というような気の利いた奥さんだと、おしぼりが出て来る。夏には冷たいおしぼりが出て来る。そういうことで「争というのが消えていくということに努力しているか?」ということが大事だということですね。

そして『真善美の完き恒久平和の理想世界実現を目標として』・・理想世界ですから「理想的な家庭を実現させることを目標として」、『精進邁進せん事を期するものである。』と。家庭生活では「そういうことに精進邁進するという生き方をいつも自分はしているか?」ということが家庭あるいは自分に照らした時には必要になるかと思いますので、どうか参考にしていただいて、この『世界救世(メシヤ)教教義』を、いつも自分に当てはめて拝読をしていただきたいと思います。そして、「せっかくメシヤ様と御縁をいただいているにもかかわらずこの教義に基づいて生活をしていない方々には働きかけをしてあげて、そして自分の家庭が天国になるように、そして国家社会が天国になるような働きかけをしていけるよう共々に歩んでいくことを期しているのだ」というふうに想っていただいて、世界救世(メシヤ)教を復興する活動に今年も一層取り組んでいただきたいと思います。今日は少し話が長くなりましたけども、『世界救世(メシヤ)教教義』をこのように受け止めていただきたい事をお願いとして話をさせていただきました。

 

【平成28年2月メシヤ講座 旧大阪支部より】

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