御教え集30号 ③どんな物にも霊がある

どんな物にも霊がありますから、霊がある以上人間の扱い方や愛し方によって違うということを知っておくと、すべてにたいへんよいです。それでは植物とかそういう物だけかというと、こういう物(器物)もそうです。これは本当の無機物ですが、こういう物でも始終愛すると違ってくるのです。だから、古い骨董品などが良いということはそういうわけで、古い物ほど多くの人が見て楽しむというために味わいが出てくるのです。古い茶碗などは、ほとんど言いようがないほど、おもしろみや味わいがあるのです。それは人間の霊がたくさん入っているからです。ですから新しい物で良い物があっても味わいがないということは、その点にあるのです。まして農作物というような物とか、花を人間が見て楽しむという物は、人間次第でたいへんな違いです。そういう物に糞をかけたりするのは良いわけがないです。根本はそこにあるのですから、さっき言ったとおり、火、水、土の霊気が溶けて、そうしてそれが、一つの、見えざる力とも言うし、Xと書きましたが、名のつけようのない、それがあらゆる物の基になるのですから、肥料というのはそれです。土というのは物質なのですが、その土の中に三位一体のコントロールされた霊気が満ちて、そしてその霊気は濃くなったり薄くなったりするのですが、穢さないで、人間が愛すと濃くなってくるのです。それが肥料なのです。

 

 

【御講話篇12 P150】

コメントを残す