腦の神経細胞

またとてもハッピ-な研究成果を紹介致しますので、合わせて考えてください。脳で働く神経細胞は、人間では青年期を過ぎると毎日十万個ずつ死んでいくとされ、長い間成人になると神経細胞は新しく増えないと信じられていました。ところが、その常識はここ10年で大きく様変わりしたようです。

岡崎栄之(ひでゆき・慶応大21C.COEプログラム拠点リ-ダ-)さんという方が、人間でも脳の中央付近にある空洞「脳室」の周囲には、まだ神経細胞に分化していない、おおもとの細胞(神経幹細胞)があることを1998年に突き止め、以来「神経幹細胞を増やせば、壊れた神経を再生させることができる」という研究が進められているということです。

脊椎損傷やアルツハイマ-病、パ-キンソン病など神経細胞が壊れて発病する病気の治療法開発への期待が高まっている、とのことです。私は、治療法という見地よりも、壊さず、絶えず再生させる生活のあり方の方に興味が湧きます。脳への刺激、食生活、そしてもちろん浄霊のあり方です。楽しみな時代を迎えたと言えます。

こんな話をすると、脳に良いサプリメントといった話になるというのが昨今の日本です。都内では4割の方々が何らかのサプリメントを常用しているそうで、驚かされます。こうしたことは対症療法的な考え方ですし、多分に経済至上主義の波に流されている現象です。もっと根本的な考え方をしなくてはいけません。

脳への刺激は、物ではなくて人と人との交流で生まれます。できるだけ一人暮らしを避け、何らかの形で家族を持つということが大切です。そして体に良いとされる食材を工夫して食卓へ運び、皆でそれを味わい楽しむ。ごくごく平凡な生活が貴重なのです。

神経細胞を壊す原因は大体判明しているのですが、薬毒についてテレビなどはCMスポンサ-との関係で取り上げない傾向にあります。知る権利などと喧(かまびす)しく言う割には、だらしないところがあります。

食を通して入り込む薬毒、日常生活で皮膚などから入り込む薬毒、そして過度の投与による薬の影響は深刻です。薬禍薬害をもっと宣(の)べ伝え、本来の健康を確保する人を増やしてまいりましょう。

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メシヤ講座でも紹介した免疫学の権威である多田富雄博士が、脳梗塞の後遺症で身体にハンディを抱えた、ということを最近まで知りませんでした。博士は旺盛な精神力でリハビリに取り組んでおります。脳というものはダメ-ジを受けても直ぐにリハビリに取り組めば、他の部位が補う働きをするようになるということです。

たとえ発達障害を抱えても、きちんとリハビリに取り組めば改善の可能性があると思います。私達が取り組んでいる勉強の場が今後さらに大切な役割を担ってゆくと思われます。一層学びを深め、啓発し合いながら御神業に臨ませていただきましょう。。

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