御教え集23号 ⑨散花結実の意味

そこで五人男命ということは、梅の五弁になるわけです。大本教のお筆先に「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神、梅で開いて松で治める神界の世になりたぞよ」というのがありますが、梅というのは非常に重大な意味になっています。それで兄の花姫というのは、兄の花と書くのが本当です。木の花咲爺姫とは違います。これは桜で仏界の働きなのです。兄の花というのは、梅が一番先に咲くから兄の花です。あとはみんな弟になります。桜のほうは妹、女のほうになります。そこで梅の花が開いて、散りて実を結ぶというのは、梅の花の実は主の種と言ってチョンです。それで、今度の歌にも主の種ということがちょっとありましたが、主の種の花が咲いて、そうして四方に香るという歌が昨日のお祭りの歌の中にありますが、そういうわけです。そこであの当時「散花結実」というのを書いてみんなにあげましたが、これはその意味なのです。つまり梅の花が散って、これから実が成るという意味を歌ったものです。これは非常に神秘の話です。

 

【御講話篇10 p299】

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