教えの光 ⑫ミミズの役目

(お伺い)

明主様の言われた自然栽培を実施せんとして、畑に有肥藁を入れたところミミズが大量に湧き、ミミズの多量ほど良くできました。なぜミミズは湧くものでしょうか。米国のコネチカットの東部で農場を経営しているクリスタファ氏は「ミミズの排泄物はふつうの表土に比べて窒素五倍、リン七倍、カリ一一倍、マグネシウム三倍の量を含んでいる」と分析結果を報じていますが、ミミズの排泄物は自然栽培に良いものでしょうか、ミミズは地球になんの目的をもって湧くものでしょうか。「ミミズは生き、作物に害はしない、また地中深くもぐるので通気量を六〇ー七〇%も増量させ、同時に排水を良好にして植物の根の発育を助けている」とありますが、ほんとでしょうか。ミミズの排泄物で栽培した食物を食べたら、人体にどのような影響を及ぼすものでしょうか。右御垂示のほど謹んでお願い申します。

 

『ミミズというものは非常に必要なものである。それは土を固まらないようにするとともに、あまり湿らないように調整するし、また熱を吸収して土を温めるし、害虫を食うというように、種々な働きをするから結構だが、排泄物が肥料になることは決してない。』

 

『地上天国』三九号、昭和二七年八月二五日

 

【御講話篇8 P310】

コメントを残す