御講話 ⑧観音様の仕事は三十年で完成する

いままでは一の経綸で、それは平河町へ応神堂という名で指圧療法の店を出した。それが去年の五月一日で、そのときには家内を大森へおき、たった一来た。これで一で始めたわけです。このときに天から降臨したわけになる。それからだんだんとひらけて、第一に観音会という会が一月一日にできる順序となり、今日のような発展をした。その速さは驚くべきもので、如何なる宗教もひういう速さは例がない。いままで百年かかるところでも一年くらいでやる。百倍の速さです。いままでの文化は三千年かかっている。三千年の文化は間違った文化だった。しかし、間違ってこなかったならば、物質文化は発展しないから、わざとそれを発達させられた。今度は、一気に魂を入れられる。ちょうど画でいうと体の形、手足などは画いたがまだ眼が入らぬ。今度は目を入れる。その目を入れるのには三十年かかる。やはりこれも百分の一です。で、観音様の仕事は三十年で完成する。ですから、ちょうどいままでの宗教の百倍の速やかさで行く。三千年かかった宗教を、三千年の間に生まれた宗教、それを一つにまとめて統一される。それが三十年で統一される。こういう具合になっていく。これが天地経綸の真相ですが、実に神秘極まるもので・・・・

 

御講話 昭和一〇年一〇月六日

 

【御講話篇1 P130】

 

 

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