恵比寿は天照大神の御子

『恵比寿は天照大神の息子』という文書が目に留まり、研鑽させて頂きました。

御神書には、

恵比寿というのは蛭子の尊と言われ、骨なしということになっている。天照大神の息子で毎日釣りばかりして遊んでいたということである。骨なしとは要するに気骨のない人間という意味であろう。

妙智之光

恵比寿は彦火々出見尊、天照大神の御子となっている。

七福神 講話集補95 (S24.9.29)

天照大神の息子の蛭子尊を祭ったのが恵比寿である。

天照大神と恵比寿 講話集補1152

彦火々出見尊は、神武天皇より数代前である。あまり長生きしなかった。若死したらしい。胆も力もある神。天照大神様の甥くらいになる。相当の神であった。八幡様は彦火々出見である。

講話集補 s25.2.5

御神書を御存じの方はお分かりでしょうか?

そうです。恵比寿様は天照大御神様の子で彦火々出見尊様ということになります。

彦火々出見尊様は古い八幡様ですよね。八幡宮の総本宮は宇佐神宮です。

宇佐神宮ホームページ

古事記での蛭子とは、イザナギとイザナミとの間に生まれた最初の神となっております。

今回は坂井洋一先生の「古代出雲王国」の本より研鑽させて頂きたいと思います。

・出雲口伝によりますと、エビスさまは実は事代主であり、事代主とは、武力ではなく言葉で統治するという意味

もともとこの国に最初に文明をもたらしたのはクナト王一族で恵比寿様もクナト族ですが、古事記に出て来る大国主と共に国造りをしたと言われるスクナヒコという神様が恵比寿様(事代主)だそうです。

古代出雲王国は王と副王制で王の役職を大名持といい、副王を少名彦というそうです。

事代主=恵比寿=彦火々出見尊

上記御神書では天照大神の子と書かれているのですから、歴史が示す天照大神様はクナト大神様になり、その子孫が恵比寿様となります。

そして宇佐神宮は元々宇佐族(月読)で、その勢力は強く東九州から西中国にかけての地域が豊王国とよばれた時代があり、豊王国は宇佐にあったとされ、出雲族(クナト族)と同じぐらい古く砂鉄族だそうです。

御神書から考えますと、何故月読系の神社に彦火々出見尊様が祀られておられるのだろうと不思議でした。

しかし、御神事させていただいた長崎県の和多都美神社の御祭神は彦火々出見尊様と豊玉姫命様で、サルタヒコノミコト様とアメノウズメ様がお出ましになられましたが、彦火々出見は恵比寿とございますのでサルタヒコノミコト様がお出ましというのは、何を表わしておられるのか?ということが疑問でありました。

サルタヒコノミコト様というお出ましは、太陽神を示唆致しますとともに、出雲王国を造った出雲族(クナト族)である霊統を表わしておられることなのだと拝察させていただいたのでございます。

❝九州の宇佐八幡宮は、御神体が彦火々出見尊と言はれて居りますが、観音様とは如何なる関係がありませうか❞

『古い八幡様は彦火々出見尊で、これが本当の八幡様である。新しい八幡様は応神天皇である。』観音様が、神様であらせられた時の伯父、甥位な関係になっている。

講話集補76(s24.4.28)

そして、豊玉姫様は宇佐族(月読)で姫巫女と言われていた御方で、出雲族よりも前から日本に住んでいたとされています。その娘が豊来入姫であるアメノウズメ様です。

長崎県の和多都美神社の御祭神の豊玉姫さまにアメノウズメ様がお出ましなのは娘であるということですし、月読を示唆されると拝察されます。

出雲口伝「魏志和国の都」には、史実を隠すために卑弥呼(豊玉姫)は竜宮の乙姫に変えられ、息子の豊来入彦(豊来入姫の兄)がウガヤフキアエズに変えられ、記紀の製作者の命令にはそむくことはできず神話に史実をほのめかすだけだったと書かれております。宇佐家は出雲系宗像社の姫の血を受けているそうですから、突き詰めていくとやはり出雲族と同族だったのかと拝察されます。

日本民族の根幹をなす三大民族とは、出雲族(ドラヴィダ族、太陽信仰、龍蛇神信仰)、宇佐族(ヒッタイト、月神信仰)、徐福族(スサノオ)(中国の秦からやってきたユダヤ系、北辰信仰)とのことで出雲族(大和民族)はインドからやってきたクナト王一族であり、事代主の家系の娘が今迄多くの天皇を産んでおられ皇居に祀られている天皇守護の神いとわれる宮中八神の中に事代主が祀られております。

宮中八神とは、天皇の守護をするため宮中に祀られる8柱の神々だそうで、①神産日(カミムスビ)、②高皇産日神(タカミムスビ)、③玉積産日神(タマツメムスビ)、④生産日神(イクムスビ)、⑤足産日神(タルムスビ)、⑥大宮売神(オオミヤメ)、⑦御食津神(ミケツ)、⑧事代主神(コトシロヌシ)となっており、①④⑤⑧は出雲系(クナト族)で①の神産日は出雲神話ではスクナヒコナ(事代主)の父として登場しますが、実在モデルは出雲国の祖クナト王とのことです。(古代出雲王国参照)

⑥は大宮売神でWikipediaでは伏見稲荷大社の御祭神と書かれておりますし、伏見稲荷大社の考察を読んでいただければ御理解頂けると思いますが、昭和での多賀さんの霊視ではアメノウズメ様となっておりますのでその他の神々様は月読系の神様だと拝察されます。

そして、この血脈が天皇家の大本とされ、大嘗祭(だいじょうさい)という天皇が即位後に初めて行う新嘗祭がございますが、これは出雲王家の王の交代時代の祭りの継承であったのです。日本語もドラヴィダ族のタミル語から出来ていると学習院大学のた故大野晋氏が仰っておられます。

天照大神という太陽神は、8世紀の朝廷によって創作された皇祖神であり、そのまま現代に繋がってきておりますが、上記の血脈が大本となればとても複雑になっているのが分かります。

これからはAIが進み、SNSで近い未来はもう明らかにされる時代に来るでしょう。

岡田茂吉師を信仰されて真っ直ぐ真向かわれておられる方々にも是非考察でご紹介させて頂いた書籍や、出雲口伝をお読み頂いて、御自身が実際に御神書と照らし合わせて読んでくださると、きっと今感じておられる岡田茂吉師という御方の偉大さを更に感じて頂けるかと思います。

歴史なんて全く知らない私が、メシヤ様の御神事を通じて分からせて頂いた歴史でございます。歴史研究者の方々にも岡田茂吉師の御神書を是非お読みいただけたら嬉しいです。まだまだ素晴らしい真理が書かれた書物が沢山ございます。これからも少しずつではありますが、Xにて随時御神書に書かれている部分を発信させて頂きたいと思いますので良かったらお読み頂けると嬉しいです。

次回は、古い八幡様は彦火々出見尊で、これが本当の八幡様である。新しい八幡様は応神天皇である。とございますが応神天皇はメシヤ様(岡田茂吉師)の前世となりますが、こちらの考察も現在させて頂いておりますので近日中にアップさせて頂きたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。