食について③

食育をはじめとして今後の人間のあり方を考える

Q.  最近「食育」という言葉や「スロ-フ-ド」という言葉をよく耳にします。メシヤ講座でも再々取り上げられているので、関心ができたのですが、大切なことだと思います。

A.  その通りだと思います。砂田登志子(食生活、健康ジャ-ナリスト)さんという方が「食育は健康、文化、環境、農業―生活の質すべてに直結する生涯学習のこと。 (中略) 新語ではなく100年前まではかなり知られた子育ての基本。食、体、知、才、徳、の五育があり、食育は躾の根幹でした。」と述べています。

また、食育のキィワ-ドについて、①食を上手に選び、組み合わせる選食、②肥満や癌、糖尿病など、生活習慣病を防ぐ食戦(フ-ドファイト)の二つを挙げていますが、私自身はやはり食材のことが一番気になります。

そして手をかける意義ですね。例えば米を研ぐ時に、手を右に回しながら「害になるものは出て行くように」と願い、左に回しながら「食す人が健康でありますように」と祈る。そうした営みがあって、食卓を囲むということがあるとよいですね。

かつて、食事中にテレビを見ることについて問題視されていましたが、最近は各自メ-ルをしながら食事をする家庭が増えているそうです。テレビの場合はまだ話題を共有している部分がありますが、メ-ルではまったく個々になってしまいます。先月の話と合わせて家庭生活というものを考えてゆかねばなりません。

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