多賀大社
滋賀県にございます多賀大社は竹生島へ行く前に御神事に行かせて頂きまして、御神事では「たなか」とお声を賜わり、御祭神は伊邪那岐大神と伊邪那美大神で天照皇大御神様の両親とされておりますが、伊勢神宮にても「たなか」と賜りましたので二神から賜ったお言葉を大切にさせていただいておりました。「たなか」と賜りました神社は伊勢神宮と多賀大社、そして籠神社のみでございました。その時のことをよく覚えていますが、多賀大社の御神事の時はまだクナト大神様が伊弉諾尊様ということは知りませんでした。
最近多賀大社のことがふと頭によぎりまして、何故かなと考えますと天照皇大御神様の御存在についての研鑽はさせて頂きましたので、次は伊弉諾尊様のことという事かなと思いましたので今回研鑽させていただきました。
御神書によりますと、
この間多賀さんの奥さんに天照大御神様が懸って、私のことを「主神様」と言ってます。
良いことがあって御祝いに来たのです。「主神様に御祝い願いたい」と言ってきたのです。最後に「主神様に御守護をお願いしたい」と言うのです。これは本当に懸ったのです。そうすると、天照大御神というと世の中ではたいへんな最高の神様のように思ってますが、しかし天照大御神は伊弉諾、伊弉冊尊の子供になるのです。これは神代史にもあります。天照大御神は伊弉諾尊の娘さんになる。ですから分かりやすく言えば私の子になるわけです。
御教え集16号
とございまして、「私の子」ということでメシヤ様(岡田茂吉師)は伊弉諾尊様でもあられるということになります。
Wikipediaでは、古くから「お多賀さん」として親しまれ、神仏習合の中世期には多賀大明神として信仰を集め、御守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子」(おたがじゃくし)の慣わしがあり、オタマジャクシの由来でもあるそうです。
また、「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」
「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」という俗謡もあり、伊勢神宮の祭神である天照大神が伊邪那岐命・伊邪那美命両神の子ということが示されております。
歴史研鑽させていただきますと、
多賀大社の神職は古代から車戸氏が務められておられるそうで、車戸氏はクナト族、出雲族の末裔で、元々祀られていたのはクナトの夫婦神だったそうです。出雲王国が滅亡してからクナト大神は隠され、記紀の創作によりクナト神はイザナギ、幸姫命はイザナミに変えられたとあります。
出雲王国のクナト大神と幸姫命とサルタヒコノミコト様が元々の日本の最高神だったのです。
この三柱の神が日本人を守り、三柱に因んで3の数を聖数とし、「三拍子そろって芽出度い」というのはここから来ています。
結婚式の「三三九度の盃」は、3の聖数にちなんで夫と妻、そして子供の三体で子々孫々と繁栄する祈りだそうです。
九度とは、クナトの意味。そして、古事記ではイザナギノ命が禊をした時に「伊豆能売神」が生まれたと書いているが、それは「出芽(いずめ)」を意味しています。出芽・・いずめ・・出雲の神ということです。
そして8もサイノカミの聖数で、八咫烏の名前も整数が入っていますし、イズモ族はインドから太陽信仰を持ってきたといわれ、太陽の八方に拡がるというのも8が聖数です。8というのは5と3で伊都能売になります。
イズモ族というのは、素戔嗚尊様の出雲族ではなく、御神書でいう大和民族になります。
素戔嗚尊様は御神書では出雲族で歴史では天孫になります。とても複雑ですので私も理解に時間がかかりました。
そして、日本の神々の中で「大神」と呼ばれたのは、クナト大神、イザナギ・イザナミ大神、天照大御神、サルタヒコ大神であり、すべてサイノカミでまたはその化身とされ日本ではサイノカミから来ているということです。
御神書でも、
大神、神、尊、命について
(お伺い)
大神、神、尊、命とどういうふうに違いましょうか。
『人間の一番偉いのは命といい、ふつう人間が死んでつける。尊━これは生きているうちから位のあった人につける。命より上になる。例えば素戔嗚尊などそうである。また神が人間に生まれた場合にも尊をつかう。大神━これは主の神を言い、ただ神と申すときはふつうの神である。主神は体はもたれぬが、ただその表現神はある。すべて神様のことは固定的に考えてはいけない。融通無碍である。しかし国常立尊のような神は大神と言っていい。』
教えの光
と書かれております。大神は主の神ということになります。
去年、御神事で鹿島神宮と香取神宮へ行かせて頂いた時に、タクシーの運転手の方が「ここの人は「息栖神社」も行かれるんですよ」と重要な神社だと伺っておりまして、時間がなくていけませんでしたが今回研鑽させていただきますと、息栖神社の御祭神は「久那戸神(くなどのかみ)」で、クナト大神様でございました。香取はクナト神で、鹿島・香取神宮の御神事はサルタヒコノミコト様がお出ましになられましたので、ここでクナト大神様と繋がったわけです。
そして書籍では鹿島・香取神宮では金縁の龍神様が出雲から香取に伸びておられたのですが、出雲神族は龍蛇族ですからなるほどと思ったわけです。
出雲大社についてはまた、思う時にアップさせていただきたいと思います。
天照皇大御神様・伊弉諾尊様はどういう御存在の御方であったのか。
これから本格的に直接神様がお働きになられますので、特に信仰されておられる方々に読んでいただければ嬉しいです。
今回もお出しさせて頂けて感謝致します。
どうぞよろしくお願いいたします。