御講話 ⑩黴菌はなんのためにあるのか
みな、嫌う黴菌でありますが、これがたいへん必要なものなんで、コレラとか、赤痢とか、肺病とか、チフスとか、黴菌とかが絶対必要であります。もしこれがなかったならば、人類は滅亡しているんであります。それは変だというようにとれますが、あれはなんだかというと人間の汚物を掃除すべき役で、これを媒介する蠅はたいへんな役割をしてるんであります。これはたいへん衛生に逆らうようですが、あらゆるものは、不必要なものは存在を許されぬのであります。
万能力、絶対力は不可なる物は一瞬にして殺すんであります。ただ人間の目でそれを悪いと勝手に決めるだけのもので、神のほうでは必要なものであります。黴菌はなんのためにあるかというと、人間は汚いものが溜まるんで、それを掃除しなければ早死にするんであります。で、やむを得ず黴菌が作られたもので、チフスだの肺炎だのあるために人間は長生きしてるんであります。私も三〇くらいのときチフスをやったんで寿命が伸びたんであります。つまり汚い物が溜まるのを、黴菌がついて毒素をとるのであります。腸チフスだの赤痢だのいうのは、掃除する工作のため病人を起す。でありますから人間に汚物が溜まらなくなれば、黴菌はなくなるのであります。ですから、大光明世界が建設されれば、伝染病などはなくなるんであります。それはたくさん溜まることがなくなるから必要なくなるのであります。
【御講話1 P45】