御光話録 ⑥自分より偉い人の言葉は聞くが、下の人の言うことを聞かないのは自分の我である

(お伺い)

智慧は神様から教えていただけるのと考えてよろしいでしょうか。

『そうです。ところが自分の我があるとされをふさいでしまっていただけないのです。ですから素直になることです。世間には自分より偉い人の言葉はよく聞くが、下の人の言うことは聞かないという人が多いがそれが我なんです。下の人の言うことを聞くということが雅量です。私でも部下の人の言う通りにしてやる。傍で見ると「大先生はなぜあんなことを聞いてやるのだろう」と思われるほどですが、それだから人々は喜んで働くのです。きっと失敗するようなことを「どうでしょうか?」と言ってくると、私は「よい」と答える。そうするとその人は失敗する。ところが失敗して初めてその人は悟るんです。智慧と誠とあとは常識です。で、本当のことは常識に合っており合理的です。』

【御講話篇1 P471】

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