「世界救世(メシヤ)教 復興事業」を開始

私は、7年前にメシヤ教の御神業を始めるに当たり、「世界救世(メシヤ)教 復興運動」として展開する予定でした。しかし、『まず本来の宗教活動の見本を提示するように』という神様のご指示があり、教団紛争の真相を暴露する書籍の出版計画等を中止いたしました。そして、ゼロから布教活動に取り組んでまいりました。

全くのゼロからのスタートでしたので、あるサイトからは「個人レベルの活動のよう・・」と軽視され、前所属教団からは「ママゴト的活動」と揶揄されましたが、草創期の追体験をさせられた感懐を持っています。

また、わずか数人の方々でしたが私の取り組みを支持してくださいました。その方々には、前教団から非難中傷を受けるなどの大変なご苦労をお掛けいたしました。しかし、七年が経ち、数霊学の通り準備が成り、活動の基盤が整いました。時期の到来と共に「運動」から「事業」化することに相成りました。

平成19年早々から、これまでのメシヤ教としての御神業に加え、

 「世界救世(メシヤ)教 復興事業」

として取り組みを開始いたします。

何故この事業が急浮上して来たか、と不思議に感ずる方もいらっしゃるかと思います。実は、ここ数ヶ月間にメシヤ様を教祖と仰ぐ教団でありながらも、本来のメシヤ様の愛に包まれることなく、「信仰地獄」に陥り苦しんでいる方がたくさんいらして、その方々へお会いしました。「何ということか!」という衝撃を受けるほどの様相でした。

その方々の救済へ取り組みつつ、「何故このようなことが頻発するのであろうか」という疑問が胸を突き上げてきました。もとより現・世界救世(きゅうせい)教の現状は「いづのめ」のブログで知られるように悲惨な状態です。

神様からこれほど偉大な御力を賜わり、これほど真理に透徹した御教えを賜わりながら、その任を果たし切れていないことは非常に残念なことです。同時に、人類にとって多大な損失であります。

先ほど来指摘したような時代の実相に対して、教団としての「教・論・律」を提示する取り組みを怠ってきたツケのように思われてなりません。(しかし、これは善意に解釈した上での話です。)

やはり、『開教の辞』で述べられた『悪のトドメ』に対する阻止策・防御策であろうと考えることが妥当であると思われます。メシヤ様ご自身でさえ、「ご法難」、「ご法難の再発防止という名目下での御神業への制約」、「ご法難の後遺症による短命化」と、上手に邪魔され続けました。まして人間おやであります。

その結果、本来の在り方から逆行することを強いられたのです。

行使できる力が強いだけに道を踏み誤る危険性も多い、ということは御教えに説かれている通りです。ここは厳として、「宗教の使命」を果たす働きかけをせねばなりません。もっとも、全ご論文、問答形式の全御教え、全詩歌集を持たぬ教団があることも確かなので、著作権の消滅した今は共有化を図らねばならないということも必要ではあります。

何故なら教団紛争があったからこそ、私もそれら全てを手にすることができたからです。この点だけ、唯一「教団紛争は浄化であった」と受け止めることができます。浄化の後は必ず良くなる訳ですから、大いに改善してゆかねばなりません。

『開教の辞』で示された課題である『各般に渉って漸次組織形態は固より、活動の形式も新しく生れるのは勿論である。』、『(御神体や御守りなど)時期の推移に従って漸次発表する段取りとなる』、『全世界を救はなければならない。とすれば世界的に拡充する必要がある。世界救世(メシヤ)教の名に因る所以である。』について、私は7年の歳月を掛けて検証を重ね、確信を得ました。

それに基づいて平成19年の御神業を推進させていただくために、「事業化」の話が加わったのです。

御心を受け継ぎ、実行しようと決意する人々と手を携えて

『観音講座』の第一講座『主神の御目的と天地経綸の真相』では冒頭に次のように述べられています。

『是(こ)れから説く事は世界の大秘密である。それを愈々(いよいよ)暴露するのであります。今迄は夜の世界であった。それ故諸々(もろもろ)の穢(きたな)い事が匿(かく)れて居(お)ったのであるが、観音様が此の世に現れた為に霊的に日が出た事になり、愈々秘していたことが眼に見えて来た。其(その)見えて来た儘(まま)をお知らせするのであり、それで今迄の迷いを去り、不安を除き去るのであります。』

メシヤ様は最高位のご神格の下に絶対力を行使すると共に、そのご生涯を懸けられて『大秘密を暴露する』ことに努められました。そのご生涯には凄まじさを感じますが、特に『判らんお経を唱えられて、有り難いなぞとは一種の変態心理だと思う』とまで述べられているところは、圧巻でさえあります。

その御心を受け継ぎ、実行しようと決意する人々と手を携えて「世界救世(メシヤ)教 復興事業」を展開してまいります。それが本当の意味の『超宗教』的活動に繋がる道です。

平成19年も御神業を皆様と共に担わせていただくことをワクワクしながら楽しみにいたしております。(平成18年12月23日の「メシヤ降臨祭」お話の骨子を一部割愛し加筆いたしました。)

 

「世界救世(メシヤ)教 復興事業」 

趣意書

1. 昭和25年2月4日に開教された「世界救世(メシヤ)教」を復興し、派生した教団を統合し包括被包括の関係を構築し、人々がメシヤ様の恩恵に普遍的に浴することのできる体制をつくる。

① 経典の編纂を執り行ない、御教えの共有化を計る。
② 「開教の辞」で示された内容を具現化する。
③ 具体的救済事業を推進する。

2. メシヤ様を教祖と仰ぐ教団が起こす問題への対策を進める。

① 反社会的行動について是正を促す。
② 反社会的行動の犠牲となり、被害者となった人々を具体的に救済する。
③ 全教団の情報交換を促進すると共に、本来の宗教活動の在り方を提言する。

3. 自然農法の普及を図り、人々の食の安全に寄与する。

① 自然農法実施者の育成(農業者へ本来の自然農法を指導する)。
② 自然農法の普及(消費者へ本来の自然農法を指導する)。
③ 生産・流通・販売のシステムを確立しつつ、進捗と共に各教団へ生涯を捧げた人々に寝食の場を生産地で提供する。

 

平成18年12月メシヤ講座より

 

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