御垂示録6号 ③出雲系天孫系の特徴

それは出雲系は・・・素戔嗚尊は月だから、「ツキ」というのは突くと言うのです。ですから、刀なんか月の形になっている。「ツキ」というのは突くと言うことで、征服すると言うのは「ツキ」の働きです。いまの文明は「ツキ」の働きです。ボクシングをやること、あれは素戔嗚尊の系統です。「ヒ」は引くと言うので求心的なんです。徳によって慕って集まってくるというのが、火の系統の性格です。征服して覇道的にやることが、月の系統です。いままでは月の系統のやり方ですね。今度は昼間の火の系統の働きになり、引きつけるのです。天孫系のほうは、だいたい火の系統なんです。引く系統なんです。日本の天皇は、引くほうの系統です。だから二○○○年も続いている。「ツキ」のほうだとなかなかそうは続かない。物事を決めようとする・・・そういういままでの考え方や説き方は・・・だからいけない。決めないのです。経緯結ぶというので、千変万化で、両方が必要であって、両方のどっちかではいけない。突くほうもあれば、引くほうもある。根本は引くほうでなければならない。それが伊都能売の働きなんです。悪の世の時代と、五六七の世の時代とは違う。月の時代に引くと負けるが、いまのようになればいい。

 

(御講話篇4 P49)

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