家を建ててはいけない場所

質疑応答

受講者

先ほど、地震のお話の中で、家を建ててはいけない場所についてのお話がありましたが、

私の知り合いが、墓地だった場所を、今更地にして販売されている土地の購入を検討しているのですが・・・。

楳木代表

そこには、やはり住むための家は作らないほうがいいとのこと。

しかし、商売で、例えばレストランや、喫茶店など食べ物屋を作る時などはそういうところがいいわけです。それは、墓地の人が寂しいから人を呼ぶので、やたらと人が来て、商売が成り立つと言われています。

だけど、そこに住んではいけない。

受講者

商売はいいのですか?

楳木代表

商売はいい。

受講者

ちなみにね、大阪の○○デパートなんかも、結局そういう場所に建てて火災にあって多くの方がお亡くなりになっていたりして・・・。

楳木代表

だから、栄えたのにそれを社会に還元していないからそういうことが起こるわけ。

自分だけが儲けてね、これは皆さん方のおかげだということで、還元していないので焼けたりするわけ。

そこへいくと、北海道のルックという居酒屋がありますが、知っていますか?

それは、メガネ屋さんが作っているんです。メガネ屋で儲けたお金を庶民に還元するという意味でルックという、札幌で一番安くて、たくさん食べられると評判なところなのです。新鮮な刺身などをどんどん提供している。これは、儲けた分を還元したいと、美味しいものをたくさん食べてもらおい、喜んでもらおうという姿勢でやっているので、両方成り立っていっているわけなのです。

しかし、デパートのようにあれだけ儲けたのに、社会に還元していかないと、そういうことになってくるのかということであります。

受講者

他に、家を建てる場合に注意することはありますか?

楳木代表

道路よりも下に作ってはいけない。道路よりも上になるようにというのが、メシヤ様の御指示としてはあるわけです。それから、今のような、昔なんであったか、墓地だったらまだいいのですけれど、皆さん方が、ほとんど知らない墓地に埋葬できない人たちをどうしてたか、聞いたことないでしょ?

昔、墓地に埋葬できるというのは、それだけの経済力や共同体があったから、墓地が作れたわけです。しかし、墓地を作れない人たちはどうやっていたか?

ほどんど川べりに持っていって、そういうところに少し掘って埋めている。これを通称「の」と呼びます。「の」というところに埋葬したということなのです。

葬式ができたということは、経済力がないとできないので、そういう経済力がない人たちは「の」というところに埋めていたのです。川べりに、よく幽霊が出たりするのは、そのために出てくるわけです。

だから、古い人たちに聞くと、あそこは「の」と言われていたのを知っているので、そういうところへは家を建てない、と。その土地の古い人たちにいろいろ土地のことを聞いていかないと本当のいい場所とか、問題の場所とか、わからないところがある、と。

受講者

それで、子供が遊んでいると水難事故とかが起こるわけですか?

楳木代表

そうです。子供の頃、泳いでいるとよく足を引っ張られたとかいうことがあるでしょ?

それは、そういうことがあるからなので。

だから時代が進んでくると、供養塔なり、ここはこうゆうところだということで、公園か何かで盛り土を一箇所作って、慰霊碑などを建てて、ここだけはそうした場所なので敬虔な気持ちでお過ごし下さい、とかいうようなことをしていけば・・・。

受講者

私の田舎の近所とかにも、そういう場所がありますね。けれど、そういう場所のすぐそばに家を建てたっていう人は、結構不幸な方が多いように思います。

楳木代表

そうですね。

日本が江戸時代だった頃の、世界の状態を考えていくと、ヨーロッパではご婦人がたがスカートを履いていましたが、あの中でトイレをしていたわけなので。だから、香水が必要だったのです。

そうすると、その頃の着ているものだけでも、その頃の生活というものを見ていくのと、ファッションだけを見ていくのと・・・、ほとんど人間生活というのは見ていなかった、と。

江戸が非常に綺麗だったというのは、トイレの処理が非常に上手だったということです。

長屋に桶を一軒一軒置いておいて、溜まったものを、汚穢屋が毎日取りに来て、それを農業に利用していたので、江戸は綺麗だったわけなのです。

そういう役割を担っている人と、毎日決められた時間内にきちんと出しておくなど、そういうふうに日本人はきちんとしていたので、美しく、清潔に保たれていたわけです。

そういうシステムがないところは、便を野積していたわけで、非常に不衛生だったわけです。ひどいのは、そこへ行ってみんなトイレをしていたと、江戸時代までは。

だから、権力者たちが、いろんな街づくりをしていきながら、清潔感を保つために、街の整備をしてくれたおかげで、我々は今世界一清潔な生活ができるようになっているわけです。

いろいろと話が広がりましたけれど、昔どのような生活をしていたかということを見つめていかないと、住む場所とか、そういうものはよほど吟味していかないといけないということです。

今、これだけ空家が増えてきたので、その空家を買うときにも、前は何だったかと見ていくといいんじゃないかなと思います。家も、十年以上空いている場合は、中が傷んでいるので十分気をつけないといけませんが。

 

平成28年5月メシヤ講座鎌倉支部より

 

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