御光話録17号 ⑥毒の硬軟は固結年数および毒素の種類によって違うのか?
(お伺い)
毒素の硬軟はその固結している年数および毒素の種類によって違うのでしょうか。溶解速度に遅速の差異を生ずるのはなぜでしょうか。毒素が溶解する場合何倍くらいに増量するものでしようか。疑結した毒素が折れたりひびが入ったりして痛苦を生じることはありましょうか。
『毒素の硬軟が違う原因はいろいろでね、一つや二つの原因じゃないんです。服んだ薬の性質にもよるし、その人の浄化作用の強弱にもよるし、またその人の環境にもよるんです。職業なんかでも違いますからね。頭ばかり使う人は毒素が頭によるし、手で仕事をする人は手によるし、その使う場所によって違うんです。それから、その人の想念によっても違いますしね。いろいろあるから一概に言えませんね。溶解速度の遅速もいろんなことで違ってくるんです。浄霊してもらう先生によっても違いますしね、その先生の霊力の強い弱いですね。それから話す言葉にもよります。話が急所を衝いてれば、なるほどと思いますからね。心が違うとまた違ってくるんです。誠の多い少ないですね。やっぱり心と心とが相通じるんですからね。毒素は何倍になるかって、そりゃあ直径一寸くらいの塊でも溶ければこのくらい(約八、九寸)になりますよ。漢方薬なんかを持薬にして一年も飲めば、膿が何升出るか何斗出るか分かりませんね。あるいは何石かもしれない。西洋の薬は割に量が少ないことが多いけど、永く服めばやっぱりたいへんな量になりますからね。漢方薬なんかをお茶の代わりに服む人もありますが、そんなのも水分は外に出ますが薬は残りますからね。それが溶けて出るときにはだいたい元通りに服んだときと同じくらいになると思えばいいでしょうね。そんなのが痰とか排泄物なんかで出てくるわけですね。それから折れたりひびが入ったりすることはありませんよ。そんなに固いもんじゃありませんからね。
【御講話篇2 P527】