御神業の三本柱への考え方

そこでもう一度御神業の柱というものを考えてみますと、浄霊というものがあり、自然農法というものがあって、自然農法を考えてゆく時に先程の住環境の清掃だということを申しましたけれども、同時に私達の日常生活は化学物質だらけです。

大体25年経っていない家屋は化学物質に汚染されている、と言われています。判り易いものがクロスに使用される接着剤です。乗用車なども新車は随分と化学物質が残存しています。有毒物質軽減を評価されるメーカーもあるようですが、フロントガラスなどは接着剤のみで留められている訳ですから、如何に強力なものが使用されているかが判ります。

絶えず換気を心掛けねば危険だと心得ておくべきです。その他日常の生活用品全てにわたって化学物質が使われています。界面活性剤が使われていますと、皮膚の中へドンドン浸透します。恐ろしい訳です。それらのために、男性の場合は精子の減少、女性の場合は第一子の流産率の増加という深刻な事態を招いているのです。

人間の生命力、種の保存能力が非常に弱体化されているのですが、その最大原因が化学物質であるのです。そうしたことに対する啓蒙活動を懸命に取り組まねばなりません。

そして、御神業の三本柱に芸術というものがあります。この芸術生活ということも浄霊が中心になる訳ですね。卑近な例を引いて考えれば、女性の場合幾ら化粧を施そうとも、中身である心が大事であるということです。また、一皮向けば血膿だらけ、薬毒だらけ、とご指摘いただいております。それでは本来の艶は出てこないのです。

それからもう一つは、今中国からドンドン汚染物質が飛来してきていますが、同時に狂犬病の問題が昨今取り上げられています。オリンピック開催が迫るにつれて、あらゆる問題が世界の耳目を集めつつあります。

そこで、本日は興味深い書籍を紹介しておきます。「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」(中西輝政著・PHP新書)です。著者をご存知の方も多いと思います。平易な表現で整理されて書かれています。その中にこんな下りがあります。

[トインビーやシュペングラーらの「日本文明独自論」のヒントになったのは、幕末から明治にかけて来日した欧米人―貿易商や外交官、お雇い外国人―の日本見聞録でした。彼らが異口同音に口にしたのは「日本は他のアジアとは違う」ということでした。]

来日した欧米人は、当初日本を中国と似たような文化を持つ島国と見なして来日するのですが、日本と中国が余りに違うのに仰天することになった、というものです。「ヨーロッパ人でもないのに、こんなに商いの約束を守る民族は、スエズ運河以東では見たことがない」という感嘆です。本文には興味深く続きます。そして次のように結び付けています。

[すなわち、「十戒」という神の命令によって行動を律する西洋文明と違って、日本では、「きれい」あるいは「汚い」という美的感覚に基づいて、自らの行動を律している]

これは、非常に参考となるのではないでしょうか。

平成19年6月メシヤ講座より

 

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