御教え集16号 ①肺病は胸は問題ではない

よく肺病で胸が悪くて肺から熱が出たというが、肺から熱が出るわけはありません。あれはお医者が分らないからです。もし肺から熱が出れば肋間神経痛の場合です。これは圧すと痛いのです。息をしても痛いのです。肋間神経痛か肋膜です。肺自身から出ているのは肺炎です。肺炎はいったん毒が溶けて肺に入って行くからで、結核は肺から熱が出ることはまずないとみて良い。ところが、信者の古い人はそうでもないが、新しい人は、肺病というと胸の病気のように思って、胸ばかりやっているから、それで治らないのです。肺病というのはたいてい肩からです。頸のまわりの病気が肺病と思って良いです。

というのは、ここから熱によって溶けたものが肺に入るからです。それでお医者さんはラッセルやレントゲンで診て胸が悪いと言うのですが、そんなことはありません。頭からここ(頸のまわり)の毒が溶けて肺に入るのです。肺病という場合は胸は問題ではないのです。ただし肋間神経痛はここに熱があるのです。これは痛いから分かります。それから肋膜のほうは息をすると痛いのです。肋間神経痛は身体を動かしたり、またじっとしていても痛いのです。それで、骨をちょっと圧してみると痛いからじき分かります。

【御講話篇8 P208】

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