御光話録3号 ①立春の意義

(お伺い)

立春の意義についてお伺い申し上げます。

 

『節分はだいたい二月四日ですがね、その日で冬が終わり、二月五日から春になるので立春というのです。それから、昔、国常立尊という神様が世論によって押し込められたのが節分の夜で、今後世に現れるのは立春の日だといわれてます。これは大本教のほうの節ですがこれは本当です。観音様の裏は国常立尊ですから。・・・・・というのは、国常立尊は霊界で閻魔になったが、厳格一方の神様で善悪を厳しく分けられた。これではかわいそうだというわけで仏に化けられたのが観音様なのです。だから観音様のお働きは大慈大悲で善悪を裁かず無差別に救われるのです。御讃歌に「如何ならむ罪も赦させ如何ならむ罪も尤むる天地の神」というのはそれです。神様には半面がある。実篤の言葉に「神の如く強く、神の如く弱し」とありますがその通りで、神様には非常に強い面と、非常に弱い面とがあるのです。』

 

【御講話篇2  P19】

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