御神前・お仏壇の御礼拝
現在までの礼拝作法としまして、
御神前では「一揖 二拝 三拍手 一礼」
お仏壇では「一揖 一拝 二拍手 一礼」
とさせていただいておりましたが、
8月11日から御神前・お仏壇の御礼拝は、古代からの正式礼拝作法「一揖 三拝 三拍手 一礼」とさせていただくことになりました。
御教え
『仏壇には拍手三つ打つ。神道では五十日祭までは拍手の音を立てないがこっちでは音を立ててかまわない。仏は現界でないから二拍手が本当かもしれませんが、正式は三拍手、日月地だから三がよい。いままで地がなかったんですから・・・』
御光話録 (昭和二十三年二月八日)
研鑽させていただきますと、古代での神社の参拝は、「三礼 三拍手 一礼」が正式であったようです。
しかし明治新政府になった際に「神道復古運動」が巻き起こり、政府はそれを利用し、「二礼 二拍手 一礼」に変更させたとされています。
明治以前の日本では三礼三拍手一礼が常識だったそうなのです。
これが本当の正式な神道作法で伯家神道によるものとされています。
また、御教えでは
明治天皇は神武天皇の生まれ代りで、英雄のような、非常に大きいタイプだった。
と書かれております。
歴史からの因縁をよく分からせていただけるのではないでしょうか。
ある説では、三拍手は神を開くに対して二拍手は神を閉じるとも言われているようです。
天の数歌でも三は子が生まれ、繁栄の意味がございますから、ニは子が生まれないので確かに閉じてしまうのかも知れません。
GHQがまず最初に神社を変えたと言われていますから、日本人の霊性を封じ込める為に塩や酒などの中身も変え、参拝方法も変えたのでしょう。
三の意味としましては、天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神を拝するといわれることから三(参)拝と言われており、二礼二拍手一礼というのは元々、神職の作法(玉串を捧げる行為)だそうです。
御教えを通じて考察しますと、今まではお仏壇では二拍手で良かったのですが、現在では仏滅で仏様は神の御位に戻られておりますので、千手観音様に対しては光背の〇を意識し、主神様に繋がらせて頂く想念でこれからは御神前、お仏壇の御礼拝は「一揖 三拝 三拍手 一礼」と正させていただきたいと思います。
これも時期到来なのだと感じております。
また、三という数字は古代から聖なる数と言われ、古代出雲王国の三柱の神を表し、父神がクナトノ大神、母神がサイヒメ(幸姫)、息子神がサルタ彦大神であり、
この三神が日本をずっと守ってくださり、三が聖数となって、現在では三々九度、三拍子などに繋がっているようです。
毎月一つ一つの覚りによって、本来の形に正させて頂き、神様の御教導なしには考えられません。
コツコツではございますが、神様の御意図を体現させていただけるよう精進いたします。
またお読みくださった方々が、御神前での礼拝、神社参拝に行かれる際には、古代からの正式参拝で神様を御礼拝くだされば、神々様が更に御発揮なされるのだと思います。
日本人の目覚めが何より急務と感じます。
そうした方々の御参拝は大変重要で、神幽現の更なる岩戸開きになるのだと感じております。