御教え集23号 ②ぶっつけられた仕事をすればいい
ですからミロクの世というものは、地獄の世界を天国にするのですから、まあ人類肇まって以来の大革命です。これほど大きな革命はないとともに、これほど楽にできる革命はありません。無血革命ということを言うが、無血革命というのは争闘をしない意味ですが、そんなものではないのです。無血革命でなくて、もっとも楽にできる革命だからして天国的革命とでも言いますか、そういうようなわけです。それが一五日を契機として、だんだんそうなってくるのです。それが霊主体従の法則によって霊界のほうがそういうようになってきます。ですから物質界、現界のほうにそのとおりに映って行くというわけです。だからその点においては、傍観していてもよいくらいです。ただ神様から与えられた仕事をすればよいわけです。ぶっつけられた仕事をすればよいわけです。だからその点において、あんまり人間の智慧や考えは出さないほうがよいです。ぶつかってきた人は救えということなんだから、それはやればよいです。それから嫌ったりする人は、これは神様はお助けにならない人だと考えて、追いかけたりしないほうがよいです。そのほうが楽に行きます。それを人間的考え方で、「この人を救えばたいへん発展する、信者がたくさんできる」ということをよく考えますが、それがいけないのです。人間には分かるわけがないのです。ですから「こんなつまらない人が」というのがあんがいに役に立ったり、「この人は」と思う人が駄目だったりします。それは人間と神様の考えの違うところです。
【御講話篇10 P280】
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