御教え集31号 ②節分は国常立尊様が押し込められた日
昨日は立春で、一昨日は節分ですが、この節分というのは大本教にたいへん関係があるのです。最初大本教を開いた神様は国常立尊という神です。この国常立尊という神様は、鬼門の金神と言って、鬼門に押し込められたということになってます。この神様について話してみます。この神様は三千年の間隠退されて、その間霊界にいて閻魔大王となっていたのです。それが今度「艮の金神はこの世に閻魔と現われて、世の立て直しを致すぞよ」というお筆先があります。そういうわけです。それについて、最初のお筆先に「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ」ということと「今度は炒り豆に花の咲く時節が参りたから、神も嬉しいぞよ」というお筆先があります。節分には豆をまきますが、これは、そのときの邪神の総大将が天若彦尊という神様ですが、そのときに「炒豆に花が咲いたらふたたび出てこい。それまでは出られないように押し込める。」ということなのです。ですからしてあの豆まきということは、そういう意味なのだそうです。これは信じられないことはないです。ところが、それに対してお筆先には「今度は炒豆に花の咲く時節が来るぞよ」というのですから、炒豆に花が咲いたわけです。それがいつかというと、明治二五年に始めたのですが、私は一昨日の節分の日にたいへんな神秘、奇蹟があったのです。それは、これからいよいよ国常立尊様が表面に現れるというわけです。「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ」という「艮の金神の世になりたぞよ」ということは、自分が世界の支配権を握るということです。それが、いままでは霊界だったが、これからは現界に現れるのです。それが一昨日その型があったのです。神様はすべて型でやり、型を見せるということになってます。ですから一昨日現われた型というのは、私は三年も前から努力していたのです。それがだんだん延びていて、一昨日それがはっきり出たのです。そこで私は非常に喜んでいるのと、大いに祝ってよいと思っているのです。では、その結果どういうことになるかというと、これは閻魔大王というのですから、審判の神様です。つまり善と悪とを立て分ける、善は栄え、悪は滅びるというお働きです。それがこれからははっきり現われてくるわけです。その点から大いに変わるわけです。世界も、特に日本がそうです・・・霊界から言うと日本が元ですから・・・。ですから、つまり霊界が明るくなるわけです。明るくなるということは、勿論火素が増えるわけですから、今年あたりから病気がボツボツ増え始めるわけです。それからいろんな悪いことも秘密なことも浮かんでくるわけです。最近いろんな汚職事件があっちからもこっちからも出てきますが、これもいままでは珍しいことです。これもソロソロ最初の現われのように思われるのです。そういうわけで、ある時期にゆくと、病気の増えるのも・・・これは一遍になりそうです。ですからそうなったら、いつも言うとおり、とても忙しくなりますから、いまからその覚悟をしていてよいです。その代わり信者の人でも、少しボヤボヤしていたり、あるいは神様の言われることに違ったりすると、手厳しくやられることになるのです。それもボツボツ出ているようです。これはあなた方もよく知っているでしょう。それで、お筆先「神厳しくなると人民穏やかになるぞよ」というのがありますが、これは非常におもしろいです。そこで、人間が我を通していばったり、言うことを聞かなかったりするとやられる、ということがだんだんひどくなるわけです。
【御講話篇12 p187】
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