種子を選ぶ留意点

***札幌支部書き込みより***

皆様おはようございます。札幌支部ML担当です。

伊都能売観音様入仏記念式典、誠におめでとうございました。遠路、ご参拝された皆様、お疲れ様でございました。またお目にかかれる日を楽しみにしております。

直会で話題になりました、家庭菜園で自然農法を行う場合、種子を選ぶ際に留意する点について、改めて整理して投稿します。

もちろん、自然農法(無肥料、無農薬)の種子が手に入れば、それが一番良いのですが、手に入らない場合の留意点、ということで御理解下さい。

なお、○○自然農法とか○○自然栽培と謳っていても、人為肥料(有機肥料、ぼかし肥、動物性堆肥など)を使っているものもあります。また、有機栽培のものは、有機肥料はもちろんのこと、認められている農薬を使用しているものもありますので、ご留意ください。

○ 種子消毒していない種子
発芽後の病気を抑えるため、薬剤をまぶしている種があります。 「○○剤処理」「種子消毒済」と表示されているものは避けましょう。

○ 固定種(在来種)
種の袋に「○○交配」と書かれているものは、「交配種(F1)」と呼ばれる一代雑種です。交配種の中には、自然の営みとはかけ離れた方法で作り出された品種もあります。固定種(在来種)と呼ばれる、代々種を取り続けてきた品種がありますので、そちらを選びましょう。地元の種屋さんに、地域の固定種(在来種)を尋ねてみるのも良いでしょう。埼玉県の「野口種苗」さんは、固定種(在来種)に特化したオンラインショップを運営していますので、そちらでも購入でき、数量限定ですが無肥料種子が販売されることもあります。

○ 採種地はできるだけ近い所のものを
種袋の裏を見てみましょう。採種地(国名または都道府県)が書かれています。できるだけ「地元に近いもの」、なければ「日本国内のもの」、やむなく「海外のもの」の順で選びましょう。ただ、野菜の種の自給率は1割程度と言われていますので、国内産の種子を見つけることは、品目によっては難しいものもあります。国内の採種農家が高齢化により減少しています。国内産の種子を購入することは、希少な国内の採種農家を支えることにもなります。

○ 豆類はぜひ自家採種を
枝豆、さやいんげん、さやえんどう等さやの段階で食べる豆類や大豆、黒豆、インゲン豆などは、種採りが簡単です。ぜひ、自家採種に取り組んで、あなただけの「世界にひとつだけの豆」にしていきましょう。

 

 

平成25年10月メシヤ講座より

 

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