体験記に学ぶ④
前回に続き体験記を通して「問題解決」を図る具体的な手法を紹介いたします。体験者の赤裸々な報告に感謝しつつ、学びの一助としていただければ幸甚です。
体験記・補
『魚の目に御守護』
大分県九重町 藤原マサヱ
浄霊三時間を二回
二、三ヶ月前から左足に時折痛みを感じるようになりました。当初は仕事も苦にならず過ごしておりましたが、三月になってから日増しに痛みが酷くなりました。
おかしいと思いよく見ると、左足小指と薬指の間に少し黒ずんだ魚の目ができているではありませんか。ビックリしてしまいました。歩くたびに指と指がこすれて痛くて堪りません。
思わず出張中の楳木先生に電話で相談をいたしました。先生は「足の付け根と痛いところを交互に浄霊しなさい」と言われました。速実行に移し、その日は約三時間にわたり浄霊をいたしました。
二日目の浄霊を終えて、貼り付けていたテ-プを剥ぐと、スル-と魚の目がくっついて取れてしまいました。何ということでしょうか。それっきり痛みがなくなりました。本当にありがとうございました。
油断を反省して、心新たに
振り返ると、介護を受ける主人のことでストレスが溜まっていたこともあります。また、仕事と家事に疲れ、神様へのご参拝を怠った日もありました。‘今日は疲れているから、一日ぐらい許してもらおう’と軽い気持ちになっていました。油断した気持ちが足元に来たのかな、とも反省しました。
私は、ある問題を解決していただき、二度と同じ問題が降りかかってこないように御神体をご奉斎させていただいたにもかかわらず、「喉元過ぎれば・・・」の喩え通り、気の緩みが出たのでした。反省いたしました。
しかし、メシヤ様との糸は繋がっておりました。感謝の気持ちときれいな心でご浄霊に邁進して行こうと思っております。ありがとうございました。
≪学び≫
問題解決のお世話
問題解決のためにお世話する場合、まず早急に手を打たなければならないものもあります。問題を抱えた人は前に出ることも後ろへ退くこともできない状態にあるケ-スが多いので、弁護士や教育者、警察官や行政関係者、医師など専門家に関わってもらい、具体的な対処を致します。
同時進行で、問題を抱えた人の自己変革の手助けを致します。手助けをする上で鍵になることは次の三点です。
① 問題には出発点があります。その出発点が何時なのか、何が原因なのか、話を聞きながら辿ってゆきます。出発点まで辿ることができたら、そこから改めてゆけば必ず解決します。
② 出発点で問題の種を発生させた原因には、育つ過程で身に付いた精神の癖があります。中には、先天的なものもありますが、そのことを意識してもらうことから始めなければなりません。前回までにお話した、勘違いや取り違い、判断ミス、見切り発車等々の原因はここにあるからです。
また、厳密に言うと、日常の心・言・行によって堆積した霊の曇り、前世からの因縁によるものもあります。これらを総称して霊の曇りと呼んでおります。曇りの発生源を解消するために浄霊がなくてはなりません。
③ そして、二度と同じ問題を繰り返さないためには、曇りが発生しない生活を送ることが大切です。感謝の生活、正しい生き甲斐を持った生活、明るく心豊かに徳積みを重ねる生活、という日々を過ごすようにこまめなお世話をします。
油断こそ要注意
さて、前回までの久民さんは、問題解決の途上ですので、以上の三点を反復しながら生活を積み重ねることが欠かせません。最も大切なことは、体験記にまとめた学びを決して忘れないことです。凡人は忘れてしまいますが、非凡になるためには忘れないことが重要な要素になります。
そして、これからの過程の中で、藤原さんの体験が非常に参考になります。物事が少し順調に進み始めると、油断したり、隙ができたりする傾向にありますので、要注意です。
それにしましても、藤原さんは3時間に亘って自己浄霊をし、翌日も同じように実践して目の醒めるような奇蹟をいただきました。浄霊による御守護は日常茶飯事のごとくいただいておりますが、魚の目がこのように早く、しかもスル-と抜け出たケ-スは初めてです。大変感動いたしました。
徹する心があったので、新たな問題解決が許されました。