御教え集25号 ③毒素は背中の毒が多い
それで日本はいまもってブンブンと、それこそ夏、場末にでも行くとたいへんなものです。私も昔は蚊の一番多い所にいましたが、夕方に家にはいろうとすると顔にぶつかる蚊がたいへんなものです。そういうようで日本には蚊が多いから、蚊の媒介と狙いをつけたわけです。それなら蚊の多い所ほど日本脳炎が出そうなものだが、そうではないので、蚊の少ない所でも同じように出るのですから、いい加減なものです。これはいつも言うとおり、頭を天日で照らすために後頭部に毒素が集中するわけです。その毒素というのは背中の毒が多いです。人間は背中のほうがずっと毒が多いのです。なぜ背中に毒が多いかというと、人間はうつぶせに寝る人はないので仰向きに寝るから、背中に溜まるのです。それで背中一面から肩にある毒素が、頭を照らされるので、上がってくるのです。それで人間の体はうまくできているので、後頭部まで来ると外に出されることになっているのです。それで後頭部から頭脳を通過して目脂や洟になって出るのです。それで出る場合には必ず血が混じっているのです。それはここの毒血が出るのです。これが出るだけ出れば治ってしまうのです。それを氷で冷やし、いろいろして出さないようにするから、ここに固まりができてしまうのです。治ってから馬鹿になるとか、首が自由にならないとか、手が痺れてしまうというわけです。それは固めるからで、ほったらかしておけばあんなものは治るに決まってます。それが日本脳炎ですから、こういう結構なものはありません。日本脳炎をやれば、この辺の毒はよほど減ります。それが分かればなんでもありません。
【御講話篇11 P37】