日と月について

天照皇大御神様は太陽神(火)で、伊都能売大御神様は火(日)と月になりますが、月はどちらで属されているのかと、ふと考える時がございました。

今迄明確に月神様をお唱えされたという経緯もございませんし、伊都能売大御神様の中に含まれているのかと、そのくらいの認識で居られる方もいらっしゃるかもしれません。

最近霊視などでもその深い意味について御教導ございまして研鑽しているうちに、偶然ある方に出口王仁三郎氏の「宇宙論」という書籍をお聞きし、これは神界からお知らせ下さっていることだと思いました。

まず月は天地の水気を調整し、太陽か゛酷熱にならないように保護しているそうで、大空と大地の中心を西から東へ運行し地汐によって水を地球に送ったり、引いたりしてその為に満潮、干潮という現象が起こっているそうです。

御教えにも『今迄よく謂われた月の光は太陽の光の反射であるとされているが、同様太陽の燃えるのは月からの水気による事を知らなくてはならない』とございます。

また書籍では、大地の火球は呼気作用を地汐は吸気作用を司り、火球の出口は富士山で地汐の入り口は鳴門であるということだといわれています。

宇宙の中で一番重要で、役目を持っているのが実は「月」だそうで、月はグレーのような色ではなく、透明だそうで、月面の模様は実は地球の五大陸の影が映っているらしく、だからいつも同じ模様だということです。そして月の表面の凹凸は月が星を産んだ跡。そして最初に生まれたのがオリオン座の三ツ星だとのこと。

星の母が月であり、父が太陽。火水(息)を合わせて次々と星を産んでいった。なんだかロマンチックですね。

星の数と人口は同じと御教えにもございます。

水を動かすものは火であり、火を動かすものは水ですが太陽の背後に水球があり、球竿状になっており、水球から水気が適宜湧出して、太陽を助けて火を発し、本来は暗黒である太陽を光輝かせる。太陽は燃えて光輝くのであり、大地も火球があるためにすべてが氷固まらずに地球が存在できるそうです。

そして宇宙には「神霊原子」というものがあり、「火素」や「水素」の作用によって「精気」が発生し、それで「電子」が生まれ電気になる。この電気を乱用すると邪気が充満し、空気が濁り、悪病が発生し、害虫が増加するそうですが、宇宙無限の火水の活動によって新陳代謝が行われているので、その働きは祓戸四柱の大神の働きで、其至粋至純の精気によって世界は完全に治まるそうです。

この宇宙を創っている根本元素は言霊であり、七十五声の言霊によって万有万物は創られはじめにゝ(ス)の言霊が宇宙万有の大根本だと書籍では書かれていました。

まさに当教会の御神体様を表わしています。

出口王仁三郎氏の宇宙論は神から見た宇宙の姿らしく、地球は「球」ではなく、「地平」(フラットアース)であり、星や地平は自転もしない。動くのは月だけなのだそう。

星や太陽は二つの球がつながった鉄アレイのような形をしているそうです。

科学では月は太陽の400分の一、地球の4分の一とされているそうですが、「神示の宇宙」では月は太陽と地球と同じ大きさだとのこと。

そして月だけは球竿状ではなく、球体であり、その半面は水で透明でもう半面は火なのだそうです。

月が私達の目に見えるのは、上線を月が運行している場合で、下線を通過しているときは見ることができない。

月は西から東へ回転し、上線の半分を運行の時は「月読命」、下線つまり見えない半分を運行している時は「素戔嗚尊」の活動とされています。

星の父母である太陽と月は、何と地球から産まれている(霊界物語 第一巻20章)とのこと。

また、単に陰陽二元論ではなく、三元論であり、厳(火)+端(水)=伊都能売ではなく、端(水)が厳(火)を合して伊都能売であるという点が重要だという。

これが出口王仁三郎氏の説かれる宇宙論です。

Bが厳でCが端。CはBを含んでいるA(伊都能売)になり、BはCを含まない。

『天照大御神様は本当に人を救うという力はないのです。それから月読尊も御祝いに出ました。(中略)それで月の神様と日の神様の両方でなければ救えないのです。そこで日と月が両方ピッタリとして出るのが光なのです。光というものは日も月も両方とも光はありますが、本当の光の力というものは両方がピッタリ合わなければ出ないのです。ですから私から出る浄霊の光も、そういった日と月の両方の光なのです。』と御教えにございます。

天照大御神様は人を救う力はない、と仰せになられるのは意味深ですし、月がないといけないという意味にもとれます。

深く拝読させて頂かないと中々、メシヤ様の深いお仕組みが分かりません。

当教会では、御神名の天照皇大御神様とお唱えさせて頂く中で、更に日と月の一対を意識させて頂くことが重要だと考えておりますが、いかに尊い御神名なのかと再認識させていただきました。

何故なら上記で書かれていますとおり、宇宙を創っている根本元素は言霊であり、その前に想念をしっかりと合させていただく事が必須だからです。

口先、形式だけでは何にも発動されないのが神界でございます。

大本では、『神界とは、草木などの一切のものは創造神の愛によるものと、その存在と教えが真実として、信じる心によって構成されていて、言葉にならない程神々しく、美しいもの』といわれています。

とても素晴らしい言霊の文章ですので、何度も言霊に発してみてください。神々しく、愛の溢れた神界だということを感じとられ、きっと魂に響かれるでしょう。

御浄霊力も、この想念を以てするならば力が違ってくるでしょう。

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