日本と世界の宗教について

(質問者)メシヤ様が〝『アメリカを救う』をお書きになられたのは何故か″と思っていましたが、現代ではやはりメシヤ様の御教えが広がっていかなければならないのですね。

(先生)〝本来の宗教がどういう順番で生まれてきたか″という教えというのはメシヤ様しかないわけです。

三千年前に朝鮮半島から素盞嗚尊(すさのおのみこと)が押し寄せてきたので日本の主宰者である伊都能売神皇(いづのめしんのう)様は絶対平和主義で皇位を天照天皇に譲って海外へ出られてインドへ降って仏教をお創りになられたのです。

素盞嗚尊(すさのおのみこと)は400年弱日本を治めたけれども性癖によって国が乱れたので、そのことを見てとった、中国から宮崎の高千穂峡に潜んでその情勢を見ていた神武天皇が東征して日本を治めて天皇家の始祖となったのが、2600何年という皇紀の歴史なのです。

素盞嗚尊(すさのおのみこと)は国を乱したという叱責を受けてキリスト教を作ったわけです。キリスト教はそれを挽回するために世界にキリスト教圏を広げていったのです。

キリスト教圏を広げる上で根っこにあるのは〝人類は最強の存在なので世界を征服する″という考えです。

強い存在ということだけでは人間というのは過ちを犯すということで“そういうものではない”ということからイスラム教ができてきたわけです。

ですから人間は弱い存在だとしてイスラム教を創っていったのです。

弱い存在だから〝女性は目以外を出してはいけない″としたのです。悩ましいところが男に映ると男は愚かな人間なので襲うから女性の色っぽいところは全部隠させたのです。

それから豚というのは雑食なので、人体には良くないので「豚は食べてはいけない」とする戒律が生まれてきたのです。それだけでは良くないので断食をしてお腹の中を全部空っぽにする時期を作らないと人間は生きていけないということで断食月を作るというように戒律を構成していったのがイスラムの教えなのです。

そういうように〝日本を征服したところから生まれてきている″のが世界の宗教の根っこにはあるのだということを教えてくださっているのはメシヤ様だけなのです。

ですから、それだけの世界観を持って各宗教を見つめているのは岡田茂吉教祖を教祖と仰いでいる信者さんしかそういう大きい考え方はできないのです。

しかし、残念ながら過去の教団はそこまでのことを教えていないので非常に狭い考え方の信者さんになってしまっているのです。

ですから、今回のメシヤ講座を通してメシヤ様から教えられていることを根底において一つ一つを見直していくと人間という存在の大きさとか偉大さがより一層認識できるのではないかと思います。

ぜひ年配者の方も後45年くらいはありますので、そういうことを積み上げて行ってみんなに啓蒙をして行ってください。

(質問者)霊界へ行ってからそれはできますか。

(先生)できません。生きている人間を変えない限りダメなのです。

霊界は霊界の各宗の支配者がおります。その教祖の元に集ってやっていかないといけないのです。ですから現界にいるうちに一人でも目覚めさせておかないといけないのです。

まあ、みなさんはこうしてメシヤ講座を学んでいますからメシヤ様の集団の中に入れていただけると思いますがね。

しかし、世界宗教をこのように考えることができるのは他所の教団にはないのです。

メシヤ様の教えに基づいてもう一度世界の宗教を研究していかないと、こういう考え方というのはできないわけです。

(質問者)こうして話を聞くと岸本英夫先生とその弟子たちがまとめた「世界の宗教」にまとめられた各宗の成り立ちと見事に順番があっているなあと感心させられました。

メシヤ講座・特選集にイスラムの事が出ていましたので世界の宗教のことを勉強しておかねばと思い取り寄せて読んだばかりです。

(先生)そういうふうに繋いでいかないと地上天国はつくれないからね。

こういう話がわかる人達と一緒に地上天国を建設していかないと、ただただ浄霊一筋だけでは地上天国はできないのでね。宗教観が確立されていかないといけません。

(質問者)相手の宗教のことも分かっていかないといけませんね。

(先生)ということで世界宗教の講義になりましたが、時間になりましたので終わらせていただきます。

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【御教え イスラエル民族と日本人 昭和24年1月7日】

【問】イスラエル民族と純正日本人との関係(純日本人━天孫民族━イスラエル民族と存じますが)――

【答】いろんな説があるが、私の解釈は違ふ。イスラエル民族はユダヤで、純正日本人とは関係はない。猶太の本元は素盞嗚尊で、朝鮮民族である。素盞嗚尊が世界を放浪して、今でいふユダヤのエルサレムへ住居して、朝鮮民族とヨーロッパ人との混血児(民族)が出来た。これがイスラエルの祖先である。十二人の子を生んだが、之が十二の流れである。その中の一種族は二千年前(イエス昇天後間もなく)東の方面へ行って帰らぬ。それは支那の後漢時代(北方へ住む進歩的民族。勢力扶植せんとしたが支那は進歩的でない)日本の九州へ渡来して天孫民族となった。日本民族はコーカサス方面から来た。今のアイヌ族と、出雲朝━朝鮮民族は最初出雲へ来た。その後、越後、越中方面から信濃、茨城方面へ相当入った。それから右の天孫民族である。純正の日本民族は、弥生族で、これ等が混血しているのである。

【御教え 瓊々杵尊と日本民族】

【問】皇孫瓊々杵尊と日本民族に就て――

【答】瓊々杵尊に就ては今言えない訳がある。日本民族は日本、朝鮮、支那の三人種が混血したものである。本来の日本民族は絶対闘争しない。大和民族が征服されてから戦いが起った。

日本の歴史は戦争の歴史である。然し乍ら、他民族が入ったために、仏教等の文化が日本へ入ったので、これがやはり神の経綸である。

【御教え 日本と天孫民族】

【問】天孫民族に就て――。又、天孫民族種が一番最初に神様によって造られたのでせうか。

【答】天孫民族は支那の漢族で、瓊々杵尊とは漢の英雄である。これは確実な事はいえぬが、猶太ではないかと思ふ。といふのは、イスラエルの十二種族の中、一種族だけが東方へ行ったきり帰らぬといふ事で、それは支那へ行った。そして支那で何かしようとしたが、支那では国が栄えていて、事を挙げる事が出来なかった。それで日本へ来たものと思ふ。

もう一つ、ユダヤ民族は放浪癖があり、一個所に固定しない。それでその支那へ渡ったものの中の一族が九州へ渡り、鵜茅葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)となり、神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)となった。当時山に居たんで、誰言ふとなく天孫民族といった。富士山に住んでいたといふ説があるが、これは本当ではないと思ふ。天孫民族は二千数百年前のものである。

神が一番最初に人間を造られた時は、何万年か何十万年前か分らぬが、木の葉の着物を着ていた時は随分古い事である。

素盞嗚尊が日本へ渡来し日本を征服した。それを又神武天皇が征服した。そして今日迄日本を支配した。要するに、朝鮮系と支那系が日本を征服したので、原住の大和民族は下積みとなり、埋もれてしまった。本当の日本人は被支配者となった。

素盞嗚尊は神須佐王、速須佐王、武速須佐王と三代続き、それから大国主命となった。

日本歴史は朝鮮支那両民族の天下の奪り合いで、大抵の戦いは此両民族の争いが多い。であるから、日本には人民の歴史はない。これは外国とは大いに違ふ。外国では人民の歴史が多い。日本だけは支配者の歴史である。これからが人民の歴史になる。

徳川家康は大国主命の霊系の直系である。天皇は多く神武天皇の霊系である。南北朝もそれで、南朝が素盞嗚尊、北朝が天孫の系統で、之は寧ろ歴史に歴然としている。

天理教の御筆先にも「日本の真の柱は唐人や」と書いてある。大本教でも支那の盤古大神(支那民族の先祖)が渡来して、日本の天皇になったと言っている。瓊々杵尊と神武天皇の間には意外な事がある。

 

平成25年9月メシヤ講座より

 

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